DNS(アプライアンス)

[更新: 2019年7月19日]

さくらのクラウドで提供しているDNSサーバアプライアンス「DNS」についてのページです。

概要

「DNS」では、さくらのクラウドで管理するDNSサーバを提供し、お客様側で任意のゾーンや、ゾーン内への各DNSレコードの設定を行うことができるサービスです。操作はわかりやすいWebインタフェースからはもちろん、他の機能と同様に API での制御も可能なため、サーバ構成のスケールアウトやGSLBによるロードバランシングなど、さくらのクラウドでの操作をより自動化させることが可能になります。

注意

本サービスでは新規のドメイン登録は承っておりません。お客様所有ドメインをお持込いただくか、 弊社ドメイン取得サービス をご利用ください。また、ゾーン転送機能には対応しておりません。

料金

料金については サービスサイト をご確認ください。

利用手順

以下の手順で作成・設定を行います。

ゾーンの作成

コントロールパネル左側のメニュー「グローバル」カテゴリ内にある「DNS」をクリックします。作成済みのゾーンがある場合はメイン画面内にリスト表示されます。新規に作成する場合は「追加」ボタンをクリックします。

ゾーン新規作成画面が表示されるので、必要な項目を選択・入力し、作成ボタンをクリックします。

各項目の説明は以下の通りです。

ゾーン名(*) DNSに登録するゾーン名を入力します。
※作成後に変更することはできません
説明 / タグ / アイコン サーバやディスク、他のアプライアンスと同様に、 タグアイコン 機能による分類が可能です。

※「*」は必須項目です

作成が完了すると作成済みゾーン一覧画面に追加されます。

一覧画面で登録ゾーンをダブルクリックすることでゾーン詳細画面が表示され、ゾーン登録先DNSサーバの確認が可能です。この画面に表示される「削除」ボタンで、登録されたゾーンを削除することもできます。

レコードの登録

ゾーンへのレコードの登録や削除、登録済みゾーンの確認は、ゾーン詳細画面に表示される「リソースレコード」タブより行います。新規に追加する場合は「追加」ボタンをクリックします。

リソースレコード追加画面が表示されるので、ここに登録したいレコードを入力します。

各項目の説明は以下の通りです。

名前(*) 登録したいレコードの名前(ラベル、最大63文字)を入力します。
タイプ(*) レコードのタイプを指定します。
指定したラベルの種類により、入力フォームの種類が変化します(次表参照)。
TTL レコードのTTLを10から3600000までの整数値で指定します。
空欄の場合はデフォルト値(3,600秒)が設定されます。

※「*」は必須項目です

なお、「タイプ」指定部では設定内容により入力フォームが以下の通り変化します。

タイプ 入力フォーム
A ・IPアドレス:
IPアドレスを入力します。ラジオボタンにより、直接入力と、作成済みサーバに割り当てられたIPアドレスから指定するかを選択できます。
AAAA ・IPv6アドレス:
IPv6アドレスを入力します。
NS ・FQDN:
FQDN(最大254文字)を入力します。
CNAME
・FQDN:
FQDN(最大254文字)を入力します。ラジオボタンにより、直接入力と、作成済みGSLBに割り当てられたFQDNから指定するかを選択できます。
MX ・MXプライオリティ:
MXプライオリティを1から65535までの整数値で指定します。
・FQDN:
FQDNを入力します。
TXT ・TXT:
TXTリソースデータ(最大255文字)を入力します。
SRV ・名前:
_(サービス名)._(プロトコル名)の形式で入力してください。
・SRV Priority:
SRV Priorityを0から65535までの整数値で指定します。
・SRV Weight:
SRV Weightを0から65535までの整数値で指定します。
・SRV Port:
SRV Portを1から65535までの整数値で指定します。
・SRV Target:
FQDN(最大254文字)の形式(末尾ピリオド)で入力します。
CAA ・CAA:
CAAリソースデータを入力します(参考: DNS CAA レコード設定について)。

※いずれも必須項目です

設定したレコードは「リソースレコード」画面より確認が可能です。すべての設定作業完了後は「反映」ボタンをクリックし、DNSサーバ側へ設定反映します。

注釈

一覧画面右側の鉛筆アイコン pencil をクリックすることで設定変更、削除アイコン cross をクリックすることで削除ができます(設定変更後は「反映」ボタンのクリックが必要です)。

