いろいろなローカルネットワークの設定¶
このページでは、ローカルネットワークのいろいろな構成をご紹介します。
最初に¶
コントロールパネルからローカルネットワークを作成してください。
この手順では、ボンディング設定が「LACP」であることを想定しています。
- この手順に記載のないOSについては OSセットアップ仕様書 にローカルネットワークの設定についての説明がございます。
1gbeインターフェース¶
グローバルネットワークとローカルネットワークに接続する構成¶
グローバルネットワークとローカルネットワークで構成するときの操作をご紹介します。
コントロールパネルの操作¶
インターフェース設定 > ポートモード選択:トランクポート > ネットワーク接続:グローバルのネットワークとローカルのネットワークを選択
論理ネットワークインターフェースの作成¶
ポートモードがトランクポートの場合、ローカルネットワークの通信を行う場合にはサーバー側での論理ネットワークインターフェースの作成が必要です。
Red Hat Enterprise Linux 8, 9 / AlmaLinux 8, 9 / Rocky Linux 9¶
nmcli コマンドで論理ネットワークインターフェースを作成します。
# nmcli connection add type vlan autoconnect yes con-name bond0.[VLAN ID] ifname bond0.[VLAN ID] dev bond0 id [VLAN ID]
nmcli コマンドで作成した論理ネットワークインターフェースにローカルIPアドレスを設定します。
# nmcli connection modify bond0.[VLAN ID] ipv4.method manual ipv4.addresses [ローカルIPアドレス(IPv4)/サブネットマスク(プレフィックス表記)]
nmcli コマンドで作成した論理ネットワークインターフェースを起動します。
# nmcli connection up bond0.[VLAN ID]
ネットワークが起動し、設定が反映されていることを確認します。
# ip addr show
Ubuntu 20.04, 22.04, 24.04¶
netplan の設定ファイルの末尾に論理ネットワークインターフェースの設定を追加します。
vlans:
bond0.[VLAN ID]:
id: [VLAN ID]
link: bond0
addresses:
- [ローカルIPアドレス(IPv4)/サブネットマスク(プレフィックス表記)]
追加した内容を反映させます。
# sudo netplan apply
ネットワークが起動し、設定が反映されていることを確認します。
# ip addr show
複数のローカルネットワークに接続する構成¶
グローバルネットワークには接続せず、複数のローカルネットワークで構成するときの操作をご紹介します。
コントロールパネルの操作¶
インターフェース設定 > ポートモード選択:トランクポート > ネットワーク接続:グローバルのネットワーク「接続無し」を選択
ローカルのネットワークを複数選択
物理ネットワークインターフェースの設定変更と論理ネットワークインターフェースの作成¶
ポートモードがトランクポートである場合、ローカルネットワークの通信を行う場合にはサーバー側での論理ネットワークインターフェースの作成が必要です。
Red Hat Enterprise Linux 8, 9 / AlmaLinux 8, 9 / Rocky Linux 9¶
複数の論理ネットワークインターフェースを作成します。
# nmcli connection add type vlan autoconnect yes con-name bond0.[VLAN ID] ifname bond0.[VLAN ID] dev bond0 id [VLAN ID]
作成した複数の論理ネットワークインターフェースにローカルIPアドレスを設定します。
# nmcli connection modify bond0.[VLAN ID] ipv4.method manual ipv4.addresses [ローカルIPアドレス(IPv4)/サブネットマスク(プレフィックス表記)]
作成した複数の論理ネットワークインターフェースを起動します。
# nmcli connection up bond0.[VLAN ID]
ネットワークが起動し、設定が反映されていることを確認します。
# ip addr show
物理ネットワークインターフェースからスタティックなIPアドレス設定を削除します。
# nmcli connection modify bond0 ipv4.gateway "0.0.0.0"
# nmcli connection modify bond0 -ipv4.addresses "[グローバルIPアドレス(IPv4)/サブネットマスク(プレフィックス表記)]" ipv4.method disabled
物理ネットワークインターフェースを起動します。
# nmcli connection up bond0
ネットワークが起動し、スタティックなIPアドレス設定が削除されていることを確認します。
# ip addr show
Ubuntu 20.04, 22.04, 24.04¶
netplanの設定ファイルの物理ネットワークインターフェースからスタティックなIPアドレス設定を削除します。
bond0:
dhcp4: no
nameservers:
addresses:
- 133.242.0.3
- 133.242.0.4
interfaces:
- eth0
- eth1
parameters:
mode: 802.3ad
mii-monitor-interval: 1s
lacp-rate: slow
min-links: 1
transmit-hash-policy: layer2+3
netplan の設定ファイルの末尾に論理ネットワークインターフェースの設定を複数追加します。
vlans:
bond0.[VLAN ID]:
id: [VLAN ID]
link: bond0
addresses:
