よくある質問と回答¶
[更新: 2024年10月10日]
高火力 DOK に対するよくある質問と回答です。
タスクの実行について¶
タスクの実行時にパラメーターを指定できますか?¶
一般的なコンテナーイメージの実行と同じように、タスク実行時に 環境変数やコマンド、エントリーポイントなど を指定できます。
定義済み環境変数について も参照ください。
一度に実行できるタスク数の上限はありますか?¶
1ユーザーにつき 1 タスクが上限です。
一度に実行できるタスク数の上限を超えて実行しようとしたらどうなりますか?¶
上限を超えた分のタスクは待ち状態となり、実行準備ができ次第順次実行されます。 なお、タスクの状態はAPIで取得できます。
常駐するタイプのタスクを実行できますか?¶
実行自体はできますが、実行時間が 20 日を超えるタスクは強制終了されます。ご了承ください。
入出力データの受け渡しについて¶
モデルデータや学習データは、どうやってタスクに取り込めばいいですか?¶
2つの方法があります。
1つは コンテナーイメージ内に必要なデータも埋め込む方法 で、学習に必要なデータが固定であれば通信のオーバーヘッドを最小限に抑えられます。
もう1つは 外部に保存したデータをコンテナー実行中に取り込む方法 で、あらかじめデータを オブジェクトストレージ などに保存しておき、実行時にデータの保存場所を指定することで読み込むデータを実行時に変更できます。
アーティファクト(タスクが生成したモデルや、推論結果・生成物等)はどうやって取り出せばいいですか?¶
2つの方法があります。
1つは、環境変数 SAKURA_ARTIFACT_DIR
で指定されるディレクトリーに タスク内でアーティファクトを保存する方法 です。
このディレクトリーに保存されたファイルは、タスク終了後に tar.gz
形式でダウンロード可能です。
お客様側でアーティファクト保存用のストレージを別途用意せずにローカルマシンにダウンロードできるので手軽ですが、ダウンロードのタイミングがタスク終了後に限定されること、ダウンロード時のフォーマットが限定されること、 72 時間の保管期限があることなどにご注意ください。
もう1つは タスクから外部のストレージにアーティファクトを転送する方法 です。 保存場所やアクセス方法などはあらかじめタスクと取り出し側で決めておく必要がありますが、例えば画像を複数生成する場合などには1枚生成するたびに取り出せるなど、柔軟な受け渡しが可能です。
お支払いについて¶
どのような支払い方法がありますか?¶
お支払いには、クレジットカードをご利用いただけます。詳しくは、 こちら をご覧ください。 また、クレジットカード以外のお支払い方法をご希望の場合は、弊社 お問い合わせ窓口 または担当営業にお問い合わせください。
ただし、規模感等をヒアリングしたうえで、ご要望にお応えできない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
請求書は毎月何日頃発行されますか?¶
毎月末締めで翌月に請求が行われます。 請求はすべて後払いとなり、お申し込み時や利用開始前に請求は発生しません。
その他¶
使用可能なコンテナーレジストリーについて何か制限はありますか?¶
以下の2点を満たす必要があります。 これらを満たせば、認証が必要なプライベートなレジストリーもご利用いただけます。
- インターネットからアクセス可能であること 以外は特に制限はありません。
- 「Docker Registry HTTP API V2」 に準拠していること
コンテナレジストリ(Lab) も上記条件を満たしております。
このサービスは、ウェブサービス作成のような汎用コンテナーとして使えますか?¶
いいえ、 汎用コンテナーとしては設計されていません。
本サービスは「終わりのある単一のタスクの実行」を想定しています。
外部からの接続方法 を使うとインターネットからのアクセスに対して応答できますが、これも「終了する前提のタスクで一時的に外部からのアクセスを受け入れる」ためのものであり、汎用コンテナーとしての用途には適しません。 具体的には、以下のような機能は用意していません。
- 異常終了時の自動再起動
- 負荷分散(複数インスタンス起動によるスケールイン・スケールアウト)
- 定期実行・繰り返し実行(本サービス自体にこの機能はありませんが、お客さま側でAPIを呼び出すことで相当する機能を実現できます)
- 永続的な稼働(実行時間の長いタスクを強制終了させる可能性があります)
- タスク間の通信・協調
ブラウザー以外からこのサービスを操作できますか?¶
はい、本サービスはWeb APIを提供しています。
全ての操作はWeb APIを通じて行えるため、定期タスクの実行やウェブサービスとの連携などの自動化も行えます。 APIの詳細は 高火力 DOK APIドキュメント を参照ください。