さくらのVPS講座 第2回:さくらのVPSでできること

VPSちゃんとハトのイラスト

今回の内容

第1回で、VPSとはどんなサーバーサービスなのかを解説しました。
第2回では数あるVPSの中でも、「"さくらのVPS"にはどんな特徴があるのか?」をご紹介します。

様々なOSを利用できます

用途に応じて、CentOSやUbuntuなど、様々なOSを選択することができます。現在提供中のOSは「提供OS一覧」でご確認いただけます。
リモートデスクトップ環境としても利用可能なWindows Serverもご用意しています。
また、ユーザー自身でISOイメージをアップロードすることで、提供されている以外のOSをインストールすることも可能です。
OSの解説

スタートアップスクリプトで簡単に環境構築できます

「スタートアップスクリプト」というサービスを使って、アプリケーションのパッケージのインストールや、サーバーの各種設定作業を簡単に実行可能です。まるでレンタルサーバーのように予め用意された環境から、サーバーの利用を開始することができます。
また、さくらインターネットの公式スクリプトには、簡単にソフトウェアをセットアップすることができるものもあります。現在提供中のスタートアップスクリプトは、「スタートアップスクリプト一覧」でご確認いただけます。
スタートアップスクリプトの説明

スケールアップで簡単にスペックアップできます

利用している途中、アクセス増加などでサーバーの処理性能が足りなくなったり、ディスクの容量が足りなくなったときなどは、元のデータはそのままで上位のプランに簡単にスケールアップすることが可能です。
この時、IPアドレスなども元のまま引き継がれますので、サーバースペックの増強に伴う面倒な手続きが必要ありません。
スケールアップの説明

パケットフィルターで簡単にアクセス制限を設定できます

従来はサーバー内でコマンド入力によって行っていたアクセス制限を、コントロールパネル上で設定できます。
難しい操作を必要とせず、自分が使用したいポート番号によるアクセスのみを簡単に許可して、セキュリティ性を高めることが可能です。
パケットフィルターの説明

複数のサーバーをローカルネットワークで接続できます

さくらのVPSは、ローカルネットワークを利用することができます。
ローカルネットワークを利用すれば、同じリージョンの同じゾーン内のWebサーバーとデータベースサーバーを通信させるような場合に、インターネットから隔離された通信が可能です。
また、ハイブリッド接続等のオプション契約を結ぶことで、異なるリージョン(石狩・東京・大阪)や異なるゾーン間のVPSや、さくらインターネットの他のサービス(さくらの専用サーバPHY・さくらのクラウド)ともローカルネットワークで接続することができます。
ローカルネットワークで接続例

まとめ

VPSは、 レンタルサーバーのように安価で手軽に、そして専用サーバーのように自由にサーバーをコントロールすることができるサーバーサービスです。
そしてさくらのVPSはさらに、 サーバー初心者でも使い始めやすい様々な機能 が提供されています!
そうした個人のお客様にとってもオススメなさくらのVPSですが、実は企業法人のお客様にもたいへん多く採用いただいています。
企業法人に採用される理由

企業のお客様は一般的に、個人用途よりも大掛かりなサーバーが必要になることが多くなります。

実際にとても負荷の高い大規模なWEBサービスを稼働させる場合は、より高性能なサーバーとして、さくらの専用サーバーPHYやさくらのクラウドが選択肢にあがります。
しかし立ち上げたばかりのWEBサービスでは、そういったサーバーはオーバースペックな場合もあります。

そんな時、さくらのVPSであれば、前述のスケールアップ機能などを駆使すれば、 後からサーバーの性能をアップすることができますし、ローカルネットワークで既にご利用の専用サーバーなどと接続することもできます。
その為、Webサービスを立ち上げたばかりで、初期段階でコストを抑えたい場合(スモールスタート)には、さくらのVPSは大変オススメな選択肢となるのです。

個人も法人も安心して便利にご利用いただけるさくらのVPS、是非どんどんご活用ください!