技術概要

[更新: 2025年10月20日]

概要とアーキテクチャ

「Workflows」は、さくらクラウド上に、ワークフローを実行する基盤を提供するサービスです。 ワークフローを使って、反復実行するための特定操作をYAMLで定義できます。

Workflows アーキテクチャ図

用語説明

Workflows で使用される主な用語と概念を説明します。

本システムのことは Workflows と呼びます。

ランブック

ワークフローの実行に必要な情報(メタデータ、各ワークフローのステップなど)のことです。
また、それをYAML形式で記述したファイルのことを ランブックファイル/Runbook File と呼びます。

リビジョン

ランブックの変更履歴のことです。
リビジョン番号は、ランブックファイルの変更があるたびにインクリメントされます。

リビジョンエイリアス

リビジョン番号に対して、ユーザが任意の名前をつけることができます。
リビジョンエイリアスは、リビジョン番号と同じようにランブックファイルの変更履歴を参照するために使用されます。

制限事項

Workflowsにおける制限事項について記述します。

Runbookの上限

上限

説明

最大サイズ

RunbookのYAMLでの最大サイズ

256 KB

式の最大長

Runbook内に書く式の最大長

512 文字

最大分岐数

Workflowでの最大分岐数

10 分岐

ステップの上限

上限

説明

ステップ名

Runbookの各ステップの名前

31 文字

ステップ数

Runbookの最大ステップ数

5000 ステップ

Switchの上限

上限

説明

Switchでの最大分岐数

並列ステップをネストできる最大深度

50 分岐

並列ステップの上限

上限

説明

並列ステップの最大数

Runbookでの並列ステップの最大数

100 ステップ

並列ステップの最大深度

並列ステップをネストできる最大深度

2

リソースの上限

上限

説明

データサイズ

1つの実行で使用できるメモリの上限

512 KB

実行時間

ワークフロー実行の最長時間(開始時刻から終了時刻まで)。
この上限を超えると、ワークフローはタイムアウト エラーで終了します。

1 年

実行の保持

完了したWorkflow実行とその履歴の最大保持期間(ワークフロー実行の完了後)

90 日