Windows Serverの管理ユーザーの運用(パスワード期限・ロックアウト)¶
管理ユーザー名の違い¶
管理ユーザー名は、サーバーを追加した時期、またはOSを再インストールした時期によって異なります( 管理ユーザーログイン )。
サーバーを追加した時期 |
管理ユーザー名 |
|---|---|
2026年7月2日13:00より前
|
Administrator |
2026年7月2日13:00以降
|
WinSakuraUser |
-500 です。次のコマンドで、現在の名前を確認できます。> Get-LocalUser | Where-Object { $_.SID -like "*-500" } | Format-Table Name, Enabled
Note
アカウントポリシーの初期値¶
さくらのVPS for Windows Server(Windows Server 2025)の標準OSでは、アカウントポリシーの初期値は次のとおりです。
項目 |
初期値 |
|---|---|
パスワードの有効期間(最大) |
42日 |
パスワードの長さ(最小) |
0文字 |
パスワードの複雑さの要件 |
有効 |
ロックアウトしきい値 |
10回 |
ロックアウト期間 |
10分 |
ロックアウト観察ウィンドウ |
10分 |
現在の設定は、次のコマンドで確認できます。
> net accounts
パスワードの有効期限を確認する¶
パスワードの有効期間(最大)が42日に設定されているため、パスワードを変更せずに42日が経過すると、期限が切れます。
> Get-LocalUser | Format-Table Name, Enabled, PasswordLastSet, PasswordExpires
PasswordLastSet はパスワードを最後に設定した日時、 PasswordExpires は有効期限の日時です。 PasswordExpires が空欄のアカウントは、有効期限がありません。
> net user ユーザー名
出力の Password expires (日本語の表示では「パスワードの有効期限」)が、有効期限です。
Note
ロックアウトの記録を確認する¶
ロックアウトや、ログオンの失敗は、イベントログ(セキュリティ)に記録されます。
イベントID |
内容 |
|---|---|
4625 |
ログオンの失敗
(ユーザー名、ログオンの種類、失敗の理由が記録されます)
|
4740 |
アカウントのロックアウト
(ロックアウトされたアカウント名が記録されます)
|
4624 |
ログオンの成功 |
> Get-WinEvent -FilterHashtable @{LogName="Security";Id=4740} -MaxEvents 5
出力の Account That Was Locked Out (日本語の表示では「ロックアウトされたアカウント」)の Account Name (アカウント名)が、ロックアウトされたアカウントです。
ログオンの失敗では、どのユーザー名が狙われているかを確認できます。
> Get-WinEvent -FilterHashtable @{LogName="Security";Id=4625;StartTime=(Get-Date).AddHours(-24)} | ForEach-Object { ([xml]$_.ToXml()).Event.EventData.Data | Where-Object Name -eq "TargetUserName" } | Group-Object "#text" | Sort-Object Count -Descending | Select-Object -First 10 Count, Name
Note
LogonType)が 3 で記録されます。SubStatus が 0xc0000064 で記録されます。存在するユーザー名を使った試行で、パスワードが誤っていた場合は、 0xc000006a で記録されます。ロックアウトの解除と、対策¶
ロックアウトされた場合は、約10分で自動的に解除されます。すぐに解除したい場合は、VNCコンソールでログオンしてください( さくらのVPS for Windows Serverでアカウント ロックアウトされた時の対処方法 )
管理ユーザーのパスワードは、推測されにくい長さと内容にしてください
管理ユーザー名を、推測されにくいユーザー名に変更してください( さくらのVPS for Windows Serverでアカウント ロックアウトされた時の対処方法 )
リモートデスクトップで接続できない場合の切り分けは、 リモートデスクトップで接続できない場合の確認手順(Windows Server) をご参照ください