WithSecure 初期設定例

[更新: 2024年7月22日]

弊社による検証データの一部を公開した記事掲載となります。参考までにご利用ください。

1. 概要

本掲載は、WithSecureの初期設定に関する参考情報です。参考までにご活用ください。

注釈

お客様個別の要件定義、設計、開発・設定補助に関するサポートは、WithSecureのライセンスサービスに含まれません。ご注意ください。


1.1 検証条件

  • 検証は WithSecure Elements EPP for Servers Premium バージョン24.3 となります。
  • 仮想サーバー作成、Windows Server OSに関する設定は、省略いたします。
  • アカウント発行済みの状態を想定します。メールによるアカウント認証の手順は省略いたします。
  • GUIの解説は、日本語表示により解説します。

注釈

Windows ServerOSのグループポリシー、セキュリティ設定は、OS管理者により設定が必要です。


2. ソフトウェアのインストール

WithSecure アカウント発行をメールにより対応後、WithSecure Elements Security Centerのポータルにログインすることが可能になります。

ログイン後、サーバー保護を行うためのソフトウェア(Agent)をダウンロード、インストールを実施します。

注釈

クイックスタートガイドのSTEP2が該当します
https://www.withsecure.com/en/support/quick-start/elements-endpoint-protection

重要

アカウントログインには、2FA認証が可能です。紛失時にログイン不可となります、必ずバックアップコードなどを適切に保管します。


2.1 Agent ダウンロード

WithSecure Elements Security Centerを下記のメニュー順に操作、利用する仮想サーバーOSのAgentをダウンロードします。

管理 >>> ダウンロード >>> WithSecure™ Elements Agent for Servers

WithSecure Elements Security Center 管理画面

WithSecure Elements Security Center 管理画面表示

Agentのchangelogは下記の最新版を参照ください。

Elements Agent for Windows and Server Changelog

https://community.withsecure.com/discussion/100017/computer-server-protection-change-log

注釈

Windows Server OS(exe,msi) Linux OS(deb,rpm,tar)ファイルのDLが可能です。

2.2 Agent インストール

入手したインストーラーを保護対象とするサーバー上で実行、インストールします。

セットアップ、インストール完了後、システムトレイに登録されAgentが表示されます。

WithSecure Elements Agent セットアップ画面

WithSecure Elements Agent セットアップ画面表示

WithSecure Elements Agent

WithSecure Elements Agent表示画面

注釈

Agentは、WithSecure Elements Security Center上で設定情報を管理、対象を識別するためサーバー内部の情報を収集します。ディスクのクローンなどにより作成された仮想サーバーは、UUIDなどの情報が重複、正常に動作しない可能性があります。


2.3 Agentの同期、ライセンス認証

インストール完了後、WithSecure Elements Security Centerと自動的に同期を開始します。

同期完了後、ライセンス認証が開始、保有するライセンス認証を消費します。

下記のメニュー順に操作、使用中のライセンス数と保護ステータスを確認します。

ホーム >>> 概要

WithSecure Elements Security Center 概要

WithSecure Elements Security Center 概要表示

WithSecure Elements Agent

WithSecure Elements Agent表示画面

3. WithSecure動作検証

認証有効後、各種機能の利用が可能です。保護対象の仮想サーバーに作成したプロファイルを指定、EICARによる動作検証をします。


3.1 プロファイルの設定

WithSecureによるセキュリティ設定は、プロファイルを作成、指定することで動作します。

下記のメニュー順に操作、プロファイルを作成します。

セキュリティ構成 >>> プロファイル

プロファイル新規作成画面

プロファイル新規作成画面表示

注釈

参考用のWithSecure™ Serverプロファイルが標準で登録済みです。当該プロファイルをクローン、一部カスタマイズ利用することも可能です。


3.2 プロファイルの指定

作成したプロファイルを保護対象の仮想サーバーに指定します。

下記のメニュー順に操作、アクションメニューによりプロファイルを指定します。

環境 >>> デバイス >>> コンピューター >>> アクション

デバイス画面

デバイス画面表示

注釈

対象の仮想サーバーをクリックすることで、画面下部にアクションメニューが表示されます。


3.3 セキュリティイベントの設定

WithSecure Elements Security Centerに通知されたイベントを指定メールアドレスへ送信するための設定を行います。

下記のメニュー順に操作、メールアドレスを登録します。登録完了後は、右下に構成変更がポップアップします。

イベント >>> セキュリティイベント >>> 感染警告の構成

セキュリティイベント画面

セキュリティイベント画面表示

感染警告の構成画面

感染警告の構成画面表示

注釈

セキュリティイベント横のボタンにより 感染警告の構成 の編集画面を開くことが可能です。

重要

2024/07/19時点の画面は、11のメールアドレスと日本語を含む各種言語を指定可能です。


3.4 EICARファイルによる動作テスト

EICARファイルなどのテストファイルを保護対象の仮想サーバーに入手、またはアップロードします。

アップロード完了後、対象のファイルが検知・処理されます。

Agentによる通知

Agentによる通知表示

3.5 セキュリティイベントへの通知

検知、処理の情報は、AgentからWithSecure Elements Security Centerへ通知、登録されます。

下記のメニュー順に操作、登録された情報を確認します。

イベント >>> セキュリティイベント

セキュリティイベント画面

セキュリティイベント画面表示

注釈

セキュリティイベントで表示される情報は、jsonにより手動DLが可能です。


3.6 メールアラート通知を確認

セキュリティイベントにイベント登録後、数分後に指定メールアドレスにアラートが送信されます。

アラートメールのサンプル

アラートメールのサンプル画面表示

注釈

一定間隔によりイベントは送信されます、送信開始まで数分のタイムラグが発生します。

重要

slack インテグレーションなどのメールアドレスも利用可能です。

注意

アラートメールの利用は、withsecure.comにより送信されるメールアドレスを受信可能にしてください。