1. マーケットプレイス

[更新: 2025年7月10日]

本TIPSでは、当社が提供する「マーケットプレイス」の概要、制度、仕様について解説します。

1.1. 1. はじめに

当社のマーケットプレイスは、他社が開発・提供する企業向けのソフトウェアサービスやSaaSを掲載・提供するためのプラットフォームです。

本TIPSでは、当社マーケットプレイスに関する制度や仕様について解説します。


1.1.1. 1.1 TIPSの目的

現在、さまざまな企業がマーケットプレイスを展開しています。

本TIPSでは、当社マーケットプレイスの制度や仕様を解説することで、正しくご理解いただき、適切にご利用いただくことを目的としています。


1.1.2. 1.2 想定するご利用者様と意図

本マーケットプレイスは、主にIT事業者、SIer、ウェブサービス事業者、SaaS提供事業者を対象にラインナップを検討・維持しています。

特に IT スペシャリストを有する企業を対象としており、そのニーズに応えるため、以下の方針に基づいて仕様を設計・提供しています。

  • さくらのクラウドなどのIaaSサービスを利活用する際に追加で必要となるサービス

  • SIer や IT スペシャリストが管理者権限を持って利用する前提で、サポートは必要最低限に留める

  • 早期に開始できるように契約/申込を簡略化


1.2. 2. 仕様背景について

「なぜこのような仕様なのか?」という背景を記載しています。サービスの導入検討にご活用ください。


1.2.1. 2.1 契約処理・申込処理の煩雑さを簡便化したい背景

規模や企業の活動内容を問わず、SEや購買活動も担うエンジニア、あるいはIT担当者は、契約・申込処理に多くの時間を費やしています。

処理にはコンプライアンスなど、多岐に渡る考慮も必要です。

このような問題がウェブのコントロールパネルから簡潔に対応できるようにしたい、よりスムーズに利活用できるようにしたい、という目的で現在の仕様としています。

注釈

柔軟性よりも一律の仕様による運用を重視し、迅速なサービス提供を実現することを目指しています。


1.2.2. 2.2 マネージド、抽象化をしない背景

SaaSサービスなどは、利用方法が抽象化されており、管理不要で使いやすい環境が整えられています。

一方、詳細な情報などは提供事業者に委ねられるため、ユーザー側では詳細な管理や設定ができなくなる反面、提供事業者への依存度が高くなるというトレードオフが生じます。

上記状況にならない様にユーザに利用権(ライセンス、キー)を提供、管理者権限を提供するサービス仕様となります。


1.2.3. 2.3 クラウドのようにシンプルにしたい背景

サブスクリプション形態をとることで、初期費用を設けない料金体系を基本仕様としております。

料金体系をシンプルにすることで、会計処理における費用按分や、事業・プロジェクトにおけるキャッシュイン/キャッシュアウトの考慮が簡略化されるように設計しています。

注釈

一部のサービスでは、契約上 12ヶ月間の継続利用を前提とした解約制限がありますが、実際の請求は月額ベースで行われます。