WithSecure 関連製品¶
[更新: 2024年9月30日]
マーケットプレイスで提供する「WithSecure 関連製品」についてのページです。
1. 概要¶
WithSecure 関連製品は、WithSecure Elements Endpoint Protection(以下、WithSecure Elements EPP)を提供するサービスです。
2. 製品・サービスの情報¶
WithSecure Elements EPPの製品サービス、ライセンスに関するメーカーが公開する基本情報の解説です。
本マニュアルは、メーカーが定める製品・サービスの固有名称・機能名称の定義を優先し記載を行います。
注釈
弊社提供仕様は 3. サービス概要
より確認ください。
2.1 製品・サービスの概要¶
WithSecure Elements EPPは、エンドポイントのデバイスを保護するセキュリティサービスのアカウントおよびライセンスを提供するサービスです。
EPPのためホスト環境のアンチウィルス/マルウェア(以下、AV/Malware)の対策、集中管理するサービスです。
withsecure構成イメージ図
重要
本解説は、主にサーバー向けのライセンスに関する解説となります。
2.1.1 製品、ライセンス¶
WithSecure Elements EPPは、サーバーOSの種類と機能によりライセンスが異なります。
ライセンス(サーバー)の種類
ライセンス名 | 利用単位(認証単位) | 説明 |
---|---|---|
Elements EPP for Servers | サーバー単位 | Windows Serverの台数単位に認証、機能を利用するライセンスです。 |
Elements EPP for Servers Premium | サーバー単位 | WithSecure Elements EPPのライセンスにデータガード、アプリケーション制御を追加したライセンスです。 |
Elements EPP for Linux | サーバー単位 | Linuxの台数単位に認証、機能を利用するライセンスです 。 |
注釈
クライアント、サーバーのライセンスの違いは、有効化可能な機器、価格の違いとなります。ラインセンスの基本仕様に違いはありません。
2.1.2 製品、サービスの機能¶
項目2.1.1のライセンスにより提供される主な機能は、下記となります。
WithSecure
サービス名 | 主な機能 |
---|---|
Elements EPP for Servers | DEEPGUARD(ふるまい検知) パッチ管理 機器制御 ファイアウォール管理 マルウェア対策/マルチエンジン 高度なウェブ保護 |
Elements EPP for Servers Premium | Elements EPP for Serversの機能 データガード アプリケーション制御 |
注釈
Elements EPP for Serversの基本機能は、WindowsOS、LinuxOS共通となりますが、LinuxOSの仕様上機能に制限が発生する可能性があります。
2.1.3 機能説明¶
項目2.1.2の各機能の概要となります。
機能概要
機能名 | 説明 |
---|---|
データガード | 動作のルールセットを活用、マルウェアなどによるファイル/フォルダの変更を防御 |
アプリケーション制御 | 作成済ルール、または管理者により定義したルールによりアプリケーション、スクリプトの実行をブロック |
DEEPGUARD 6(ふるまい検知) | 怪しいプログラムのふるまいを観察(監視)、感染を防止します。 |
パッチ管理 | 機器の一部ソフトウェアのを可視化、修正パッチの強制アップデートが可能です。 |
機器制御 | 機器デバイスの接続制限が可能です。 |
ファイアウォール管理 | 管理ポータル上でファイアウォールの設定変更、ステータス管理が可能です。 |
マルウェア対策/マルチエンジン | パターンマッチ、サンドボックス、ふるまい検知の複数スキャンエンジンにより実施します。 |
高度なウェブ保護 | ブラウザへのアクセスに対し不審、禁止コンテンツが含まれるアクセスを阻止します。 |
2.1.4 動作環境¶
WithSecure Elements EPPの利用は、下記の環境によりご利用が可能です。
Elements EPP for Servers 動作環境
Elements EPP for Linux 動作環境
ネットワーク要件
API Reference
https://connect.withsecure.com/api-reference/elements#get-/organizations/v1/organizations
2.1.5 ブラウザ環境¶