- [ローカルIPアドレス(IPv4)/サブネットマスク(プレフィックス表記)]
bond0.[VLAN ID]:
id: [VLAN ID]
link: bond0
addresses:
- [ローカルIPアドレス(IPv4)/サブネットマスク(プレフィックス表記)]
追加した内容を反映させます。
# sudo netplan apply
ネットワークが起動し、設定が反映されていることを確認します。
# ip addr show
単一のローカルネットワークで構成する¶
グローバルネットワークに接続はせずに、単一のローカルネットワークだけで構成するときの操作をご紹介します。
コントロールパネル上の操作¶
インターフェース設定>ポートモード選択:アクセスポート>ネットワーク接続:ローカルのネットワークを選択
物理ネットワークインターフェースの設定変更¶
ポートモードがアクセスポートである場合、ローカルネットワークの通信を行う場合にはサーバー側での物理ネットワークインターフェースの設定変更が必要です。
Red Hat Enterprise Linux 8, 9 / AlmaLinux 8, 9 / Rocky Linux 9¶
オペレーションマニュアル>サーバーのネットワーク設定 のそれぞれの「OS別ネットワーク設定」を参考に設定を行いましょう。
Ubuntu 20.04, 22.04, 24.04¶
オペレーションマニュアル>サーバーのネットワーク設定 のそれぞれの「OS別ネットワーク設定」を参考に設定を行いましょう。
10gbe インターフェース¶
複数のローカルネットワークに接続する構成¶
グローバルネットワークには接続せず、複数のローカルネットワークで構成するときの操作をご紹介します。
コントロールパネル上の操作¶
インターフェース設定 -> ポートモード選択:トランクポート -> ネットワーク接続:グローバルのネットワーク「接続無し」を選択
ローカルのネットワークを複数選択
物理ネットワークインターフェースの設定変更と論理ネットワークインターフェースの作成¶
ポートモードがトランクポートである場合、ローカルネットワークの通信を行う場合にはサーバー側での論理ネットワークインターフェースの作成が必要です。
Red Hat Enterprise Linux 8, 9 / AlmaLinux 8, 9 / Rocky Linux 9¶
IPアドレス設定なしで物理インターフェースを有効化します。
# nmcli connection modify eno3 connection.autoconnect yes
# nmcli connection modify eno4 connection.autoconnect yes
# nmcli connection modify bond1 connection.autoconnect yes ipv4.method disabled
複数の論理ネットワークインターフェースを作成します。
# nmcli connection add type vlan autoconnect yes con-name bond1.[VLAN ID] ifname bond1.[VLAN ID] dev bond1 id [VLAN ID]
作成した複数の論理ネットワークインターフェースにローカルIPアドレスを設定します。
# nmcli connection modify bond1.[VLAN ID] ipv4.method manual ipv4.addresses [ローカルIPアドレス(IPv4)/サブネットマスク(プレフィックス表記)]
作成した複数の論理ネットワークインターフェースを起動します。
# nmcli connection up bond1.[VLAN ID]
ネットワークが起動し、設定が反映されていることを確認します。
# ip addr show
Ubuntu 20.04, 22.04, 24.04¶
netplan の設定ファイルの物理ネットワークインターフェースからスタティックなIPアドレス設定を削除します。
bond1:
dhcp4: no
interfaces:
- eth2
- eth3
parameters:
mode: 802.3ad
mii-monitor-interval: 1s
lacp-rate: slow
min-links: 1
transmit-hash-policy: layer2+3
netplan の設定ファイルの末尾に論理ネットワークインターフェースの設定を複数追加します。
vlans:
bond1.[VLAN ID]:
id: [VLAN ID]
link: bond1
addresses:
- [ローカルIPアドレス(IPv4)/サブネットマスク(プレフィックス表記)]
bond1.[VLAN ID]:
id: [VLAN ID]
link: bond1
addresses:
- [ローカルIPアドレス(IPv4)/サブネットマスク(プレフィックス表記)]
追加した内容を反映させます。
# sudo netplan apply
ネットワークが起動し、設定が反映されていることを確認します。
# ip addr show
単一のローカルネットワークで構成する¶
グローバルネットワークに接続はせずに、単一ローカルネットワークだけで構成するときの操作をご紹介します。
コントロールパネル上の操作¶
インターフェース設定>ポートモード選択:アクセスポート>ネットワーク接続:ローカルのネットワークを選択します。
物理ネットワークインターフェースの設定変更¶
ポートモードがアクセスポートである場合、ローカルネットワークの通信を行う場合にはサーバー側での物理ネットワークインターフェースの設定変更が必要です。
Red Hat Enterprise Linux 8, 9 / AlmaLinux 8, 9 / Rocky Linux 9¶
オペレーションマニュアル>サーバーのネットワーク設定 のそれぞれの「OS別ネットワーク設定」を参考に設定を行いましょう。
Ubuntu 20.04, 22.04, 24.04¶
オペレーションマニュアル>サーバーのネットワーク設定 のそれぞれの「OS別ネットワーク設定」を参考に設定を行いましょう。