モニタリングスイート 課金仕様
[更新: 2025年12月16日]
料金表
各種料金・単価については サービスサイト をご確認ください。
さくらのクラウド: モニタリングスイート
ログストレージ・トレースストレージ
ログストレージ・トレースストレージの料金は以下の3つの要素で構成されます。
- 基本料金
ストレージ(ユーザ領域)毎に発生する基本料金です。日割りは行われません。 月間の挿入容量1GiBを含みます。
- 超過分の月間挿入容量
月間の挿入容量が1GiBを超えた場合、超過分に対して課金されます。
- 41日以上分の保存容量
保存容量が41日分を超える毎に、超過分に対して課金されます。 41日以上経過したデータ量を毎日集計し、月末までのその最大値を保存容量として扱います。
基準日時
以下の日時を基準として日本時間で利用量の計算を行います。
- 挿入容量
ストレージに行が挿入された日時を基準とします。
- 保存容量
行で指定されたTimestampフィールドの日時を基準とします。 Timestampフィールドが存在しない場合、挿入日時を利用します。
保存期間
コントロールパネル上で設定可能な保存期間は1日〜730日の範囲です。 保存期間はストレージ毎に設定可能で、設定した保存期間を超えるデータは自動的に削除されます。 月の途中で保存期間を変更した場合、即時に変更後の保存期間が適用され、範囲外のデータは削除されます。
40日以下の保存期間を設定した場合、保存容量に対する課金は発生しません。 41日以上の保存期間を設定した場合、41日目以降の保存容量に対して課金が発生します。
月内の各日を基準として41日分を超える保存容量の合計を集計し、月末までのその最大値に対して課金が行われます。
容量計算
行の容量は圧縮前の行サイズで計算されます。 行サイズは全てのフィールドのサイズの合計に、当社側で付与するメタデータのサイズを加えたものとなります。
メタデータのサイズはフィールド数などにより異なりますが、1行あたり約10~100バイト程度です。 このサイズは内部実装の変更により予告なく変更される場合があります。
計算例
毎日1GiBのログデータを保存期間60日で保存した場合、利用量は以下のように計算されます。
月間挿入容量: 1GiB x 30日 = 30GiB
保存容量: 1GiB x (60日 - 40日) = 20GiB
基本料金: 1ストレージ分
超過分の月間挿入容量: 30GiB - 1GiB(基本料金に含む容量) = 29GiB (29件分)
41日以上分の保存容量: 20GiB (20件分)
課金額 = 基本料金 110円 + (超過分の月間挿入容量 x 単価110円) + (41日以上分の保存容量 x 単価11円)
と計算できるため、3,520円となります。
メトリクスストレージ
メトリクスストレージの料金は以下の2つの要素で構成されます。
- 基本料金
ストレージ毎に発生する基本料金です。日割りは行われません。 月内容量1000万サンプルを含みます。
- 超過分の月間挿入容量
月間の挿入容量が1000万サンプルを超える毎に、超過分に対して課金されます。
サンプル
メトリクスストレージに挿入される1つのデータポイントを1サンプルとしてカウントします。
同じメトリクス名・ラベルセットを持つデータポイントが複数回投稿された場合は、それぞれ重複してカウントされます。 しかしながら、メトリクスストレージは15秒ウインドウ内で最もタイムスタンプ大きいデータポイントのみを保存するため、実際に保存されるデータポイント数は少なくなります。 これは主にHA構成サーバ郡からのデータ送信時に発生する重複データを吸収するための動作です。
サービス連携機能によりさくらのクラウドのリソースから送信されるメトリクス数については、各サービスのドキュメントや実際に送信される内容を確認してください。通常は15秒ごとに1~2サンプルがメトリクス数分送信されます。
計算例
1000メトリクスを15秒間隔で送信し続けた場合、1日のサンプル数は以下のように計算されます。
月内の挿入容量: 1000メトリクス x 送信回数(86400秒 / 15秒 x 30日) = 172,800,000サンプル
基本料金: 1ストレージ分
超過分の月間挿入容量: 172,800,000サンプル - 10,000,000サンプル(基本料金に含む容量) = 162,800,000サンプル (163件分に切り上げ)
課金額 = 基本料金 33円 + (超過分の月間挿入容量 x 単価33円)
と計算できるため、5,412円となります。
アラートプロジェクト
アラートプロジェクトは、含まれる以下のリソースに対して課金されます。
アラートルール
計測ルール
各リソース毎に基本料金が発生し、リソース1件ごとに個別に日割りが行われます。