WithSecure Elements EPPは、WithSecure Elements 管理ポータルにアクセス、プロファイルやルールを設定、利用します。
下記のブラウザ環境が推奨されます。
- Microsoft Edge
- Chrome
- Firefox
注釈
Chrome、FireFoxのブラウザは、最新のメジャーバージョンの上位二つが推奨環境となります。
2.2 メーカードキュメント¶
WithSecure Elements EPPに関する各機能の詳細な説明、操作方法は、下記のドキュメントをご参照ください。
WithSecure | User Guides
https://www.withsecure.com/userguides/withsecure.html
WithSecure | Welcome to WithSecure Community
2.3 リリースノート、チェンジログ¶
WithSecure Elements EPPの更新・変更点は、下記リリースノートにより随時公開されます。
WithSecure | Elements Endpoint Protection Portal Changelog
2.4 EoS/EoLについて¶
WithSecure Elements EPPのメーカーより公開されるEoS/EoLは、下記となります。
https://www.withsecure.com/jp-ja/support/product-lifecycle-announcements
3. サービス概要¶
弊社マーケットプレイスより提供するWithSecure 関連製品(WithSecure Elements Endpoint Protection)に関するサービスの解説です。
3.1 サービス仕様¶
WithSecure Elements ポータルにより管理、サーバー上のセキュリティを管理・強化するサービスです。
- 発行されたアカウントおよびライセンスを利用、ポータル上のAgentをサーバーにインストール管理、設定をします。
- 各種セキュリティ機能により不正プログラムやマルウェアなどを検出、隔離、削除を実施します。
- WithSecure Elements ポータルによりプロファイルの適用、ルール設定などの操作を一括管理します。
3.1.1 サービスプラン(ライセンス)仕様¶
弊社WithSeure 関連製品は、下記のサービスプラン(ライセンス)によりサービスを提供いたします。
サービスプラン(ライセンス)一覧
サービスプラン(ライセンス)名 | 対象ライセンス | 説明 |
---|---|---|
Elements EPP for Windows Servers x5 | Elements EPP for Servers | アカウントの発行、ライセンス(Windows OS)を提供 サービスプラン数:1に対して、ライセンスを5バンドル(5サーバーまで利用可能) |
Elements EPP for Windows Servers Premium x5 | Elements EPP for Servers Premium | アカウントの発行、ライセンス(Windows OS)を提供 サービスプラン数:1に対して、ライセンスを5バンドル(5サーバーまで利用可能) |
Elements EPP for Linux x5 | Elements EPP for Linux | アカウントの発行、ライセンス(Linux OS)を提供 サービスプラン数:1に対して、ライセンスを5バンドル(5サーバーまで利用可能) |
3.1.2 サービスプラン(ライセンス)の名称規則¶
提供するサービスプラン(ライセンス)は、下記の命名規則により提供します。
Elements EPP for Windows Servers <製品名(WithSecure省略)、機能名、for、対象OS、対象機器、バンドル数>
参考例)
Elements EPP for Windows Servers x5
注釈
機能名は、EPP/EDRにより異なります。
EDRは、サーバーコントロール(イベント)の検閲を強化した製品です。
3.2 提供仕様の補足¶
下記は、提供仕様に関する補足となります。
3.2.1 ライセンスの認証について¶
ライセンスの認証に外部アクセスが必須となります。
注釈
WithSecureは、ホストのUUIDなどを収集、管理することでセキュリティ機能を有効化、認証先を特定します。CloneによりVMを複製、重複する際は管理機能の動作不良を起こす可能性があります。
3.2.2 サーバー環境について¶
メーカー公開の仕様は、製品機能単体の推奨環境となります。
アプリケーション、OSによる多重したリソース消費が予定される際は、余裕のあるリソース環境の準備を検討ください。
注釈
