技術概要

[更新:2025年12月9日]

概念図

AppRun専有型の概念図

用語説明

クラスタ

AppRun専有型における最上位の管理単位で、複数のオートスケーリンググループで構成される論理的なグループです。

オートスケーリンググループ

複数のワーカノードをまとめて管理・自動スケールさせる単位です。複数のゾーンに配置できます。

ワーカノード

コンテナがデプロイ・実行される仮想サーバを指します。AppRun専有型では自動で構成されます。

コンテナ

アプリケーションとその実行環境をひとまとめにしたパッケージを指します。

ロードバランサノード

AppRun専有型では、L7ロードバランサとして動作しVRRPによる冗長構成も可能なノードを指します。

VRRP

仮想IPアドレスを複数のノードで共有することで冗長構成を実現するプロトコルです。

L7ロードバランサ

アプリケーション層で動作するロードバランサです。

スケールアウト/スケールイン

システム負荷に応じてコンテナ数やリソースを増減させることを指します。AppRun専有型では、CPU使用率に応じたオートスケーリングが可能です。

オートスケーリング

システム負荷に応じて自動でスケールアウト/スケールインを行うことを指します。

バージョン

アプリケーションの新たなリリースや設定変更を管理するための単位を指します。

コンテナ実行環境の仕様

CPUアーキテクチャ

amd64 のみに対応しています。

コンテナの実行ユーザと実行グループ

uid951:gid951 で実行します。

コンテナの終了

アプリケーションバージョンの非アクティブ化や、スケールイン時にコンテナが終了されます。

コンテナ終了時は、 STOPSIGNAL が送信されます。DockerfileでSTOPSIGNALが指定されていない場合は、SIGTERMが送信されます。

STOPSIGNAL送信から10秒以内にコンテナが終了しない場合、SIGKILLが送信され強制終了されます。

制限事項

項目

制限数

スコープ

アプライアンス数

20

1プロジェクトごと

ワーカノード

14 (最大ノード数の総和)

1プロジェクトごと

ロードバランサノード

6

1プロジェクトごと

クラスタ

3

1プロジェクトごと

オートスケーリンググループ

6

1プロジェクトごと

アプリケーション数

10

1プロジェクトごと

バージョン数

50

1アプリケーションごと