syslog転送機能

[更新: 2024年2月5日]

概要

「syslog転送機能」は、データベースが出力するログをsyslogを使用して他のサーバに転送する機能です。ログ収集用にsyslogサーバを構築している場合、syslog転送機能を設定するだけでデータベースアプライアンスのログ情報も容易に統合することが可能になります。

注意

syslog転送機能は現在データベースエンジンがMariaDBの場合のみ有効です。PostgreSQLではご利用になれませんのでご了承ください。

設定

syslog転送機能は「syslog」タブにて行います。すでに設定中のものがある場合はリストが表示されます。新たに追加する場合は右下の「追加」ボタンをクリックします。

注釈

LogFileの種類ごとにそれぞれ1件のみ登録が可能です。

database-syslog-01.png

設定ダイアログボックスが表示されるので設定項目を入力します。

database-syslog-02.png
Facility ログ送信時のファシリティを local1 , local2 , local3 から選択します。
IPAddress syslogサーバのIPアドレスを指定します。
0.0.0.0/8 , 127.0.0.0/8 , 100.0.0.0/8 のネットワーク帯域のIPアドレスは設定できません。
LogFile RDBMSが出力するログファイルから転送対象のログを指定します。
Severity level 転送対象とする最低ログレベルを指定します。

登録リストは右側の鉛筆アイコン pencil で編集、削除アイコン cross で削除が行えます。編集や削除作業を行った後は反映ボタンをクリックし変更値を保存する必要があります。

注意

MariaDBでは、 パラメータ設定機能 で設定可能な log_warnings の設定が優先されます(未指定時のデフォルト値はMariaDB 10.2.4以上は2、それ以前のバージョンは1となります)。 log_warnings で設定されるレベルより低いレベルをSeverity levelで指定しても出力されない場合がありますのでご注意ください。