アクセス制御リスト(ACL)機能の利用

[更新: 2024年05月29日]

ウェブアクセラレータのアクセス制御リスト(ACL)機能の利用方法に関するページです。

概要(アクセス制御リスト(ACL)機能とは)

「アクセス制御リスト(ACL)機能」とは、特定のIPアドレス、IP範囲(CIDR)、または全てのアクセスのいずれかを、許可または拒否するアクセス制御リストに登録し、 そのリストに基づいて、「ウェブアクセラレータ」へのアクセスを制御する機能です。

主な活用例

  • 社内ネットワーク・特定のVPNからのアクセスのみ許可(社内向けサイト・検証でのご利用など)
  • 特定のIPアドレスのアクセス拒否(ウェブサイトの管理者画面の保護など)

仕様と詳細

機能仕様

制御単位 ・許可ルール(allow)または 拒否ルール(deny)
・IP範囲(CIDR) (例:192.168.1.0/24)
・全アクセス(all)
アクセス制御 許可ルール(allow)または 拒否ルール(deny)
対応IP形式 IPv4
ルール数の上限値 100 ルール (※1)
リスト容量の上限値 10KiB (半角文字 10240文字分相当)
ルール適用方式 First Match 方式 (※2)
接続元のIPアドレスの識別方式 remote_addr (※3)

※1 コメント行や空行はルール数としてカウントされません。許可・拒否のアクセス制御ルールについて、100ルール以内までご利用いただけます。
※2 リスト内で最初に一致したルールが適用されます。
※3 基本的には「ウェブアクセラレータ」への接続元IPアドレスとなります。ただし、プロキシやVPNなどの中継サーバを経由して接続が行われている場合、中継サーバのIPアドレスとなります。

設定例

deny 192.0.2.5/25 # 行末のコメント
deny 198.51.100.0
# コメントだけの行も書くことができます
allow all

記述方法・制限事項について

  • 機能仕様 の条件を満たす内容にて設定可能です。
  • ルールの末尾の指定は「allow all」または「deny all」のみ設定可能です。
  • コメントの記述が可能です。行内に「#」が含まれる場合、「#」より後ろの記述内容は、コメントとして扱われます。ルールの末尾、またはコメントだけの行も記述可能です。

アクセス拒否の扱いについて

  • アクセス拒否の場合、接続元(クライアント)に対して「403 Forbidden」を応答します。
  • アクセス拒否については、アクセスグラフおよび月別使用量実績の「リクエスト数」「転送量」の集計に含まれます。

注意

アクセス制御リスト(ACL)機能利用時の注意事項
一部のアクセスのみを許可する場合では、監視サービスのヘルスチェックや、検索サイトのウェブクローラーなどに誤ってアクセス拒否ルールを適用されないよう、特にご注意の上でご利用ください。

注釈

参考情報
ウェブアクセラレータへの接続元のIPアドレスを確認する方法については 【TIPS】オリジンのアクセスログにウェブアクセラレータのIPアドレスではなく接続元のIPアドレスを記録したい をご確認ください。
※ ただし、ウェブアクセラレータに有効期限内のキャッシュが存在する場合は、オリジンへのアクセスが発生しないので、オリジン側のアクセスログには出力されません。

設定手順

アクセス制御リスト(ACL)の登録

1. 対象サイトの「設定」ボタンをクリックします

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2. 「アクセス制御」タブをクリックします

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3. 許可・拒否リストに条件を入力します

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記述方法は、 設定例 及びコントロールパネル上の「ルールの書式」の説明をご確認ください。

4. 入力が完了したら「保存」をクリックします

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5. 確認画面の内容に問題なければ「保存」ボタンをクリックします

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6. 保存が完了すると、以下の通知が右下に表示されます

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アクセス制御リスト(ACL)の削除

1. 対象サイトの「設定」ボタンをクリックします

画像ファイル

2. 「アクセス制御」タブをクリックします

画像ファイル

3. リスト下部の「削除」をクリックします

画像ファイル

4. 確認画面の内容に問題なければ「削除」ボタンをクリックします

画像ファイル

5. 削除が完了すると、以下の通知が右下に表示されます

画像ファイル