環境および運用に於いて、必要リソースが可変します。必要リソースは、検証のうえご利用ください。
3.2.3 さくらのクラウド以外のご利用について¶
弊社検証は、さくらのクラウド上に於いて実施し提供をいたします。
その他のサービスに於いても動作環境を満たすことでご利用は可能ですが、弊社外のサーバーサービス、リソース環境の仕様はサポート外となります。
弊社外のサービスに利用される際は、ご利用されるサービス、または契約先にご確認のうえご利用ください。
4. 利用の流れ¶
サービスプラン(ライセンス)申し込み方法に関する解説となります。
4.1 申込みの流れ¶
下記はサービスプラン(ライセンス)の申込から利用開始までの流れの概要となります。
申込フロー
1.(お客様) コントロールパネルよりお申し込み
2.(さくら) お申し込み内容を確認、申込受理後
3.(さくら) ライセンス手配を実施
4.(提供元) アカウント有効化メールを送付
5.(さくら) ライセンス受領後、お客様へライセンス通知書を送付
6.(さくら) サービスのステータスを利用中に変更、月額課金開始
注釈
アカウント招待メール内のリンクに有効期限はございません。
重要
開始目安によりライセンス提供日の目安を設定可能です。本機能は申込日を起点に同日の2ヵ月先までの指定となります(土日祝除く)
4.2 追加申込の流れ¶
下記はサービスの追加申込から利用開始までの流れの概要となります。
申込フロー
1. (お客様) コントロールパネルよりお申し込み
1.a(お客様) 既存アカウントへの追加項目を入力
2. (さくら) お申し込み内容を確認、申込受理後
3. (さくら) ライセンス手配を実施
4. (提供元) アカウント有効化メールを送付
5. (さくら) ライセンス受領後、お客様へライセンス通知書を送付
6. (さくら) サービスのステータスを利用中に変更、月額課金開始
重要
既存アカウントへの追加
項目に指定が無い際は、新規にアカウントを発行します。
4.3 解約の流れ¶
サービスプラン(ライセンス)解約申込から利用終了までの流れの概要となります。
終了後は、お客様にてインストールされたAgentを削除ください。
解約フロー
1. (お客様) 必要情報を添えて弊社サポート窓口へお問い合わせ
2. (さくら) 営業時間中にお申し込み内容、お客様情報を確認
3. (さくら) ライセンスの解約の手配を実施
4. (さくら) お客様へライセンス通知書を送付
5. (さくら) 解約月内にサービスの廃止(削除)を実施
6. (お客様) サーバー内のAgentを削除、またはサーバー、ディスクの利用を削除
注釈
サービスの廃止(削除)は、受理日に応じて当月、または翌月と前後します。
重要
受理後、月末迄にさくらのクラウドコントロールパネルよりサービスプラン(ライセンス)は削除されますが、有効期限の月末までご利用が可能です。
5. 評価ライセンスの申込¶
WithSecureは、お客様により事前に評価、または機能検証を行うライセンス発行が可能です。
評価ライセンスは、コントロールパネルよりお申込みください。
評価ライセンス内容
評価利用期間 | 最大30日(メーカー発行日) |
---|---|
評価利用対象者 | 弊社会員登録、クラウドアカウントを取得済のお客様(法人) |
評価利用、提供回数 | お一人様(会員ID、クラウドアカウント)、各サービスプラン1ライセンス迄 |
お申し込み方法 | コントロールパネルからの申込 |
提供ライセンス | 評価ライセンス |
数量 | 1ライセンス |
利用アンケート | 評価利用後にアンケートをご依頼する可能性があります |
注釈
評価ライセンスの提供範囲に弊社サーバーサービスは含まれません。異なる期間およびサーバーサービスの検証希望を合わせて行う際は、営業窓口へお問い合わせください。
5.1 評価ライセンスの申込フロー¶
下記の情報を本文、またはリクエストフォーム項目に入力後、リクエストフォームよりお問い合わせください。
申込フロー
1.(お客様) コントロールパネルよりお申し込み
2.(さくら) お申し込み内容を確認、申込受理後
3.(さくら) ライセンス手配を実施
4.(提供元) アカウント有効化メールを送付
5.(さくら) ライセンス受領後、お客様へライセンス通知書を送付
6.(さくら) サービスのステータスを利用中に変更
注釈
請求情報は0円で表示されます。
5.2 評価ライセンスの解約フロー¶
評価ライセンスのみのご利用、有償ライセンスの追加申込が無い場合は、30日を経過後、発行したアカウントを弊社にて終了します。
弊社にて期間超過後に自動的に実施するため、お客様による申込作業などはございません。
解約フロー
1. (さくら) 評価ライセンスの期限超過を検知
