SSL証明書管理ソリューション

[更新: 2023年11月16日]

SSL証明書管理ソリューション(Smart Cert Manage)についてのページです。

1. 概要

SSL証明書管理ソリューション(Smart Cert Manage)は セイコーソリューションズ社 が開発する、SSL証明書の管理を行うソフトウェアです。


2. 製品情報

本項目は、SSL証明書管理ソリューション(Smart Cert Manage)に関するメーカーが定義する製品とライセンスに関する解説です。

2.1 製品概要

Smart Cert Manageは、ウェブ提供のデファクトスタンダートにあるSSL証明書を管理、更新するソフトウェアです。

  • 対象認証局のSSL証明書を申請します。
  • 申請に必要なCSRファイルなどを作成します。
  • ウェブサーバー・ロードバランサへ証明書などのファイルを配布します。
  • インポートしたSSL証明書の期限を監視・通知します。

2.2 製品ライセンス

SSL証明書管理ソリューション(Smart Cert Manage)は、ご利用に必要となるソフトウェアの再配布とライセンスの提供を実施します。


2.2.1 ライセンスの種類

ライセンスは、証明書数と対向先のウェブサーバーの設定数の二つが用意されます。

Smart Cert Manage ライセンス

ライセンス名 機能
SSL証明書 SSL証明書の枚数に応じてライセンス情報が異なります。
サーバー設定 ウェブサーバー(IPアドレス、FQDN)によりライセンス情報が異なります。

注釈

上記ライセンス情報は、メーカーが掲載するライセンス情報です。弊社提供のサービスにバンドルするライセンスは、 項目3. をご確認ください。


2.3 メーカードキュメント

SSL証明書管理ソリューション(Smart Cert Manage)は、Windows Serverにソフトウェアをインストール、操作・利用を行います。

詳細な操作方法は、メーカードキュメント SSL証明書管理ソフトウェアSmartCertManage_導入・操作の手引_第3版) を参照ください。

注釈

ドキュメントは、ソフトウェアの共有URLのディレクトリにアップロードされます。共有URLのディレクトリより取得ください。


2.4 リリースノート

Smart Cert Manageバージョンに応じて、リリースノートが公開されます。

詳細は SSL証明書管理ソフトウェアSmartCertManageリリースノート をご確認ください。

注釈

ドキュメントは、ソフトウェアの共有URLのディレクトリにアップロードされます。共有URLのディレクトリより取得ください。


2.5 製品EoS/EoL

最新のソフトウェアをサポートします。このため以前のSmart Cert Manageバージョンは、サポート対象外となります。

注釈

さくらのクラウドニュースにより情報を公開後、ソフトウェアの共有URLのディレクトリにアップロードされます。共有URLのディレクトリより最新のファイルを取得ください。


3. サービス概要

SSL証明書管理ソリューション(Smart Cert Manage)について、さくらのクラウド提供仕様により解説する項目です。


3.1 サービス仕様

マーケットプレイスにより、ライセンス提供とソフトウェアの再配布を行うサービスです。

お申込み後に提供されるソフトウェアを環境にセットアップ、ライセンスをインポートすることでSSL証明書管理ソリューション(Smart Cert Manage)のご利用が可能です。

