特殊タグ一覧¶
[更新: 2024年7月4日]
サーバに付与することで特殊な機能が使用できるタグの一覧と使用方法です。
特殊タグの一覧¶
現在使用可能な特殊タグは以下のとおりです。
タグ | 説明 |
---|---|
@group | サーバをグループ化し起動ホストを分離します。 |
@auto-reboot | サーバ停止時に自動起動します。 |
@keyboard-us | リモートスクリーン画面でUSキーボード入力します。 |
@boot-cdrom | 優先ブートデバイスをCD-ROMに設定します。 |
@boot-network | 優先ブートデバイスをPXE bootに設定します。 |
@cpu-topology | サーバ起動時にqemuの -smp オプションの引数を変更します。 |
重要
特殊タグの付与、または削除後はシャットダウンコマンドなどで一旦サーバを停止状態にしてから起動操作を行ってください。リブートコマンドでの再起動など、通電が継続する状態の再起動操作では特殊タグ機能の有効・無効は反映されません。
@group¶
サーバをグループ化し、各サーバの起動先ホスト(お客様の仮想サーバを起動するハイパーバイザを持つ実サーバ)を分散させます。異なるグループ名のタグが付与されたサーバは、それぞれが別のホストで起動されます。冗長構成を取るサーバの起動先ホストを分けたい場合などに活用できます。
@groupタグ機能では、下記の4種類のタグのうち1つのタグを設定することで、サーバがグループ化されます。
@group=a
@group=b
@group=c
@group=d
@auto-reboot¶
このタグが付与されたサーバが停止した場合、数分以内に自動的にサーバを起動しなおします。コントロールパネルやAPIで停止操作が行われたサーバに対しては自動起動はされません。
重要
・サーバ内でのシャットダウンコマンドによるサーバ停止の場合も自動起動の対象となります。
・ISOイメージが挿入された状態の場合、自動起動された際にディスク側のOSが起動しない場合があります。
@keyboard-us¶
VNC使用時にUSキーボード配列での文字入力が行われます。このタグの設定とともにサーバ側のキーマップ設定の変更が必要です。
CentOS6系¶
重要
2020年11月末を持ってCentOS6系のサポートは終了しました。可能な限り別のRHEL系OSへの移行を推奨します。
/etc/sysconfig/keyboardファイルを以下のように記述します。
KEYTABLE="us"
MODEL="pc105+inet"
LAYOUT="us"
KEYBOARDTYPE="pc"
CentOS7系¶
重要
2024年6月末を持ってCentOS7系のサポートは終了しました。可能な限り別のRHEL系OSへの移行を推奨します。
/etc/vconsole.confファイルを以下のように記述します。
KEYMAP="us"
設定後、サーバの再起動によりキーマップ設定が反映されます。タグ付与と共に必要に応じて設定を行ってください。
@boot-cdrom / @boot-network¶
サーバに接続されたデバイスのブート優先順位を指定できます。それぞれのタグを付与することで以下のような動作となります。
@boot-cdrom | サーバに接続された仮想CD-ROMドライブを優先して起動します。 (サーバにISOイメージディスクを挿入すると自動的に仮想CD-ROMドライブが取り付けられた状態になります) |
---|---|
@boot-network | サーバの仮想NICのPXE boot機能から優先して起動します。 |
注意
両方のタグは同時に指定しないでください。起動順序が不明確になる場合があります。
@cpu-topology¶
仮想化基盤が提供するCPUのハードウェア情報を変更し、OS側でのCPUソケット個数が1ソケットと認識されるように変更します。サーバ作成時に指定したCPU個数/性能は変化しません。Windows ServerとMicrosoft SQLプランを組み合わせて使用するなど、ソケット個数によりライセンス料金が変わる環境でのご利用に便利です。