2. (さくら) 評価ライセンスのみをご利用中のWithSecureアカウントを削除
3. (さくら) コントロールパネルより対象のサービスを終了(削除)
注釈
アカウント継続利用の際は、評価ライセンスの有効期限が超過するまでに有償のサービスプラン(ライセンス)をお申し込みください。
5.3 アカウントの継続利用(評価ライセンス)¶
評価・検証後、有償のライセンス申込を行うことでアカウントを継続利用することが可能です。
詳細は、 4.2 追加申込のフロー
により申込ください。
注釈
評価ライセンスにより発行された既存アカウント(OEP*****)を指定ください。
5.4 評価ライセンスの注意事項・禁止事項¶
評価ライセンスは、下記の注意事項を確認のうえご利用ください。
注意事項・禁止事項
- 評価ライセンスにサポートは付帯されません。
- 評価・検証用を超えるご利用は出来ません。
- 評価ライセンスの再発行、または複数アカウントにより申込により評価・検証を目的としないご利用は出来ません。
- 評価ライセンスの転売は、出来ません。
6. サポート¶
サービスサポートに関する解説となります。
6.1 サポート内容¶
サポートは、仕様・機能回答、ライセンス・契約、bug・不具合問い合わせとなります。
また、提供仕様、お客様との責任分界点、国内法上の観点から下記はサポート対象外となります。
- 管理権限上弊社によりお客様利用中のOS、システムへのログインによる操作、切り分け、logの出力は受け賜わることが出来ません。
- log解析・不具合発生時の切り分け操作。お問い合わせの際は、操作方法、ネットワークの疎通、logを確認・正常動作と切り分け後に事象を添えてお問い合わせください。
- セキュリティ機能に関するテスト方法の助言、テストファイルの提供など、不正アクセスなどの助長になり得るサポートは受け賜わることができません。
- 評価ライセンス(trail OS/アーカイブ、クーポンによる利用)は、サポート対象外となります。
- 一部を除き、弊社提供する契約のサポートは、弊社窓口による受付となります。メーカー直接の問い合わせ窓口では回答が受付されない可能性があります。
注意
config・log確認、SI・開発・構築・設定代行、システム全体を俯瞰したテクニカルサポート、製品トレーニングなどのお客様毎に個別最適化が必要となるサポートは、サービスに含まれません。
注釈
有償による個別のSI・開発・構築・設定代行は、営業により個別提案となります。お求めの際は、弊社営業窓口へお問い合わせください。
6.1.1 サポートに関するお問い合わせ¶
製品、サービスに関する仕様、不具合・bugに関するお問い合わせは、下記をお客様情報と合わせてお伝えください。
製品・サービスの仕様お問い合わせ テンプレート
メーカードキュメントの該当する機能名、該当ページを追記いただくと対応がスムーズとなります。
WithSecureアカウント名:
製品Version:
対象サーバーOS:
該当機能名:
確認・お問い合わせ内容:
注釈
仕様確認は、単体機能に分けたお問い合わせを推奨いたします。
重要
弊社営業担当より開発、または運用保守を個別提案・契約中のお客様は、弊社営業担当へお問い合わせください。
bug、不具合のお問い合わせテンプレート
再現方法、再現手順を記載いただくと対応がスムーズとなります。
WithSecureアカウント名:
製品Version:
対象サーバーOS:
発生時刻:
事象状態:継続/非継続含
該当機能名:
確認・お問い合わせ内容:
再現方法:
その他:
発生時のログ、エラーの画面キャプチャ、log
製品サポートにサーバー環境の保守・運用・管理代行は含まれません。また、製品自体の利用設定・および情報の管理はお客様となります。
事前にリソース状況および環境に問題が無いか切り分け後にご連絡ください。
注釈
製品・サービスのお問い合わせ(仕様確認)の際に 個別のSI・開発・構築・設定代行
に接触するお問い合わせはお控えください。
重要
弊社営業担当より開発、または運用保守を個別提案・契約中のお客様は、弊社営業担当へお問い合わせください。
6.1.2 サポート内容とお問い合わせ先¶
弊社サポート窓口からお問い合わせください。
WithSecure 関連製品を未契約のお客様は弊社営業窓口へのお問い合わせとなります。
- 弊社営業窓口
- WithSecure 関連製品を新たにご利用、検討されるお客様は、弊社営業窓口へお問い合わせください。
- 弊社サポート窓口
- ご利用中のお客様によるお問い合わせは、弊社サポート窓口へお問い合わせください。
注釈
製品・サービスのサポートについて、メーカーへの直接お問い合わせは、お控えください。
重要
ボリュームディスカウントを想定するお問い合わせは、営業窓口宛へお問い合わせください。