概要図

画像ファイル

3.2 サービスプラン名称

サービスプランの名称は 基本ライセンス オプション を組み合わせ後に提供します。

命名規則は下記となります。

さくらのクラウドより申込可能のライセンス名称規則1

<基本ライセンス>

例) ベーシック

さくらのクラウドより申込可能のライセンス名称規則2

<基本ライセンス> <オプション>

例) ベーシック サーバー追加

注意

オプションの付与される名称は、基本ライセンスが必要となります。


3.3 ライセンスの種類

SSL証明書管理ソリューション(Smart Cert Manage)の証明書数と適用先のリソースは、購入されたライセンスにより上限が設定されます。

ご利用に必要となる証明書とリソースに応じてサービスプランをお申し込みください。


3.3.1 基本ライセンス

ベーシックにより付与されるライセンスは、最低限動作させるためのライセンスを申込するためのライセンスです。

ご利用は、ベーシックを基本ライセンスとして利用する必要があります。

基本ライセンス(べーシック)の内訳

対象 数量 説明
SSL証明書 1 登録するSSL証明書数の上限値
適用先リソース 1 SSL証明書を適用する設定数の上限値

3.3.2 オプションライセンス

基本ライセンス(ベーシック)に適用先リソースを追加したライセンス申込するためのライセンスです。

基本ライセンス(サーバー追加)の内訳

対象 数量 説明
適用先リソース 数量=申込数 適用先リソースを拡張したライセンスを申込します。拡張は利用中の基本ライセンスです。

注釈

新たにライセンスが発行されます。お客様により発行ライセンスをソフトウェアへインポートする必要があります。


3.3.3 ミーツプランのライセンスについて

ミーツプランは、上限1として提供する無償のライセンスです。申込によりご利用が可能ですが、ミーツプランはサポートはございません。

主に試用、検証用途に提供するライセンスとなります。ソフトウェアの更新は実行されますが、ご注意をいただきご利用ください。

対象 数量 説明
SSL証明書 1 登録するSSL証明書数の上限値
適用先リソース 1 SSL証明書を適用する設定数の上限値

注釈

ミーツプランは、証明書および適用先リソースの追加はできません。

重要

ミーツプランは、サポートが付帯されないサービスプランです。このためお問い合わせを受けても返信がされない可能性がございます。


3.4 ライセンス期限

ライセンスには、不正な利用などを防止するための期限が設定されます。初回の発行を除き期限は約2年程が設定され定期的に更新ファイルが配置された共有ディレクトリがメールにより通知されます。


3.4.1 初回ライセンス期限

申込後に発行されたライセンスは、日本の会計年度を想定した最大2年間(翌年度の3月末)の期間となります。

初回ライセンス期限

画像ファイル

注意

ライセンス期限を超過した際は、ソフトウェアの機能が停止します。

注釈

共有ディレクトリの記載されたメールは会員情報に登録されたメールアドレス宛へ送付されます。


3.4.2 更新ライセンス期限

毎年4月1日~30日中に更新ライセンスを通知します。利用継続されるお客様は、通知内容を確認のうえ更新ライセンスを取得・適用します。

更新ライセンス期限

画像ファイル

注釈

利用中にオプションのプランを申込、利用開始したお客様は、初回ライセンス期限となります。


3.5 提供条件

ご提供はクラウドのアカウント1に対しソフトウェア利用1となります。下記の概要図を参考にご確認ください。

概要図

画像ファイル

注釈

SSL証明書の取扱いはセキュリティ上、重要な秘密情報になります。Windows Serverのセキュリティ設定、上流のネットワーク上にファイアウォールを配置するなどセキュリティを強化のうえご利用ください。


3.5.1 SSL証明書について

SSL証明書は、メーカードキュメント記載の認証局およびSSL証明書が対象となります。

適宜バージョンにより随時認証局などは更新されます。詳細は、メーカードキュメントを参照ください。

注釈

SSL証明書の申請代行機能、メール通知機能(外部メールサービス)などを利用する際は、グローバルネットワークへのアクセスが必要となります。

重要

自己証明書などその他の証明書の登録は可能ですが、申請代行などの一部機能のご利用ができません。


3.5.2 適用先のリソースについて

適用先リソース、メーカードキュメント記載のリソースが対象となります。

適宜バージョンにより適用先リソースなどは更新されます。詳細は、メーカードキュメントを参照ください。

注釈

サーバーへの適用は、管理者権限を有する適用先を推奨とします。レンタルサーバーなどのサーバー管理者を所有しないサーバーへの適用は非推奨となります。

重要

サーバーへの適用は、セキュリティを考慮する際はローカルネットワーク経由を推奨とします。異なる弊社ホスティングサービスのサーバー、アプライアンスへの適用は、ブリッジ接続などをご利用ください。


3.5.3 動作環境、システム環境

最新のソフトウェアの動作環境、システム環境の詳細は、メーカードキュメントを参照ください。

下記は、クラウド上に於いて最低限の動作を満たす環境です。参考までにご確認ください。

参考環境

ソフトウェアを動作させるためのアプリケーション、ソフトウェア、DBなどもセットアップ開始後にインストールされます。

リソース対象 説明
サーバープラン 2コア8GB 2GBを利用可能な空き容量の確保が必須です。
ディスクプラン OS要件上、100GB以上が必須です。
共有セグメント、またはルーター+スイッチ 申請代行およびメール通知(外部のメールサーバー)などにグローバルネットワークが必須です。
Windows Server Datacenter Edition(2019) ソフトウェアの動作に必須のOSです。
GUI環境 ソフトウェアはGUIのみの操作、必須環境です

注釈

ログは、ソフトウェアのディレクトリに保存されます。ログ量に応じてディスク選定ください。
ローカルネットワークにより適用先リソースを指定する際は、別途スイッチが必要となります。

重要

将来windows OSの更新容量なども考慮する際は、参考環境よりも大き目の容量確保、または適宜容量の追加を実施ください。


4. 申込方法

下記は利用の申込、解約の申込の流れの概要となります。

注釈

ミーツプランも含めて利用と解約の申込は必須となります。


4.1 ご利用の迄の流れ

下記は、利用の申し込みからご利用開始までの流れの概要となります。

申込フロー

共有URLの提供は、申込から最大5営業日以内に発行されます。

- 1.(お客様) コントロールパネルよりお申し込み
- 2.(さくら) 翌日の営業時間中にお申し込み内容、お客様情報を確認
- 3.(さくら) 申込受理後、共有URLを記載したURLを通知
- 4.(お客様) 通知を受領、利用開始(月額課金開始)

