Netwiser Virtual Edition 基本設定例2

[更新: 2023年3月2日]

弊社による検証データの一部を公開した記事掲載となります。参考にご利用ください。

1. 概要

NetwiserVEに関する初期設定と操作の一部を解説いたします。詳細は公開中のメーカードキュメントをご確認ください。

注釈

設定例に利用されたOSは、2023年3月2日時点最新のVer8.2.80となります。


1.1 前提条件

  • 検証は基本設定例1の続きとなります。
  • コマンド例は、 <設定内容> により表現されます。設定に <> は不要です。

1.2 構成図

検証は下記のインライン構成により検証されました。設定例は後述のインライン構成図の内容となります。

構成図 さくらのクラウド MAP

netwisertips3-01.png

構成図

netwisertips3-02.png

2. 機器の設定

NetwiserVEにホスト名を設定します。


2.1 hostnameの変更

デフォルトの設定は netwiser が設定済みです。必要に応じてホスト名を変更します。

設定例

設定例は sa_netwiser へ変更します。

netwiser(config)# hostname <ホスト名>
sa_netwiser(config)#

3. ログイン情報

ログインユーザとパスワードを追加、初期ユーザの利用を終了します。


3.1 ユーザ追加

admin権限のユーザを新たに追加する設定例です。

設定例

sa_netwiser(config)# user-mgmt <ユーザ名> password <パスワード> permission admin
adduser: INFO: Successfully added (<ユーザ名>) to the user database.

3.2 ユーザ削除

初期ユーザ、初期パスワードを削除する設定例です。

設定例

sa_netwiser(config)# no user-mgmt adm
Removing user (adm): processes(1) home passwd.

注釈

初期ユーザ、初期パスワードは公開された情報です。初回操作以外は利用されないことを推奨します

注釈

初期ユーザを削除する際は、新しく作成したadmin権限ユーザによりログイン後、操作を実施ください。


3.3 自動ログアウト時間

管理アクセスの待機許容時間を変更することが可能です。

設定例

設定例は、60分へ変更をいたしました。

sa_netwiser(config)# terminal auto-logout <分数>m
sa_netwiser(config)# exit

sa_netwiser> show terminal
Max History-Size: 20
Auto Logout Time: 1h

4. logに関する注意事項

NetwiserVEのログは、外部から強制的に停止/再起動が実行された場合に、システムログが削除されます。

セルフマネージドのサービスは、お客様による動作確認、設定確認、問題の原因特定、不具合発生に於ける必要情報など重要な情報源となります。事前に監視サービスやログ保管の方法を検討ください。

注釈

弊社は、OS内部の情報や設定、ログ収集は実施されません。

また、セキュリティ上、システム仕様を弊社が収集することはございません。内部構築・設定、その他支援を検討する際は、MSPの利用などを検討ください。