起動タスクへのSSH接続方法
[更新: 2025年10月14日]
高火力 DOK で、SSHを使用してタスクに接続する方法についての説明です。
はじめに
高火力 DOK では、SSH接続機能を利用することで、実行中のタスクにターミナルから接続できます。 コンテナー内のファイルの編集、プログラムの実行、デバッグなどを行えます。
注釈
SSH接続を使用するには、公開鍵管理ページに公開鍵を登録(有効にする)し、タスク作成時にSSH接続をONにする必要があります。
公開鍵認証にのみ対応しています。パスワード認証は使えません。
警告
SSHキーの管理には十分注意してください。秘密鍵が漏洩すると、第三者がコンテナーに不正アクセスする可能性があります。
本機能では、
scp
やrsync
によるファイル転送は利用できません。SSHセッションを閉じてもタスクは自動的に終了されません。終了するまで料金がかかりますのでご注意ください。タスクを明示的に終了する場合はタスク詳細から中断してください。
前提条件
SSHクライアント(OpenSSHなど)がインストールされていること
準備
SSH接続を使用するには、以下の準備が必要です:
SSHキーペアの生成
公開鍵管理に有効な公開鍵を登録
SSHキーペアの生成
SSHキーペアをまだ持っていない場合は、以下のコマンド例で生成できます。
ssh-keygen -f ~/.ssh/dok_key
このコマンドを実行すると、~/.ssh/dok_key(秘密鍵)と~/.ssh/dok_key.pub(公開鍵)の2つのファイルが生成されます。
公開鍵の登録
SSH接続を使用するには、まず公開鍵管理ページで公開鍵を登録(有効に)する必要があります。
公開鍵管理ページにアクセスして 「公開鍵の追加」ボタンをクリックします
名前と生成した公開鍵(~/.ssh/dok_key.pub)の内容を貼り付けて保存します

SSH接続を有効にするタスクの作成
タスク作成画面 で、以下の情報を入力してください。
項目 |
内容 |
備考 |
---|---|---|
イメージ |
いずれかのシェル(bash/sh/zsh)が含まれたイメージ |
例:ubuntu:latest |
コマンド |
任意の実行コマンド |
例: -c 'sleep 600' |
エントリーポイント |
任意のエントリーポイント |
例: |
SSH |
ONに設定 |
タスク作成時にSSH接続を有効にします |
シェル |
イメージに含まれるシェル(bash/sh/zsh)を選択 |
接続時に使用するシェルを指定します |

タスクへのSSH接続
タスクが起動したら、タスク詳細ページに表示される接続情報を使って、手元の秘密鍵のパスを指定して接続します。
ssh -i <秘密鍵のパス(~/.ssh/dok_key)> -p <ポート番号> <タスクID>@<ホスト名>
初回接続時には、ホストの信頼性確認メッセージが表示されます。「yes」と入力して接続を続行してください。

トラブルシューティング
SSH接続ができない
以下を確認してください。
タスク作成時にSSHを有効化しているか
シェルが実行イメージ内に存在しているか
タスク作成時にSSHを有効化しているか
タスクが正常に起動しているか
公開鍵をタスク作成後に追加・有効化していないか(追加した場合はタスクを再作成する必要があります)
ファイル転送ができない
本機能では、scp
や rsync
によるファイル転送は利用できません。