アプライアンスの基本操作
[更新: 2025年9月18日]
概要
アプライアンスは、サーバと設定済みのソフトウェアを組み合わせて作成される特定の機能を持つ仮想機器です。お客様側でサーバを作成し、OSのセットアップや各種ソフトウェアをインストールする手間なく、必要な機能をすぐにご利用いただくことが可能です。
現在提供中のアプライアンスは以下の通りです。
管理・操作
各アプライアンスでは共通して以下の操作が行えます。
新規作成・管理
アプライアンスはコントロールパネル左側の「アプライアンス」カテゴリ内より選択いただけます。
注意
いずれのアプライアンスも、サーバやディスクなどと同様に選択されたゾーンに作成されます。アプライアンスの新規作成、既存アプライアンスの操作時はコントロールパネル左上のゾーン選択メニューのゾーン表示にご注意ください。
電源操作
アプライアンスはサーバと同様に電源操作が可能です。対象のアプライアンスを選択後、上部にある電源操作メニューで対象の操作を選択します。詳しくは 電源操作 のページを参照ください。
設定の反映
ロードバランサ、VPNルータでは、コントロールパネルでの設定画面が複数個所に渡るため、設定変更結果をアプライアンス側に「反映」する操作が必要となります。設定変更後は必ず「反映」ボタンをクリックしてください。
事前メンテナンス
注釈
本機能は今後メンテナンスが予定され、 メンテナンス予告 に対象として掲示のあるアプライアンスでのみご利用可能な機能です(メンテナンス予定のないアプライアンスではボタンが表示されません)。また、メンテナンス内容や環境等により機能をご利用いただけない場合があります。 
「事前メンテナンスボタン」が表示されていないホストメンテナンスにつきましてはバックアップ側が対象となっているため、お客様によるアプライアンスの移行作業は不要です。
アプライアンスでは、一部の種類を除いて通常のサーバと同様にいずれかのホストサーバに収容されて動作します。そのため、ホストサーバがメンテナンス等でダウンする場合はそのホストサーバ上で動作するアプライアンスもサービスが一時的に停止しますが、「事前メンテナンス」ボタンを押下した時点で対象ホストサーバからの移行作業が行われ、弊社予定のメンテナンス時間にとらわれずお客様の任意のタイミングによりメンテナンスを実施することが可能です(事前メンテナンスが完了したアプライアンスは弊社予定のメンテナンス時間にはサービスに影響を及ぼしません)。
ボタンをクリックすると注意事項が表示されます。よくお読みになったうえで作業を実行してください。
メンテナンスによる断時間
「事前メンテナンス」は弊社予定のメンテナンス日時に行う作業と同様の動作が行われるため、同程度のサービス断時間が発生します。プランごとのサービス断時間の目安は以下の通りです。
サービス種別  | 
サービス断時間  | 
|
|---|---|---|
ロードバランサ  | 
シングル  | 
10分程度の断時間が1回  | 
冗長構成  | 
10分程度の時間をおいて数秒程度の断時間が2回  | 
|
VPNルータ  | 
冗長化なしプラン   | 
10分程度の断時間が1回  | 
冗長化ありプラン   | 
10分程度の時間をおいて数秒程度の断時間が2回  | 
|
NFS  | 
10分程度の断時間が1回  | 
|
データベース  | 
10分程度の断時間が1回  | 
|
注釈
断時間は目安であり、作業の内容や状況により前後する場合があります。
よくある質問と回答
「よくある質問と回答」のページにアプライアンスの項目をまとめています。質問事項がありましたらまずはこちらを参照ください。
- アプライアンス
- アプライアンス全般
 - 自動バックアップ
 - ロードバランサ
 - エンハンスドロードバランサ
 - VPNルータ
- VPNルータ障害時の復旧時間はどのぐらいですか?
 - VPNルータを冗長化構成で構築したが、障害時に正常に切り替わりませんでした。
 - VPNルータのサイト間VPN機能で複数の対向Prefixを設定した場合、一部のPrefixで通信できないことがあります。改善する方法はありますか?
 - VPNルータの性能目安はどのぐらいですか?
 - VPNルータのリモートアクセス機能でL2TP/IPsec接続をした場合、複数クライアントから接続ができないことがあります。改善する方法はありますか?
 - YAMAHA製ルータとのサイト間VPNがうまくいきません。
 - VPC内部に仮想サーバを使用してセグメント分けされている際にサイト間VPNにて通信させることは可能ですか?
 - サイト間VPNの接続一覧画面で、状態が「UP」となっている場合の詳細を教えてください。
 - NAT環境内にあるWindowsからVPNルータへL2TP/IPsec接続すると切断されてしまう場合があります。
 - ヘアピンNAT(NATループバック)には対応していますか?
 - サイト間VPN接続拠点とWireGaurd接続拠点間の通信を、VPNルータにて折返し中継できますか?
 
 - GSLB(広域負荷分散)
- GSLBをフェイルオーバ目的で使えますか?
 - GSLBを負荷分散目的で使えますか?
 - GSLBの実サーバに登録された全てのサイトが落ちた時(ヘルスチェックが全て失敗した時)はどうなりますか?
 - GSLBに同時接続数、セッションなどの上限はありますか?
 - GSLBを利用するにあたり、ユーザ側で必要な作業は何ですか?
 - GSLBの実サーバに設定可能なIPアドレスに制限はありますか?
 - GSLBで重み付け(weight)の設定はできますか?
 - GSLBで、ドメイン名本体(“example.com”や”example.co.jp”など)をロードバランシング対象ホストとして設定することはできますか?
 - GSLBでソーリーサーバの設定はできますか?
 
 - DNS(アプライアンス)