シークレットマネージャ
[更新: 2025年2月13日]
「シークレットマネージャ」の仕様詳細や作成・利用方法についての説明ページです。
注意
本サービスはβ版提供となります。
またお申し込みの際には後述の事前申請が必要となることをご了承ください。
概要
シークレットマネージャは、お客様のシークレット情報を安全に管理・保管するためのサービスです。 コントロールパネル上では「シークレット保管庫」として管理され、暗号化された状態でシークレット情報が保存されます。
セキュリティ シークレット情報を暗号化して保存し、厳格なアクセス制御により機密情報を保護します。
集中管理 複数のアプリケーションやサービスで利用されるシークレット情報を一元的に管理でき、運用効率が向上します。
仕様
本サービスで提供されるシークレットマネージャの仕様は以下の通りです。
仕様 |
詳細 |
---|---|
シークレット値の最大サイズ |
65,536 バイト(約 64 KB) |
1契約に保管できるシークレット数 |
100個 |
API リクエスト |
毎分100リクエスト |
※APIリクエスト数については目安となっております。アクセス過多の場合にはスロットリングされる場合がございます。
利用手順
シークレットマネージャは以下の手順で作成・設定を行います。
注意
シークレットマネージャのご利用にあたっては事前にKMSサービスのご利用が必要となります。
シークレットマネージャの利用申請
画面上部の「オプション」の項目より表示される「エクストラサービス」を選択します。
「エクストラサービス」の作成ボタンをクリックし、サービスの項目より「シークレットマネージャ」を選択します。
当社にて申請内容の審査を実施し、審査結果につきましてはご契約者様へメールにてご連絡を行っております。
※審査には5営業日程度かかる場合がございます。
シークレット保管庫の作成
左メニューの「グローバル」カテゴリ内にある「シークレット保管庫」をクリックします。作成済みのシークレット保管庫がある場合はメイン画面内にリスト表示されます。新規に作成する場合は「追加」ボタンをクリックします。
シークレット保管庫の新規作成画面が表示されるので、必要な項目を選択・入力し、作成ボタンをクリックします。
各項目の説明は以下の通りです。
使用するKMSキー(*) |
暗号化に用いるKMSの暗号鍵を選択します。 |
---|---|
名前 / 説明 / タグ / アイコン |
サーバやディスク、他のアプライアンスと同様に、わかりやすい名前設定やタグ、アイコン機能による分類が可能です。 |
※「*」は必須項目です
※シークレット保管庫一覧画面から対象のシークレット保管庫をダブルクリック、または選択後に「詳細」をクリックするとシークレット保管庫詳細画面が表示されるので、この画面内の「削除」ボタンをクリックすることで作成済みのシークレット保管庫を削除できます。
シークレット情報の登録
シークレット保管庫の詳細画面より「シークレット」のタブを選択します。
登録画面が表示され、名前の項目と値の項目を入力し追加ください。
名前(*) |
シークレットの値を取り出すための一意の名称となります。 |
---|---|
値(*) |
シークレットの名前より呼び出される値となります。 |
※「*」は必須項目です
APIの利用
API エンドポイント
https://secure.sakura.ad.jp/cloud/zone/{ゾーン名}/api/cloud/1.1/secretmanager
※ ゾーン名は提供中の全てのゾーンが有効です。
主要な API 操作
Vault(シークレット保管庫)関連
GET /vaults シークレット保管庫の一覧を取得します。
POST /vaults 新規シークレット保管庫を作成します。
GET /vaults/{resource_id} 指定したシークレット保管庫の詳細情報を取得します。
PUT /vaults/{resource_id} シークレット保管庫の情報を更新します。
DELETE /vaults/{resource_id} シークレット保管庫を削除します。
Secret(シークレット)関連
GET /vaults/{vault_resource_id}/secrets 指定したVault内のシークレット一覧を取得します。
POST /vaults/{vault_resource_id}/secrets シークレットの作成または更新を行います。
DELETE /vaults/{vault_resource_id}/secrets シークレットの削除を行います。
POST /vaults/{vault_resource_id}/secrets/unveil シークレットの復号を行い、情報を取得します。