Sandbox(テスト用ゾーン)¶
[更新: 2024年5月23日]
テスト用ゾーン「Sandbox」(サンドボックス)についての説明です。
概要¶
Sandboxゾーンは、既存のサービス用ゾーンとほぼ同様の条件でコントロールパネルやAPIの操作をお試しいただけるゾーンです。Sandboxゾーン内に作成したリソースは本来の機能としては動作しませんが、課金は一切行われないため、動作確認用にご利用いただけます。また、サービス用ゾーンとは独立したゾーンとなるため、すでにご利用中の本番環境に影響を及ぼしません。
このSandboxゾーンでは
- さくらのクラウドを本格利用する前にコントロールパネルやAPIの機能を確認したい
- 組織内の他担当者に操作方法をレクチャーしたい
- 大量のリソースをAPI経由で作成するスクリプトを事前に動作確認したい
などといった場合に活用できます。
注意
SandboxゾーンではコントロールパネルやAPIでの操作テスト用の環境です。実際に作成されたリソースは本来の機能としての動作は行われないため、サーバやディスクの性能テストやサーバへログインしてのご利用はできません。
Sandboxゾーンへの切り替え方法¶
Sandboxゾーンへの切り替えは、通常のゾーン選択操作と同様に行います。
API¶
SandboxのAPI URLは以下のとおりです。
https://secure.sakura.ad.jp/cloud/zone/tk1v/api/cloud/1.1/
APIの詳しいご利用方法については APIドキュメント を参照ください。
usacloud¶
usacloud CLIでは、以下のコマンドで操作対象ゾーンを tk1v
に設定します。詳しくは usacloudドキュメント をご覧ください。
$ usacloud --zone tk1v server ls
サービス用ゾーンとの相違点¶
Sandboxゾーンは動作確認専用ゾーンのため、他のサービス用ゾーンと以下のような相違点があります。
使用できない機能¶
- アーカイブ・ISOイメージへのアップロード
アーカイブ や ISOイメージ の各ディスクは作成できますが、FTP接続によるディスクイメージのアップロードやダウンロードは行えません。作成完了後にFTPS接続情報が表示されますが実際には接続することはできません。
- さくらのVPS・サービス用ゾーンからアーカイブへのコピー
さくらのVPSからのマイグレーションや、サービス用ゾーンをソースとしたアーカイブコピーは行えません。
- サーバコンソールへのVNC接続・モニタ画面表示
作成したサーバへのVNC接続やモニタ画面からのコンソール画面の表示・操作は行えません。
- インターネットへのネットワーク接続
サーバのほか、スイッチ・ルータなどのすべての機器でインターネットへの接続は行えません。
- ブリッジ接続
ブリッジ接続 は作成することができません。
動作の異なる部分¶
選択可能なパブリックアーカイブ・パブリックISOイメージは、サービス用ゾーンで公開されているうちの一部のみとなります。
- アーカイブ・ISOイメージのFTP操作
FTPSでのアップロードは行えませんが、常にファイルが存在するものとみなされるため、「FTPを開始」と「FTPを完了」のボタン操作が常時可能です。
- アクティビティグラフ
アクティビティグラフ は表示されません。グラフの表示期間・スケール変更などの操作はできますが、グラフは数値が空の状態で表示されます。
- @groupタグ
サーバの起動ホストを分離できる 特殊タグ の「@group」は、Sandbox内では収容ホスト名が同一名称で表示されます。
- データベースアプライアンス
- バックアップ機能は利用できません。バックアップボタンの押下や自動スケジュール設定を行ってもバックアップは動作しません。
- 表示されるログは同一内容のダミーとなり、内容が更新されることはありません。日付も過去のものとなります。
- レプリカパスワードが一致しなくても実行が可能となります。
- 課金
料金表などでサービス用ゾーンと同様の表示がされますが、Sandbox内で作成したすべてのリソースは実際には課金されません。
注意
Sandbox 環境における セキュアモバイルコネクト 及び さくらのモノプラットフォーム の動作は、対象ゾーン外のリソースの設定変更・設定削除されることがあります。非推奨動作となりますので、避けていただくようよろしくお願い申し上げます。