ユーザデータの保存場所

[更新日:2025年10月09日]

さくらのクラウドにおける、ユーザデータの保存場所は、以下の通りです。


表の読み方(例)
「ディスク」の保存場所は、ユーザーが選択したゾーン内となります。「選択ゾーン」は、石狩第1、石狩第2、石狩第3、東京第1、東京第2のいずれかです。冗長化は提供されていません。冗長化が必要な場合は、ユーザ側で実装する必要があります。


サービス名

保存場所

冗長化

ディスク

選択ゾーン

なし

アーカイブ

選択ゾーン

なし

ISOイメージ

選択ゾーン

なし

NoSQL

東京第2

なし

DBアプライアンス

選択ゾーン

あり(※1

エンハンスドDB

選択リージョン

あり(※2

シンプルMQ

東京第2

石狩第1:オブジェクトストレージ

NFSアプライアンス

選択ゾーン

なし

オブジェクトストレージ

石狩第1

なし

コンテナレジストリ

石狩第1:オブジェクトストレージ

なし

クラウドHSM

東京第1

石狩第2(バックアップ)

KMS

東京第1

石狩第2(バックアップ)

シークレットマネージャ

東京第1

なし

モニタリングスイート

※3

なし

ワークフロー

※4

なし

AppRun

東京第1および東京第2で実行

※5

API Gateway

東京第2で実行

なし


※1:DBアプライアンスの冗長化

  • プライマリ・セカンダリ構成とすることで、同一ゾーン内での冗長化が可能です。セカンダリは、通常使用はできませんが、障害時には自動で切り替わります。ゾーンをまたぐプライマリ・セカンダリ構成はサポートされていません。

  • リードレプリカ構成とするとこと、同一ゾーン内での冗長化が可能です。同一ゾーン内にリードレプリカが作成され、書き込みはプライマリに対して行い、読み込みはプライマリとリードレプリカの両方から可能です。ゾーンをまたぐリードレプリカ構成はサポートされていません。

  • 自動バックアップオプションでは、1日1回、指定した時刻に自動的にバックアップを取得します。これは、最悪ケースとして、24時間以内の更新データが失われる可能性があることを意味します。


※2:エンハンスドDBの冗長化

  • プライマリ・セカンダリ構成とすることで、同一ゾーン内での冗長化が可能です。セカンダリは、通常使用はできませんが、障害時には自動で切り替わります。

  • リードレプリカ構成とするとこと、同一ゾーン内での冗長化が可能です。同一ゾーン内にリードレプリカが作成され、書き込みはプライマリに対して行い、読み込みはプライマリとリードレプリカの両方から可能です。

  • MariaDBのみ、ゾーンをまたぐ冗長化が可能です。


※3:モニタリングスイートの保存先

  • ログ、トレースは、石狩第1のオブジェクトストレージに保存されます。

  • メトリクスは、石狩第2のブロックストレージに保存されます。


※4:ワークフローの保存先

  • Runbookは、東京第2の内部データベースに保存されます。

  • 実行履歴は、石狩第1のオブジェクトストレージに保存されます。


※5:AppRunの冗長化

  • 東京第1と東京第2で実行されます。

  • 東京第1、東京第2の障害時には、石狩第2で実行されます。