はじめに
[更新日:2025年2月4日]
AppRunとは?
AppRunは、コンテナ化されたアプリケーションを簡単にデプロイし、自動的にスケーリングを行うサービスです。インフラ管理の複雑さを気にすることなく、開発者が本来の業務であるアプリケーション開発に集中できる環境を提供します。
特長とメリット
開発スピードの向上
AppRunはコンテナ技術を採用し、アプリケーションとその実行環境を一つのパッケージとして扱います。コンテナイメージを登録するだけで本番環境へのデプロイが完了するため、開発からリリースまでのプロセスを大幅に短縮できます。これにより、新機能の追加や改善を迅速にユーザーへ届けることが可能になります。
インフラ管理からの開放
Kubernetesをベースとした基盤により、サーバーの設定やネットワークの構築といったインフラ管理作業を完全に自動化します。環境構築や運用の複雑な作業から解放されることで、開発チームは本来の目的であるアプリケーション開発に集中できます。さらに、APIファーストな設計により、CI/CDパイプラインとの連携も実現できます。
自動的なスケーリング
トラフィックの変動を常時監視し、負荷に応じて自動的にインスタンス数を調整します。急なアクセス増加にも自動でスケールアウトして対応し、トラフィックが減少した際にはスケールインすることで、リソースを効率的に利用できます。また、アクセスがない時はゼロスケールすることで、コストを最適化します。
統一された開発環境
コンテナ技術により、開発環境と本番環境の一貫性を確保します。ローカル環境と本番環境の動作の違いを気にすることなく、好みのプログラミング言語や開発ツールを自由に選択できます。環境依存の問題が解消されることで、チーム全体の開発効率が向上し、新しい技術の導入も柔軟に行えます。
β版における注意事項と制限事項
ご利用いただく前に、以下の点にご注意ください。
サービス内容については予告なく変更または廃止する可能性があります。
正式サービス化を保証するものではなく、品質保証(SLA)の適用対象外です。
サポートは限定的となり、利用状況によっては一時的に利用が制限される場合があります。
主な制限事項は 技術概要 をご確認ください。
本サービスの利用には以下の約款が適用され、ご利用開始時に同意したものとみなします。
アクセス方法
以下のインターフェースを通じてAppRunを利用できます。
AppRun β コントロールパネル – Webブラウザから利用できるGUIの操作画面
AppRun β APIドキュメント – RESTful APIを利用した操作が可能
sacloud/apprun-api-go – さくらのクラウド ユーザコミュニティ ツールとして提供されるGoライブラリ
Terraform for さくらのクラウド(v2) – Terraformを使ったリソース管理が可能
利用シーン
以下のような利用を想定しています。
バックエンドAPIサービスの運用 - 自動スケール・段階的デプロイでスケーラブルなAPIを簡単に実現
マイクロサービスの実現 - コンテナベースで独立したサービスをシンプルに展開・運用
新規Webサービスの開発・運用 - アイデアを素早くローンチし、トラフィック増加にも柔軟に対応
料金体系
現在β版のため、全機能を無料でご利用いただけます。
正式版リリースに伴う課金開始の際には、事前にアナウンスさせていただきます。
フィードバック
AppRun β版は、お客様からのフィードバックをもとに改善を行っています。
ご意見・ご要望の投稿は、以下の窓口をご利用ください。
注釈
機能の改善要望、使いにくい点、バグ報告など、どんな小さな意見でもかまいません。いただいたフィードバックは開発チームで慎重に検討し、今後のサービス改善に活用させていただきます。
みなさまからの積極的なフィードバックをお待ちしております。