Ubuntu Server 20.04.1 LTS 64bit リリースノート

[更新: 2022年04月19日]

さくらのクラウドで提供中のUbuntu Server 20.04.1 LTS 64bit パブリックアーカイブの設定内容について記載します。

管理ユーザ(ログイン用ユーザ)

アカウント名 ubuntu
初期パスワード なし(ディスク修正から設定可能)

※ root 権限で作業する場合は sudo コマンドを実行(例: sudo ufw status

ロケール

言語 LANG=en_US.UTF-8
タイムゾーン Asia/Tokyo(JST)

ディスク

パーティションテーブル GPT

パーティション構成

パーティション番号 マウントポイント パーティション名 フォーマット 容量
1 BIOS boot partition bios_grub フラグ (EF02) 1049KB
2 /dev/shm Linux swap tmpfs (8200) 4GB
3 / Linux filesystem ext4 (8300) 残りのディスク容量まで拡張

ネットワーク

インタフェース eth0
プロトコル IPv4:有効、IPv6:無効 ※1
ホスト名 localhost.localdomain(ディスク修正から設定可能)
ネームサーバ 石狩リージョン:
133.242.0.3(dns13.sakura.ad.jp)
133.242.0.4(dns14.sakura.ad.jp)
東京リージョン:
210.188.224.10(dns5.sakura.ad.jp)
210.188.224.11(dns6.sakura.ad.jp)

※1 IPv6でRAによるアドレス設定を受け付けない

NTP

NTPサーバ ntp1.sakura.ad.jp

ntpd

  • 上位NTPサーバをntp1.sakura.ad.jpに設定し、時刻問い合わせをおこなう
  • 自身がNTPサーバとしては動作しない(時刻の問い合わせに対し応答しない)
  • monlist機能を無効化
設定ファイル /etc/ntp.conf
設定内容 restrict -4 default ignore
restrict -6 default ignorerestrict ntp1.sakura.ad.jp kod notrap nomodify nopeer noquery limited

ファイアウォール

fail2ban

  • 有効(SSHのログイン試行5回失敗で接続拒否)
  • /var/log/fail2ban.logにログを出力する
設定ファイル /etc/fail2ban/fail2ban.conf
設定内容 logtarget = /var/log/fail2ban.log
設定ファイル /etc/fail2ban/jail.d/local.conf
設定内容 [DEFAULT]
banaction = firewallcmd-ipset
backend = systemd
[sshd]
enabled = true

SSH

  • PAMを有効にする
設定ファイル /etc/ssh/sshd_config
設定内容 UsePAM yes のまま

デーモン

自動起動設定(稼働中)のデーモン

デーモン名 機能説明
手動の起動、停止方法
外部からの
接続ポート
ntp システムクロックを調整するためのサービス
cron 定期的にジョブを実行するためのcronサービス
dbus アプリケーションがプロセス間通信をおこなうためのメッセージバスデーモン
fail2ban 不正の兆候がある接続を拒否する機能
ufw 動的に設定をおこなうファイアウォール
agetty 起動時に仮想端末に自動ログインする
irqbalance マルチプロセッサな環境での IRQ の割り込み処理用のサービス
rsyslog システムのログを記録
sshd SSH(Secure Shell)サーバサービス 22/tcp
systemd-journald ログデータを収集、管理するサービス
systemd-logind ユーザログインを管理するサービス
systemd-udevd カーネルのueventを管理するデーモン
tuned システムコンポーネントの使用を監視し動的にシステム設定をチューニングするデーモン

パッケージ

インストール済のパッケージ

acpid
cloud-guest-utils
libnss-myhostname
libpam-pwquality
gdisk