さくらの専用サーバPHYにおけるブータブルメディアからの復元手順¶
[更新: 2023年11月2日]
本掲載は、Acronis Cyber Protect Cloudにおける弊社による検証データの一部を公開した記事掲載となります。参考にご利用ください。
注意
2023年8月現在の画面になります。Acronis社の仕様変更により、Bootable Backup Agentの画面が異なる可能性があります。
1. 概要¶
さくらの専用サーバPHYにおけるブータブルメディアからの復元手順を解説いたします。
注釈
本手順の前提として、以下が操作と設定が完了している事とします。
・Acronis Cyber CloudのサービスコンソールからISOをダウンロード
・さくらの専用サーバPHYのコントロールパネルにてネットワークインターフェースの冗長化方式を「ボンディングなし」に設定
・さくらの専用サーバPHYのコントロールパネルにてリモートメディアアップロードし、ISOブート
2. 手順¶
- Bootable Backup Agentの画面が表示されたら、「Configure network」をクリックします。
- Network Settingsの画面が表示されたら、「eth0」を選択後、「Auto configuiation」のチェックを外します。
- 該当サーバーの「IP adress」、「Subnet mask」、「Default gateways」、「DNS servers」の値を入力し、「OK」をクリックします。
- Bootable Backup Agentの画面に戻り、「Manage this machine locally」をクリックします。
- 「Recover」をクリックします。
- 「Select data」の「Required」をクリックします。
- 「Data path」の「Browse…」をクリックします。
- 「Cloud storage」を選択後、「Log in」をクリックし、Acronis Cyber CloudのサービスコンソールのLogin情報を入力します。
- 認証後、バックアップデータのフォルダ(Acronis Cyber Cloudのサービスコンソールアカウント名)を選択し、「OK」をクリックします。
- Data to Recover Selection画面のアーカイブ一覧から復元したいアーカイブを選択します。
- 下段「Backup Contents」で復元したいデータを選択し、「OK」をクリックします。※マシン全体を復元する場合はMBRsを含めて全て選択します。
- Recover data画面にて復元したいデータと復元先の確認して、よければ「OK」をクリックします。
- 復元が開始されます。ダイアログの「Progress」を選択すると進捗度合いが確認できます。
- 復元が完了したら、「close」をクリックし、ダイアログを閉じます。
- 「Action」から「exit」をクリックします。
- Bootable Backup Agentの画面に戻り、「Reboot」をクリックし、サーバーの再起動します。
- さくらの専用サーバPHYのコントロールパネルにてネットワークインターフェースの冗長化方式を「ボンディング」設定戻し、正常にネットワークが接続され、復元がされているか確認します。