バージョン自動更新機能
[更新: 2025年06月26日]
概要
本機能は、データベースアプライアンスの利用中のDBのパッチバージョンを更新する機能です。
仕様
データベースアプライアンスは、作成時に指定されたデータベースエンジンおよびデータベースバージョンに基づいて構成されます。
メジャーおよびマイナーバージョンはアプライアンス作成時に固定され、ご利用中に変更することはできません。
本機能を利用することで、同一のメジャー・マイナーバージョン系列に属するパッチバージョンについては、自動あるいは任意のタイミングで更新することが可能です。
注釈
冗長構成ではないデータベースの種類がMariaDBのみです。
本機能は、MariaDBの10.11から対応し、動作します。
冗長構成のMariaDB、Postgresqlなどは非対応です。
リードレプリカ機能を有効にした場合は非対応です。
利用方法:
利用開始の設定方法について

新規作成時に設定する場合は、各種項目を入力後「自動更新」を有効にして作成します。
自動更新を行う時間を設定します。これは自動更新処理を行い、再起動行います。
ご利用や設定における注意事項をご確認下さい。

すでにお持ちの動作対象環境の場合は、「データベースの変更」から「自動更新」を有効にします。
自動更新を行う時間を設定します。これは自動更新処理を行い、再起動行います。
ご利用や設定における注意事項をご確認下さい。
任意のタイミングでの更新の実行について

「バージョン設定」タブから、メンテナンスバージョンを選択して、更新を行います。
更新ボタンを押すと実行処理が行われ、再起動が必要になります。
注意事項をご確認いただき、理解した上で実行してください
バージョン自動更新機能利用にあたっての注意事項
当機能に対応していないデータベースでも画面上では選択や設定が可能な場合がありますが、実際には動作しません。
更新後に更新前のバージョンに戻せません。弊社側でバックアップは取得しないため、バックアップ取得されたい場合は、お客様側で取得ください。取得方法や詳細は バックアップ を確認してください。
更新する際は、DBの再起動が必要なります。その際にサービスが停止、再起動する過程で一時的に利用できないタイミングする可能性があります。
更新する際に、パラメータ変更やバックアップ設定の処理時間と競合すると、予期せぬ挙動になり失敗する可能性があります。同じ時刻やタイミングを避けて、別の時間を設定してください。
更新に成功すると、ログ画面に表示されるMariaDBのバージョン情報が更新されます。