Windows Serverの利用開始後に確認したい項目

[更新:2026年10月22日]

さくらのVPS for Windows Serverでサーバーを新規に追加した後、またはOSを再インストールした後に、最初に確認しておきたい項目を記載します。
各項目は、リモートデスクトップまたはVNCコンソールでログオンし、PowerShellで確認します。
リモートデスクトップで接続するまでの手順は、 さくらのVPS for Windows Server利用開始チュートリアル をご参照ください。

標準OSの状態

Windows Server 2025 Datacenter Editionの標準OSで、サーバー作成直後の状態は次のとおりです。お客様が設定を変更した場合や、OSのバージョンによって、異なる場合があります。

項目

標準OSの状態

管理ユーザー

2026年7月2日13:00以降は WinSakuraUser 、
それより前は Administrator

Windows ファイアウォール

すべてのプロファイルで有効
(インターネットからの受信を許可しているのは、
リモートデスクトップと、pingの応答のみ)

Windows Update

更新プログラムは自動ではインストールされません
(ダウンロードと、インストール前の通知のみ)

Microsoft Defender ウイルス対策

有効

時刻の同期

さくらインターネットのNTPサーバー
( ntp1.sakura.ad.jp )と同期

DNSサーバー

さくらインターネットのDNSサーバー
( 210.188.224.10 、 210.188.224.11 )

Windowsのライセンス認証

認証済み

バックアップ

設定されていません
(Windows Server Backupは未インストール)

Note

標準OSには、サーバーを作成した時点のOSのバージョンが入っています。サーバーを作成した時期によっては、最新の更新プログラムが適用されていません。
最初に、Windows Updateの状態を確認してください。

確認の流れ

Step

確認すること

詳しい手順

1

管理ユーザーと、パスワードの有効期限

Windows Serverの管理ユーザーの運用(パスワード期限・ロックアウト)

2

Windows Updateの状態

本文書のStep2

3

Windows ファイアウォールの設定

本文書のStep3

4

Microsoft Defender ウイルス対策の状態

本文書のStep4

5

時刻とタイムゾーン

本文書のStep5

6

バックアップの方針

本文書のStep6

手順

Step1. 管理ユーザーとパスワードの有効期限を確認する

標準OSでは、パスワードの有効期間(最大)が42日に設定されています。パスワードを変更せずに42日が経過すると、有効期限が切れます。
次のコマンドで、有効期限を確認してください。
パスワードの有効期限を確認する場合
> Get-LocalUser | Format-Table Name, Enabled, PasswordLastSet, PasswordExpires

ユーザー名の違い、ロックアウトの確認は、 Windows Serverの管理ユーザーの運用(パスワード期限・ロックアウト) をご参照ください。

Step2. Windows Updateの状態を確認する

次のコマンドで、適用されていない更新プログラムを確認します。

適用されていない更新プログラムを確認する場合
> (New-Object -ComObject Microsoft.Update.Session).CreateUpdateSearcher().Search("IsInstalled=0").Updates | Select-Object Title

更新プログラムの名称が表示された場合は、適用されていません。表示がなければ、すべて適用されています。

更新プログラムは、「設定」の「Windows Update」からインストールします。
インストール後に、再起動が必要になる場合があります。再起動中は、リモートデスクトップで接続できません。サーバーを利用していない時間帯に実施してください。
Windows Server 2016などのほかのバージョンの手順は、 システムのアップデート をご参照ください。

現在のOSのビルド番号は、次のコマンドで確認できます。

OSのバージョンを確認する場合
> Get-ComputerInfo -Property OsName, OsVersion, OsBuildNumber

Step3. Windows ファイアウォールの設定を確認する

さくらのVPS for Windows Serverでは、パケットフィルターをご利用いただけません( パケットフィルター )。通信の制限は、Windows ファイアウォールで行います。
外部からの受信を許可している規則を確認します。
受信を許可している規則を確認する場合
> Get-NetFirewallRule -Enabled True -Direction Inbound -Action Allow | Format-Table DisplayName, Profile
標準OSで、インターネットからの受信を許可しているのは、「リモート デスクトップ - ユーザー モード (TCP 受信)」(3389番)と、「ファイルとプリンターの共有 (エコー要求 - ICMPv4 受信)」(pingの応答)です。
「Windows リモート管理 (HTTP 受信)」(5985番)は、ネットワークプロファイルが「パブリック」の場合は、同じサブネット内からの接続のみを許可しています。
Webサーバーなどを公開する場合は、必要なポートの受信規則を追加してください。不要になった規則は、無効にします。

リモートデスクトップの受信規則は、接続元のIPアドレスを制限しない設定になっています。接続元を固定できる場合は、受信規則のリモートアドレスに、接続元のIPアドレスを指定する方法があります。ただし、接続元のIPアドレスが変わると、接続できなくなりますので、ご注意ください。

Note

リモートデスクトップには、パスワードを推測する接続が常に行われています。ロックアウトの確認は Windows Serverの管理ユーザーの運用(パスワード期限・ロックアウト) を、接続できない場合の切り分けは リモートデスクトップで接続できない場合の確認手順(Windows Server) をご参照ください。

Step4. Microsoft Defender ウイルス対策の状態を確認する

Microsoft Defender ウイルス対策の状態を確認する場合
> Get-MpComputerStatus | Format-List AMServiceEnabled, RealTimeProtectionEnabled, AntivirusSignatureLastUpdated

AMServiceEnabled と RealTimeProtectionEnabled が True であれば、有効です。 AntivirusSignatureLastUpdated は、ウイルス定義が最後に更新された日時です。

他社のセキュリティソフトを導入する場合は、そのソフトの案内に従ってください。

Step5. 時刻とタイムゾーンを確認する

時刻とタイムゾーンを確認する場合
> Get-Date
> (Get-TimeZone).Id
> w32tm /query /status
標準OSのタイムゾーンは、 Tokyo Standard Time です。
w32tm /query /status の「ソース」(英語表示では Source )に、時刻の同期元が表示されます。

Step6. バックアップの方針を決める

標準OSには、バックアップは設定されていません。Windows Serverの標準機能であるWindows Server Backupも、インストールされていません。
保存したいデータは、OSの再インストールで初期化されます( Windows OS再インストール )。大切なデータは、お客様ご自身でバックアップ方法を決めて、定期的に取得してください。

完了の確認

次の項目を確認してください。

  • 管理ユーザーのパスワードの有効期限を確認した

  • Windows Updateで、適用されていない更新プログラムがないことを確認した

  • 受信を許可している規則が、必要なものだけであることを確認した

  • Microsoft Defender ウイルス対策が有効であることを確認した

  • 時刻とタイムゾーンが正しいことを確認した

  • バックアップの方針を決めた