注釈

サービス提供に関する調整、ご利用に関するお問い合わせは営業窓口へご相談ください。

注意

月額課金のため月末より5営業日内の申込が発生した際は、翌月の提供となります。
参考例:2023年11月23日以降に申込の際は、2023年12月1日以降営業時間中の提供開始

重要

ミーツプランをベーシックプランに変更する際は、事前にお問い合わせ後にベーシックをお申込みください。


4.2 解約までの流れ

下記は、ライセンス申し込みからご利用開始までの流れの概要となります。

解約はお申し込みのタイミングにより解約月が異なります(後述の解約受付のスケジュールをご確認ください)。

解約フロー

- 1.(お客様) 会員情報、解約サービスの必要情報を添えてメール、会員メニューよりお問い合わせ
- 2.(さくら) 翌日の営業時間中に添付情報を確認
- 3.(さくら) 解約申込を受理
- 4.(さくら) 当該サービス削除、利用終了(月額課金終了)
- 5.(お客様) 翌月末にコントロールパネル、または請求情報から当該サービス削除を確認

注釈

解約サービスの受理後、月末を待たずにコントロールパネルからサービスは削除されますが、解約月の末日までご利用は可能です。

注意

添付情報に不備がある際は、解約申込の受理が不可となります。

解約受付のスケジュール

申込受理 解約日
1日~20日解約受理 当月末解約
21日~月末解約受理 翌月末解約

解約申込は本人様確認情報と下記の情報を合わせてご連絡ください。

解約に必要なサービス情報

対象ライセンスのサービスコード:12桁
提供のライセンスファイル名

注釈

サービスの情報に不備がある際は、解約受理がお受け賜われない可能性がございます。解約申込はお早めにお申し込み、またはご相談ください。

注意

解約後はサーバーからソフトウェアのアンインストール、または不要となるサーバーを削除ください。


4.2.1 解約の注意事項

マーケットプレイスの製品は、一部のサービスを除きサーバー、ディスク削除と連動しサービスは解約されません。

不要となったライセンスは、解約申込が必要となります。


5. 料金

ライセンス料金については サービスサイト を参照ください。

注釈

料金は月額料金となります。ライセンスの有効期限に関わらず最低利用期間はございません。

重要

個別の契約、ボリュームディスカウントなどの提供は、記載の料金に限りません。


6. サポート

6.1 サポート内容

サービスに付帯するサポートは、仕様・機能回答、ライセンス・契約、bug・不具合問い合わせとなります。

また、提供仕様によるお客様との責任分界点、国内法上の観点から下記はサポート対象外となります。

  • ミーツプランのライセンスは、サポート対象外となります。
  • 管理権限上弊社によりお客様利用中のOS、システムへのログインによる操作、切り分け、logの出力は受け賜わることが出来ません。
  • log解析・不具合発生時の切り分け操作に関するお問い合わせの際は、操作方法、ネットワークの疎通、logを確認・他のサービスによる異常を切り分け後に事象を添えてお問い合わせください。
  • ログ送付の際はメーカドキュメントに記載されるログ出力によりログを抽出後、添付のうえ送付ください。
  • SSL証明書自体のサポートは、本サービスに含まれません。SSL証明書の不明点は発行元へ確認ください。
  • 対象外となる動作環境、システム要件では完全なサポートが不可となるケースやサポートをお断りする可能性がございます。
  • logやエラー情報、画面キャプチャの提供ができない、または再現不可能の際は完全なサポートが出来かねる可能性がございます。

注意

config・log確認、SI・開発・構築・設定代行、システム全体を俯瞰したテクニカルサポート、製品トレーニングなどのお客様毎に個別最適化が必要となるサポートは、サービスに含まれません。

注釈

有償による個別のSI・開発・構築・設定代行は、営業により個別提案となります。お求めの際は、弊社営業窓口へお問い合わせください。


6.2 アップデート

2023年11月6日時点では、バージョンアップのアップデートは、バックアップファイルを取得後のソフトウェアのアンイストール&再インストールが必要となります。

バージョン毎に関する情報は、共有ディレクトリに配置されるリリースノートを参照ください。


6.3 サポートに必要となる情報

最初のお問い合わせは、下記の情報などを添えてお問い合わせください。

お問い合わせ必要情報

■SSL証明書管理ソリューション(Smart Cert Manage)のサポートに必要な情報

 WindowsOS バージョン名:
 発生時刻:yyyy:mm:dd hh:mm:ss
 発生事象:
 再現方法:

注釈

お問い合わせの内容次第によりログ情報、画面キャプチャ、config情報の開示を要請する可能性があります。

注意

事前に周辺ネットワーク、サーバーリソース、接続元端末、外部サービスまたはOSイベントログなどを確認・切り分けを実施、ソフトウェアに起因する問題か確認後にお問い合わせください。