仕様・注意事項

サービス仕様

サービスの仕様は以下の通りです。

登録可能なレコード種別 A, AAAA, NS, CNAME, MX, TXT, SRV, CAA
1アカウントあたりの最大登録可能ゾーン数 100ゾーン
1ゾーンあたりの最大レコード数 1000個
登録可能なゾーン名のパターン 条件あり
※詳しくは次項を参照下さい
登録可能なホスト名のパターン 条件あり
※詳しくは次項を参照下さい
登録可能なレコードデータのパターン レコード種別により条件あり
※詳しくは次項を参照下さい
対応トランスポート IPv4 TCP/UDP(IPv6非対応)
EDNS0対応(bufsize=1024まで)
DNS応答のTTL レコード毎に変更可能
(10秒~3,600,000秒まで1秒単位, デフォルトは3,600秒)
DNSラウンドロビン 同じ名前を複数レコード登録することにより可能
DNSサーバ設置サイト 石狩第1ゾーン / 東京第1ゾーン(各拠点内で冗長構成)
DNSサーバのFQDN形式 ns1.gslbN.sakura.ne.jp. / ns2.gslbN.sakura.ne.jp.
※“N”部分には任意の整数値が入ります
SOAレコードの編集 不可
SPFレコードの設定 TXTレコードとして登録可
DNSSECへの対応 非対応
IDN(国際化ドメイン名) 非対応
DNSキャッシュとしての利用 不可
フルレゾルバとしての利用 不可(DNSコンテンツサーバ機能のみ)
任意のDNSサーバに対するセカンダリDNSサーバとしての利用 不可
ゾーン情報変更からDNSサーバへの反映時間 15秒~1分程度

登録可能な値について

ゾーン名やレコードに登録可能な値として以下の制約があります。

重要

API経由で設定を行う際はご注意ください。コントロールパネルからの設定の場合でも、フォームでは条件に合致しない値が入力可能であってもボタン押下後にエラーが表示される場合があります。

ゾーン名

項目 内容
文字種 ・63文字以内であること
[0-9a-z-] の文字種で構成されていること
.. , .- , -. , の組み合わせが含まれないこと
・先頭文字がハイフン、ピリオドでないこと
・最後の文字がハイフン、ピリオドでないこと
・ラベル(.で区切った文字列)に、isatap、wpadが含まれないこと
サフィックス部 ・Public Suffix Listにマッチしないこと
・TLDがPublic Suffix Listに登録されていること
その他 ・上位ドメインが当サービスで提供するDNSサーバにNSが向いていないこと
・上位ドメイン、および下位ドメインが当サービスで既に登録されていないこと
・指定ブラックリストに載っていないこと

注意

・第三者のドメインの登録は禁止されています。
・作成後、表示される当社DNSサーバに対して権限委譲をお願いします。なお、1ヶ月以内に委譲がなされない場合、予告なく登録を削除する場合があります。
・xn–で始まるPunycodeの設定にも対応しています。

ホスト名

  • 文字種はゾーン名に使用できるものに加え _ (アンダースコア)で構成されている必要があります
  • . 入りの文字列も登録が可能です
  • 同じホスト名を複数登録可能です(ラウンドロビンの動作となります)
  • @ を入力可能です(ゾーン名を示す値となります)
  • * を入力可能です(ワイルドカードを示す値となります)

レコードデータ

タイプ 内容
A 以下を除くアドレス空間であること
・100.64.0.0/10
・0.0.0.0/8
・127.0.0.0/8
・224.0.0.0/3
・169.254.0.0/16
AAAA RFC5952形式で正規化されたフォーマットであること
NS . で終わっていること
・文字種がゾーン名に使用できるものに加え _ (アンダースコア)で構成されていること
@ でないこと
・参照先FQDNが自身のゾーン名でないこと
・レコードのFQDNが自身のゾーン内の名前の場合、その名前に対するAもしくはAAAAレコードが存在すること
CNAME . で終わっていること
・文字種がゾーン名に使用できるものに加え _ (アンダースコア)で構成されていること
@ でないこと
・レコードのFQDNが自身のゾーン内の名前の場合、その名前に対するAもしくはAAAAレコードが存在すること
MX . で終わっていること
・文字種がゾーン名に使用できるものに加え _ (アンダースコア)で構成されていること
プライオリティ[スペース]名前 の形式となっていること(例: 10 mail.sakura.ad.jp.)
・プライオリティは 1~65535 の間の数値であること
・レコードのFQDNが自身のゾーン内の名前の場合、その名前に対するAもしくはAAAAレコードが存在すること
TXT ・英字(大文字・小文字), 数字, 半角スペース、一部の使用可能な記号で構成されていること
(使用可能な記号は _ , = , : , ; , ~ , , , - , . , + , / )
・1~255文字の長さであること
SRV RFC2782に準拠したフォーマットであること
CAA ・英字(大文字・小文字), 数字, 半角スペース, 一部の使用可能な記号で構成されていること
(使用可能な記号は ", ., -, /, :, ;, ~, @, = )
・1~64文字の長さであること
・RFC6844に準拠したフォーマットであること

※xn–で始まるPunycodeの設定にも対応しています
※各レコードに共通して以下の制約があります

  • 重複レコード(名前、タイプ、値が全て同じ)は登録できません
  • 同一の名前に複数のCNAMEレコードは登録できません。
  • 同一の名前にCNAMEレコードと他の種別のレコードの混在はできません
  • 同一の名前にNSレコードと他のタイプのレコードの混在はできません
  • 同一の名前にSRVレコードと他のタイプのレコードの混在はできません
  • 同一の名前のレコードのTTLは全て同じである必要があります

APIドキュメントについて

APIでのご利用については、 APIドキュメント を参照ください。

よくある質問と回答

DNSアプライアンスに関するよくある質問と回答を こちら にまとめています。不明な点や疑問などがありましたらまずはこちらを参照ください。