接続できない原因を切り分ける(ドメイン・IP・ポート)

[更新:2026年08月26日]

VPSに接続できない場合、原因が「ドメインの設定」「VPS自体への到達性」「特定のポート/サービス」のどこにあるかによって対応方法が異なります。
本文書では、ドメイン→IP→ポートの順に切り分けていく手順を記載します。より詳しい調査方法は、各Stepから該当する記事へ進んでください。

該当する症状

  • ドメイン名でVPSにアクセスできない

  • 以前は接続できていたのに、急に接続できなくなった

  • どこに原因があるのか(DNSの設定ミスか、VPS自体への到達性か、特定のサービスの問題か)を切り分けたい

対応方法

Step1. ドメイン名が正しいIPアドレスを指しているか確認する

ドメイン名でアクセスしている場合、まずドメインが現在のVPSのIPアドレスを正しく指しているかを確認します。クライアントPC(お手元のPC)で以下のコマンドを実行してください。

ドメインが指しているIPアドレスを確認する場合
> nslookup example.com

出力される Address の値が、コントロールパネルに表示されているご利用VPSのIPアドレスと一致しているかを確認してください。

Address: XXX.XXX.XXX.XXX
一致しない場合、ドメインを管理しているDNSサーバー側で、AレコードがVPSの現在のIPアドレスを指すように設定されているかご確認ください。
設定を変更した直後は、DNSの反映(伝播)に時間がかかる場合があります。反映状況の目安として設定されているTTL(Time To Live)の値もあわせてご確認ください。

一致する場合、DNS側の設定に問題はないと考えられます。Step2へ進んでください。

Note

ドメインを使わずIPアドレスへ直接アクセスしても接続できない場合は、DNSの設定に関わらずStep2から確認してください。

Step2. VPS自体への到達性を確認する

VPSの正しいIPアドレスに対して、以下のコマンドで到達性を確認します。

VPSへの到達性を確認する場合
> ping XXX.XXX.XXX.XXX

応答がない場合、VPS自体への到達性に問題がある可能性があります。VPSの電源状態やパケットフィルターの設定など、詳しい確認方法は VPSへのアクセスが切れてしまった をご参照ください。

Note

セキュリティ上の理由でICMP(ping)への応答を遮断している環境もあります。pingの応答がないことが、必ずしも通信経路すべてに問題があることを意味するわけではありません。次のStepで、実際に利用したいポートへの到達性もあわせてご確認ください。

応答がある場合、VPSへのネットワーク到達性に問題はないと考えられます。Step3へ進んでください。

Step3. 特定のポート・サービスへの到達性を確認する

VPS自体には到達できているものの、Webサーバーやメールサーバーなど特定のサービスに接続できない場合、そのサービスが利用しているポートへの到達性を確認します。

クライアントPCでWindowsをご利用の場合、PowerShellから以下のコマンドで確認できます。

特定ポートへの到達性を確認する場合(Windows)
> Test-NetConnection XXX.XXX.XXX.XXX -Port 80

TcpTestSucceeded の項目が True になっていれば、対象ポートへの到達性に問題はありません。False の場合、パケットフィルターの設定やVPS内部のサービス起動状況など、詳しい調査方法は 特定のポート(サービス)への通信ができない場合 をご参照ください。

SSH(22番ポート)で接続できない場合は、個別の対応方法を SSHでアクセス出来ない場合 にまとめていますので、あわせてご確認ください。