OPNsense

ここでは、OPNsense のインストール方法について説明します。本ページでは OPNsense 23 の画像を使用してご案内しています。他のバージョンをご利用の場合は、適宜読み替えをお願いします。
詳細のインストール手順について、OPNsense の公式ドキュメントをご参考ください:https://docs.opnsense.org/

インストーラーを実行する

インストーラー起動後、ブートメニューが表示されたら、そのまま「Enterキー」を押します。

インストーラーの起動画面

NIC アサイン

ブート途中で、以下のようなNICのアサイン要求のメッセージが表示されるため、任意キーを押します。

Default interfaces not found -- Running interface assignment option.

Press any key to start the manual interface assignment: 5
上記メッセージは5秒で自動でスキップされますが、後から設定が可能なため問題ありません。
任意のキーを押した場合、NICの手動アサインを行います。以下のように入力します。

質問内容

説明

入力例

Do you want to configure LAGGs now [y/N]:

LAGGを設定しますか?

N

Do you want to configure VLANs now [y/N]:

VLANを設定しますか?

N

Enter the WAN interface name or 'a' for auto-detection:

WAN接続用NICを選択します

vtent0

Enter the LAN interface name or 'a' for auto-detection:

LAN接続用NICを選択します

必要に応じてローカル接続用NICを一覧から選んで入力します。
特に利用しない場合、そのまま「Enterキー」を押します。

Enter the Optional Interface 1 name or 'a' for auto-detection:

オプションのNICを選択します

特に利用しない場合、そのまま「Enterキー」を押します。

確認メッセージの表示画面

確認のメッセージが表示されるため、特に問題なければ、「y」を入力し、「Enterキー」を押します。

The interfaces will be assigned as follows:

WAN -> vtnet0

Do you want to proceed? [y/N]: y

OSをインストール

login

インストーラーのブートが完了後、ログインプロンプトが表示されため、以下のアカウントでログインします。

ID

Password

installer

opnsense

ログイン画面

キーマップを選択

デフォルトのキーマップで問題なければそのまま「Enterキー」を押します。 日本語キーボードを利用する場合、以下のように「Japanease 106」を選択して、「Enterキー」を押します。

キーボードの選択

キーボードのテストが必要なければ、「Continue with jp.kbd keymap」を選択し、「Enterキー」を押します。

キーボードの決定

パーティションモードを選択

UFSまたはZFSが選択可能です。本手順では「UFS」を選択し、「Enterキー」を押します。

パーティションの選択

ストレージを選択

「vtbd0」を選択し、「Enterキー」を押します。

ストレージの選択

SWAPパーティションの作成

「YES」を選択し、「Enterキー」を押します。

スワップパーティションの作成

最終確認

最終確認画面が表示されます。問題なければ「YES」を選択し、「Enterキー」を押します。

確認画面の表示

インストール開始

インストールが実行されます。

インストールの開始

rootパスワード設定

コンテンツのインストールが完了後、rootユーザのパスワード設定を行います。以下の画面で「Enterキー」を押します。

ルートユーザの設定

rootユーザのパスワードを2回入力します。

パスワードの入力

インストールを完了

「Complete Install」を選択し、「Enterキー」を押します。

インストールの完了

仮想サーバがシャットダウンされます。

サーバのシャットダウン

サーバーの起動

VPSコントロールパネルから「サーバー」をクリック、OSインストールを行ったサーバーを選択し、「起動する」をクリックします。

起動するのボタン

起動確認のポップアップが表示されるため、「実行」をクリックします。

実行のボタン

ネットワークの設定

Note

OSインストール時にネットワーク設定を行っていないため、デフォルトのDHCP設定となっています。
そのままでは通信ができないため、サーバ起動後に手動でネットワークの設定を行います。

仮想サーバ起動完了後、ログインプロンプトが表示されるため、設定したrootアカウントでログインします。

ログイン画面

IPアドレス設定

Note

NICのアサインを実施していない場合または設定を誤っていた場合、Enter an optionに「1」入力し、「Enterキー」を押すと設定が可能です。
本手順書の NIC アサイン を参照し、設定を実施してください。

IPアドレスを設定します。Enter an optionに「2」を入力して、「Enterキー」を押します。

以下の通りIPアドレスの情報を入力します。

質問内容

説明

入力例

Enter an option:

設定項目を選びます

2

Configure IPv4 address WAN interface via DHCP? [Y/n]

DHCPでIPv4のアドレスを設定しますか?

n

Enter the new WAN IPv4 address. Press <ENTER> for none:

IPv4アドレスを入力します

xxx.xxx.xxx.xxx

Subnet masks ar entered as bit counts (like CIDR notation):

サブネットマスクを入力します

23

For a WAN, enter the new WAN IPv4 upstream gateway address.

ゲートウェイIPアドレスを入力します。

xxx.xxx.xxx.xxx

Do you want to use the gateway as the IPv4 name server, too? [Y/n]

ゲートウェイのIPアドレスをそのままネームサーバにしますか?

n

Enter the IPv4 name server or press <ENTER> for none:

ネームサーバIPアドレスを入力します

xxx.xxx.xxx.xxx

Configure IPv6 address WAN interface via DHCP6? [Y/n]

DHCP6でIPv6アドレスを設定しますか?

n

Enter the new WAN IPv6 address. Press <ENTER> fo none:

IPv6アドレスを入力します。

必要に応じで入力します。

DO you wan to enable the DHCP server on WAN? [y/N]

WAN側でDHCP機能を有効にしますか?

n

DO you want to change the web GUI protocol from HTTPS to HTTP? [y/N]

GUIインターフェイス用プロトコルをHTTPSからHTTPに変更しますか?

n

Do you want to generate a new self-signed web GUI certificate? [y/N]

自己証明書を作りますか?

ここでは必要時応じて選択します。本手順書はnで省略します。

Restore web GUI access defaults? [y/N]

web GUIのアクセスをデフォルトに復元しますか?

n

各項目の入力

Note

正確なネットワーク情報はVPSコントロールパネルの「サーバー」-「ネットワーク」から確認できます。

ネットワーク情報の確認画面

GUI設定

Note

ネットワーク設定が完了後、サーバから外部への通信は可能となりますが、初期状態ではWAN側からGUIへのアクセスは拒否されてます。WAN側からアクセスしたい場合、OS上で稼働しているファイアウォールサービスを停止する必要があります。
なお、ローカルネットワークに設定されていれば、他のローカル接続済みのサーバからのアクセスは可能です。

WAN側からGUIアクセスするには、一時的にファイアウォールサービスを止めます。
Enter an optionに「8」を入力して、「Enterキー」を押します。
続けて「service pf onestop」と入力し、「Enter」キーを押します。

GUIアクセス

ブラウザからhttps://(仮想サーバのIPアドレス)にアクセスします。

rootアカウントでログインします。ログイン後にOPNsenseの詳細設定ができますが本手順書では省略します。具体的な操作方法について、 OPNsenseの公式マニュアル をご確認ください。

Note

VPSコントロールパネル上でパケットフィルターを設定している場合、Webアクセス(443/80)の許可を追加してください。詳細は パケットフィルター をご参照ください。