専有ホスト

[更新 2018年11月1日]

さくらのクラウドが提供する専有ホストの説明ページです。

概要

お客様の仮想サーバを収容している仮想基盤となるホストサーバを専有し、他のお客様の影響を受けずに計算機資源を独占出来るサービスです。

従来の共有型と比較し他のお客様と混在することの出来ないコンプライアンス要件や、仮想環境を収容する物理ホストサーバのスペックによりライセンスコストの変化するソフトウェアの導入など、通常のクラウドでは対応出来ない高度な要件を利便性はそのままに実現出来るようになります。

また、お客様はサーバを自由に専有ホスト上で起動することが出来るため、負荷状況に応じたキャパシティプランニングをお客様自身で実施することが出来ます。

特徴

  • CPUとメモリを専有できるので、計算資源について他のお客様の影響を受けることはありません
  • 専有ホストのホストマシンのスペックは開示されており、仮想基盤のスペックに依存するソフトウェアのライセンスコストを最適化することが出来ます
  • 専有ホストでの障害発生時には自動で別の専有ホストが割り当てられるため、耐障害のために事前に複数の専有ホストをご契約頂く必要はありません

※専有ホストはベアメタルや専用サーバのように物理マシンをそのまま提供するサービスではありません。従来同様にさくらのクラウドの仮想化基盤の一部として提供されます。

サービス仕様

提供範囲

専有ホストにより専有提供される範囲

  • 仮想サーバが動作するホストサーバ部分

これによりお客様仮想サーバのCPU/メモリーの計算資源については他のお客様と混在させることなく、お客様ご自身により計算資源の割当を行うことが出来ます。

共有の範囲

  • インターネットやローカルネットワーク(スイッチ)への接続
  • 専有ホストで起動しているサーバに接続されているディスク/ISOイメージ

ネットワーク部分やお客様ディスクを収容するストレージ装置については、従来のクラウドと同様に共有型での提供となります。

詳細仕様

提供ゾーン 東京第1ゾーン
石狩第2ゾーン
専有ホスト仕様 搭載CPU数:2 CPU
物理コア数:20コア(1CPUあたり10コア)
最大仮想コア数:200仮想コア
メモリ容量:224GB
Windowsの実行 不可
  • 物理コア数以上の仮想コアを同一専有ホスト上に収容させ起動することは可能です。ただし、最大仮想コア数を超えて同一ホストに収容させることは出来ません。
  • 専有ホストに収容させることの出来る仮想サーバのメモリ容量の合計は、専有ホストの上限を上回ることは出来ません。上記の例では[専有ホストB]に対して[サーバ03]が割当られているため割当可能なメモリ容量は残り32GBとなります。そのため48GBのメモリが必要となる[サーバ04]は収容することが出来ず、エラーとなります。

専有ホストのご利用料金

専有ホストはその上での仮想サーバの動作の有無や専有ホスト自体の稼働状況に関わらず、ご契約された時点より課金が開始されます。

専有ホスト上で起動している仮想サーバに対しては、請求の対象の時間として計算されません。ただし、仮想サーバへの専有ホストの割当を解除し、一般のホストサーバ上で起動した際には通常通りの起動時間に応じた課金がなされます。

上記図では[サーバA]を専有ホストに割当てる前後で通常のホスト上で起動していることから、専有ホストで起動していない時間については通常通りサーバのスペックに応じた請求が発生いたします。

障害/メンテナンス時の挙動

障害発生時の挙動

障害が発生し専有ホストで予期せぬ停止が発生した際には以下の対応が自動で実施されます。 これにより通常のホストサーバの復旧と同様に、専有ホストへの関連付けされている仮想サーバを他の専有ホストサーバへ割当を行い障害発生時に起動していた仮想サーバにつきましては同様に起動した状態まで復旧致します。

専有ホストで契約されている物理ホストサーバに障害が発生した際には別の物理ホストサーバが自動で割り当てられるため、障害に備え事前に複数の専有ホストの契約を行なって頂く必要はありません。

※なお、障害発生時に新たに割り当てられる専有ホストについても他のお客様が収容されていないお客様専有のものとなります。

メンテナンス時の挙動

お客様へ提供している専有ホストで機材故障やさくらのクラウド仮想基盤ソフトウエアのバージョンアップなどのメンテナンス作業が発生した際には、以下の対応となります。

1 .専有ホストの契約に対して、代替となる専有ホストが割り当てられます

上記「メンテナンス連絡時」に記載の通り、1つの専有ホスト契約に対して一時的に2台のホストサーバ割り当てられた状態となります。ご連絡が行われた以降に専有ホスト上で起動を行う場合には、新たに割り当てられた専有ホスト上で仮想サーバは起動します。既存の専有ホストで収容されている仮想サーバにつきましてはメンテナンスのご連絡メールに記載されている作業日までに、お客様ご自身により 収容変更の実施 をおねがいします。

