よくある質問と回答:スイッチ

[更新:2026年7月24日]

仕様・制限について

スイッチに帯域制限はありますか?

接続する機器が通常のサーバ、専有ホスト上のサーバ、それ以外の機器(ロードバランサやブリッジなど)で異なります。

通常のサーバ

搭載メモリ量により、サーバ⇔スイッチ間でサーバ側からのOutbound方向(サーバからインターネットへの送信方向)の回線帯域が制限されます。Inbound(サーバへの受信方向)の帯域制限はありません。

サーバ搭載メモリ量

帯域制限値

32GB未満

1.0Gbps

32GB以上 128GB未満

2.0Gbps

128GB以上 224GB未満

5.0Gbps

224GB以上

10.0Gbps

▼スイッチに接続される各回線の帯域制限例

スイッチに接続される各回線の帯域制限例

専有ホスト上のサーバ

帯域制限は行っておりませんが、専有ホストの接続回線が10Gbpsベストエフォートとなるため、専有ホスト上のサーバの合計帯域の上限を10Gbps程度目安としてご利用ください。

通常のサーバ以外の機器(アプライアンス、ブリッジなど)

各機器の仕様に沿った性能が発揮できるよう、随時弊社側にて調整を実施しています。

スイッチには何台までサーバやアプライアンスを接続できますか?

特に接続台数の制限はありませんが、ARPストーム発生の懸念があるため200台程度を上限として推奨します。

それ以上の台数を接続してのご利用の場合は、サーバ側でのARPエージングタイムやARPテーブルサイズ等のチューニング、もしくはVPNルータによるセグメンテーションによる対応をご検討下さい。

サーバからスイッチへの接続に制限はありますか?

サーバ側のNIC種別(標準搭載NIC/追加NIC)により、以下のような制限があります。

共有セグメント

ルータ+スイッチ

スイッチ

標準搭載NIC
(1枚目のNIC)

接続可能

接続可能

接続可能

追加NIC
(2枚目~10枚目のNIC)

接続不可

接続不可

接続可能

スイッチに接続可能なサーバ数に制限はありますか?

接続可能なサーバ数に制限はありません。

スイッチを通過できないパケットはありますか?

サーバから、スイッチに発信されるパケットについては、以下の条件があります。

  • IPv6パケットは通過します。

  • DHCPパケットは通過します(UDPソースが68番ポート、宛先が67番ポートのものに限ります)。

  • ARPパケットは通過します。

  • ソースMACアドレスがVRRPの仮想MACアドレス(VRIDが1~4)のパケットは通過します。

  • ユニキャストパケットは通過します。

  • ブロードキャストパケット、もしくはマルチキャストパケットは以下のプロトコルのみ通過します。

    • ARP

    • DHCP

    • IPv6

    • VRRP

    • OSPF

    • RIP

  • ソースMACアドレスがサーバ作成時に割り当てられたものと異なる場合は通過しません。

  • その他、上記の条件に当てはまらないパケットは通過しません。

単一のスイッチにハイブリッド接続とブリッジ接続を接続できますか?

すでにハイブリッド接続が設定されているクラウド上のスイッチに対して、ブリッジ接続を行うことはできません。
なお、ハイブリッド接続の接続先の1つとしてクラウドスイッチを指定していただくことで同等の接続を実現できます。

スイッチのMACアドレスエージングタイムは何秒ですか?

86400秒(24時間)となります。さくらのクラウド内の仮想スイッチは固定的な物理ポートを持たないため機器の接続変更による影響を受けにくく、フラッディングによるネットワーク負荷を抑えるため、一般的な物理ネットワークと比較して長めの設定としています。

トラブルシューティング

スイッチ配下のサーバやアプライアンスを同一IPアドレスで別のリソースに付け替えましたが外部から通信できません。原因はなんですか?

スイッチのARPテーブルが、付け替え前のリソースが持つMACアドレスが学習されたままの状態になっていることが原因です。

ARPテーブルは定期的に更新されるためしばらくすると通信が行えるようになりますが、付け替え後は以下のいずれかの方法によりすぐにARPテーブルを更新することができます。

・リソース側からスイッチの外部に通信する

サーバ側でpingを送出するなどの方法で、内部(該当リソース)側→外部インターネット方向に通信を行います。

・garpを送出し、ルータが持つARPテーブルを明示的に書き換える

ご利用のOSなど、環境によっては上記の方法で通信が行える状態にならない場合があります。その際はarpingコマンドなどgarpの送出を行えるコマンドによりルータのARPテーブルの書き換えを行います。

例: arpingコマンドを使用し、eth0インターフェースに設定されたエイリアスIPアドレス203.0.113.123のARPテーブルを書き換える場合

arping -c 1 -I eth0 -A 203.0.113.123