リモートデスクトップで接続できない場合の確認手順(Windows Server)

[更新:2026年10月22日]

さくらのVPS for Windows Serverに、リモートデスクトップ(RDP)で接続できない場合の確認手順を記載します。
コントロールパネルとお手元のPCで確認できる項目から順に確認し、最後にVNCコンソールでサーバー内部を確認します。

該当する症状

  • リモートデスクトップ接続で「接続できません」「リモートコンピューターが見つかりません」と表示される

  • 資格情報を入力しても「ユーザー名またはパスワードが正しくありません」と表示される

  • 以前は接続できていたのに、急に接続できなくなった

  • 「参照されているアカウントは現在ロックされているため、ログオンできない可能性があります。」と表示される

確認の流れ

Step

確認すること

確認する場所

1

サーバーが稼働中か

コントロールパネル

2

接続先のIPアドレスが正しいか

コントロールパネル

3

3389番ポートに通信が届くか

お手元のPC

4

ユーザー名とパスワードが正しいか

お手元のPC

5

アカウントがロックアウトされていないか

VNCコンソール

6

サーバー内でリモートデスクトップが有効か

VNCコンソール

7

Windows ファイアウォールが通信を許可しているか

VNCコンソール

Note

さくらのVPS for Windows Serverでは、パケットフィルターはご利用いただけません( パケットフィルター )。通信の制限は、Windows ファイアウォールのみで行われます。
また、リモートデスクトップの同時接続数は2までです( さくらのVPS for Windows Server に関するご質問 )。

対応方法

Step1. サーバーが稼働中か確認する

コントロールパネルの「サーバー」から対象のサーバーを選択し、電源の状態が「稼働中」になっていることを確認します。
「停止中」の場合は、電源操作で起動してください( 電源操作 )。契約直後は、サーバーが起動していません。

Step2. 接続先のIPアドレスを確認する

コントロールパネルの契約情報に表示されているIPアドレスと、リモートデスクトップ接続の「コンピューター」に入力したIPアドレスが一致しているか確認します( IPアドレスに関するご質問 )。

Step3. 3389番ポートに通信が届くか確認する

お手元のPCから、サーバーの3389番ポートへ接続できるか確認します。

お手元のPCから3389番ポートへの到達性を確認する場合(Windows)
> Test-NetConnection XXX.XXX.XXX.XXX -Port 3389
お手元のPCから3389番ポートへの到達性を確認する場合(macOS、Linux)
$ nc -vz XXX.XXX.XXX.XXX 3389
TcpTestSucceeded が True (macOS、Linuxでは succeeded! を含むメッセージ)であれば、通信は届いています。Step4へ進んでください。
False や、タイムアウトになる場合は、次の点を確認してください。
  • お手元のPCが接続しているネットワーク(会社、学校、公衆無線LAN等)で、3389番ポートへの通信が制限されていないか。別のネットワーク(スマートフォンのテザリング等)からも接続を試してください

  • Step6、Step7のサーバー内の設定

Step4. ユーザー名とパスワードを確認する

資格情報の入力画面に、次の内容を入力しているか確認します。

  • ユーザー名は、管理ユーザー名です。Administrator、またはWinSakuraUserのどちらかが設定されています( 管理ユーザーログイン )

  • パスワードは、お申し込み時、またはOSの再インストール時に設定したパスワードです。大文字と小文字、全角と半角を区別します

パスワードが分からない場合は、 Administrator(管理者ユーザー)パスワード変更 をご参照ください。

Step5. アカウントがロックアウトされていないか確認する

インターネットに公開されているリモートデスクトップ(3389番ポート)には、パスワードを推測する接続が常に行われています。ログオンの失敗が一定回数を超えると、アカウントがロックアウトされ、正しいパスワードを入力しても接続できなくなります。
ロックアウトされると、リモートデスクトップ接続で「参照されているアカウントは現在ロックされているため、ログオンできない可能性があります。」と表示されます。

さくらのVPS for Windows Serverの初期状態では、ロックアウトの設定は次のとおりです。

項目

初期値

ロックアウトしきい値

10回

ロックアウト期間

10分

ロックアウト観察ウィンドウ

10分

ロックアウトされたかどうかは、VNCコンソールでログオンし、PowerShellで次のコマンドを実行して確認できます。ロックアウトが発生すると、イベントID 4740が記録されます。

アカウントのロックアウトの記録を確認する場合
> Get-WinEvent -FilterHashtable @{LogName="Security";Id=4740} -MaxEvents 5 | Format-Table TimeCreated, Id
記録がある場合は、表示された時刻に、いずれかのアカウントがロックアウトされています。
初期設定のままであれば、ロックアウトは約10分で自動的に解除されます。すぐに解除したい場合は、コントロールパネルのVNCコンソールからログオンすることで解除されます。手順は さくらのVPS for Windows Serverでアカウント ロックアウトされた時の対処方法 をご参照ください。
VNCコンソールの使い方は コンソール をご参照ください。

Step6. サーバー内でリモートデスクトップが有効か確認する

VNCコンソールからログオンし、PowerShellを管理者として起動して、次のコマンドを実行します。

リモートデスクトップの設定を確認する場合
> (Get-ItemProperty "HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server").fDenyTSConnections

0 と表示されれば、リモートデスクトップは有効です。 1 と表示される場合は、無効になっています。

リモートデスクトップを有効にする場合
> Set-ItemProperty -Path "HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Terminal Server" -Name fDenyTSConnections -Value 0

続いて、リモートデスクトップのサービスが起動していること、3389番ポートで待ち受けていることを確認します。

サービスの起動状態と、待ち受けているポートを確認する場合
> Get-Service TermService
> Get-NetTCPConnection -State Listen -LocalPort 3389

Status が Running で、3389番ポートの行が表示されれば、リモートデスクトップは待ち受けています。

Note

3389番ポートは、レジストリの PortNumber で変更できます。変更している場合は、変更後のポート番号で確認してください。
リモートデスクトップ接続で、IPアドレスの後ろに :ポート番号 を付けて接続します。

Step7. Windows ファイアウォールが通信を許可しているか確認する

Windows ファイアウォールで、リモートデスクトップの受信規則が有効になっているか確認します。

リモートデスクトップの受信規則を確認する場合
> Get-NetFirewallRule -DisplayGroup "リモート デスクトップ" | Format-Table DisplayName, Enabled, Action
「リモート デスクトップ - ユーザー モード (TCP 受信)」の Enabled が True 、 Action が Allow であれば、3389番ポートへの通信は許可されています。
False の場合は、次のコマンドで有効にします。
リモートデスクトップの受信規則を有効にする場合
> Enable-NetFirewallRule -DisplayName "リモート デスクトップ - ユーザー モード (TCP 受信)"

Note

受信規則に接続元のIPアドレスの制限(リモートアドレス)を設定している場合は、制限に含まれていないIPアドレスからは接続できません。
お手元のPCのIPアドレスが変わった場合も接続できなくなるため、設定を確認してください。

それでも解決しない場合

上記の手順で解決しない場合は、公式サポート窓口までご連絡ください。