2 .メンテナンス対象の再起動メンテナンスを実施します

メンテナンスのご連絡に記載に日時を迎えるとメンテナンス対象の専有ホストは自動で停止し、新たに割り当てが行われた専有ホスト上で再起動します。

以降は通常通り新たに割り当てられている専有ホストをお使いください。

※メンテナンスの際には1つの専有ホストの契約に対して一時的に2台のホストサーバが専有として割り当てられますが、収容可能な上限は1台を上限として計算されます。メンテナンス対象の専有ホストにメモリ192GB分のサーバが動作している場合、新たに割り当てられるホストサーバ上で新規に起動することが出来る上限はメモリ32GBとなります。
※メンテナンスのご連絡を行った時点で専有ホストの割当ホスト名が新しいホスト名に変更されます。個々のサーバの詳細画面より収用ホスト名が専有ホストに割り当てられているものと相違がないかをご確認の上 収容変更の実施 をおねがいします。

ご利用方法

お申し込み

専有ホストのご利用する際には、コントロールパネルのオプション画面より専有ホストのお申し込みが必要です。

専有ホストのお申し込み画面はコントロールパネル上の「オプション」のメニューの中より選択ください。

※専有ホストのお申し込みはゾーンごとに行います。追加が出来ない場合にはコントロールパネル左上のゾーン情報をご確認ください。(東京第1ゾーンまたは石狩第2ゾーンが選択されている場合にのみお申し込み頂けます)

実際に専有ホストをご契約されると、専有ホストに収容できる仮想コアとメモリーの上限及び現在の収容状況、紐付けられているホスト名を確認することが出来ます。

専有ホストの詳細画面

専有ホストの詳細画面の[情報]タブより以下情報を確認できます

  • 収容先物理ホスト名の確認

    お客様が専有ホストの契約により専有を行っている物理ホストサーバの名称が表示されます。 ホストサーバで障害が発生した際には別物理ホストサーバへ振り返られるためこちらの名称は変更されます。

  • 収容割合の確認

    専有ホストへの収容状況を確認できます 上記の例では現在13コア分、メモリ53GB分のサーバが専有ホスト割り当てられていることを確認出来ます。

専有ホストの詳細画面の[サーバ]タブより以下の操作ができます

  • 収容サーバの追加、削除

 専有ホスト上で起動させる仮想サーバの割当追加または割当削除を行うとが出来ます。  割当削除はサーバが停止状態である場合にのみ実施することが出来ます。

実際に[追加]ボタンを押下した際には専有ホストに割当てることの出来るサーバの一覧が表示されます。この中から任意のサーバを選択することで新規に割当を行うことが出来ます。

※一覧に表示されるのは現在停止中のサーバのみとなります。起動中のサーバに対して専有ホストの割当を行うことは出来ません。

専有ホストへの収容方法

上記の専有ホストの詳細画面から割当てる以外の方法として以下により専有ホストへの割当を行うことが出来ます。

1.サーバの詳細画面からの割当

サーバの詳細より、サーバの名称などを設定できる[編集画面]を開くと、専有ホストの契約がある際にのみ専有ホストの割当項目が表示されます。

※専有ホストの契約がない場合、または編集を行うサーバが起動状態の場合にはこの項目は表示されません。

2.新規サーバの作成画面から割当

サーバの一覧画面で収容ホスト名を確認出来ます。サーバが通常のホストで起動している場合には収容ホスト名が表示され、専有ホストの場合には専有ホストの契約名が表示されるようになります。

※専有ホストの契約有無にかかわらずこちらの項目は表示されます。

ご注意事項

  • @group タグと専有ホストを併用することは出来ません。専有ホストに収容する際には @group タグの指定を外してください。
  • 専有ホストで提供されるホストサーバは専有ホスト専用となります。通常の共有型で提供している物理サーバとは仕様が異なる場合があります。
  • 専有ホストの最大仮想コア数やメモリ容量の上限を上回る、サーバの割当を行うことは出来ません。対象には停止中のサーバも含まれます。
  • 専有ホストの解約を行う際には、サーバの割当を全て解除している必要があります。(収容されている全てのサーバが停止状態の場合のみ、専有ホストの解約の際に同時に割り当ての解除がおこわなれます)
  • 専有ホストではサーバのみを実行することができ、さくらのクラウドが提供するアプライアンス(VPCルータ、ロードバランサ、データベース)の収容先として選択することは出来ません
  • 最大仮想コア数は収容を行う事ができる上限であり、物理コアを大幅に上回る仮想コアを収容している状態での高負荷なワークロードの処理を保証するものではありません。お客様の用途に応じて収容設計の上ご利用ください。
  • 専有ホスト上ではWindowsがインストールされているディスクが接続されているサーバの起動を行うことは出来ません