データベース(アプライアンス)によるタスク管理の可視化

[更新: 2021年12月27日]

弊社による検証データの一部を公開した記事掲載となります。参考にご利用ください。

概要

各種プロジェクト、プロダクト管理は年月と状況に応じて複雑化しますが、タスク管理ツールやサービス上のデータを可視化したい悩みがありました。 このため弊社データベース(アプライアンス)とタスク管理ツール&Biツールと連携・動作させた際の検証結果を簡略化、TIPSとして掲載します。

前提条件

検証の際は以下を前提条件としました。

  • タスク管理ツールは、backlogを利用
  • 接続ツールにCDATE Syncを利用
  • DBはデータベース(アプライアンス)を利用
  • BI toolはMetabaseを利用
  • コネクタ、BiツールをインストールするWindowsサーバーを利用

重要

OSS、ミドルウェアまたはドライバーなど弊社未提供製品、サービスはサポート対応の対象外となります。必要に応じて提供元ベンダー、提供元のサポートをご利用ください。

構成

前提条件を考慮し検証構成図に起こしました。

検証構成図

dbappliance-01.png

さくらのクラウド リソース作成

準備、作成したリソースは下記となります。

  • ルータ+スイッチ(/28)
  • スイッチ
  • FortigateVM FortiOS 6.4.8
  • WindowsServerOS Windows Server 2019 Datacenter
  • コネクタツール(WindowsServerへインストール) CData Sync - 21.0.8003.0
  • Biツールサーバー(WindowsServerへインストール) metabase 0.41.4
  • データベース(アプライアンス) 2台 postgres-13 & MariaDB-10.4

注釈

簡単なフィルタリングとローカルネットワークのルーティングにFortiateVMを利用しました。Fortigateの設定に関する記載は省略いたします。

こちらを作成すると以下のMAP図になりました。

さくらのクラウドMAP

dbappliance-02.png

注釈

環境テスト用に複数リソースを準備、作成した画面になります。ご利用に合わせて作成ください。

重要

作成したデータベース(アプライアンス)に接続、backlogのデータを保管するDBは事前に作成ください。

コネクタツールの設定(CDate Sync)

CData Software Japan 合同会社様サイトより CDate Sync をダウンロード、WindowsServerへインストールしました。

インストール後、ブラウザよりアクセスが可能になります。

CDate Sync ステータス画面

dbappliance-03.png

CDate SyncにbacklogとDBのアクセス情報を設定します。

CDate Sync Backlog接続設定画面

dbappliance-04.png
URL 指定のアドレス(https:// 登録名 .backlog,com)
Api Key 発行した API Key を指定

CDate Sync DB接続設定画面

dbappliance-05.png
Server データベース(アプライアンス)のIPアドレス
Port データベース(アプライアンス)のポート番号
Datebase名 作成済のDB名
user DBのユーザ名
pass DBのパスワード

ジョブ追加画面

追加したデータソースとDBを接続しデータを以降させるためのジョブを実行します。

CDate Sync job接続設定画面

dbappliance-06.png

新しいジョブを作成、設定済みのソースと同期先のDBを指定します。

ジョブ名 任意のジョブ名
ソース 作成済のbackog接続設定
同期先 作成済のDB接続設定

CDate Syncを実行テストします。

CDate Sync job設定画面

dbappliance-07.png

テーブル項目のissueにチェック、実行ボタンを押せば手動実行が開始されます。

Biツールにデータベースを登録(Metabase)

事前に Metabase を検証用にWindowsServerへインストールしました。Metabaseを起動、管理者設定よりDBアプライアンスを追加します。

管理者設定のデータベース追加により以下を再度指定します。

Metabase DB追加画面

dbappliance-08.png

今回はissuesを選択、DBへ同期させます。

データベースのタイプ 利用するデータベース(アプライアンス)(Postgre or MariaDB)
名前 任意
ホスト名 DBのIPアドレス
ポート DBの指定ポート
データベース名 作成済DBを指定
ユーザー名 DBのユーザ名を指定
パスワード ユーザのパスワードを指定

完了すると追加したデータベース(アプライアンス)が表示されます。

MEtabase DB画面

dbappliance-09.png

デダッシュボードを作成

Metabaseに登録したDBを利用、クエリ、またはダッシュボードを作成、業務向けにカスタマイズします。今回は検証用に簡単なダッシュボードを作成しました。

参考ダッシュボード画面

dbappliance-10.png

検証公開はここまでになります。CDate Syncコネクタはバッチ処理などにより日時指定などもあります。また、指定データソースのラインアップが豊富、他の可視化にも合わせて利用が可能だと思われます。