API機能を活用したIPアドレスログイン機能の代替手順

[更新: 2024年12月18日]

IPアドレスログイン機能は、契約中のサーバーのIPアドレスでコントロールパネルにログインできる仕組みです。
ログイン後の権限は、入力したIPアドレスのサーバーに関する情報の取得と操作のみとなります。
本マニュアルでは、ロールとAPIキーによるAPIを活用したIPアドレスログインの代替手順について説明します。

重要

IPアドレスログイン機能は、2025年1月29日に提供終了いたします。
詳細は以下のニュースをご確認ください。

IPアドレスログイン下での制限

コントロールパネルにIPアドレスでログインした場合、可能な操作はIPアドレスを指定した対象サーバーに関する以下の操作に限られます。

カテゴリ

操作の内容

備考

サーバー情報の操作

サーバー情報の取得

サーバー情報の更新

制限情報の取得

CPUリソース、ネットワーク帯域の制限情報など

サーバーの電源操作

電源状態の取得

起動

シャットダウン

強制再起動

ネットワークの操作

IPv4逆引きホストの更新

IPv6逆引きホストの更新

パケットフィルタの取得

パケットフィルタの設定

その他

ビデオデバイスの設定取得

ビデオデバイスの設定更新

ディスクの挿入

VNCコンソールの取得

VNCキーマップの設定

OS再インストール

上記表に記載されていないサーバーに関する操作およびスイッチ、NFSなど他リソースの操作は行えません。
一部API機能で提供されていない操作がございますが、順次機能拡充の予定です。

APIを活用したIPアドレスログイン機能の代替手順

ロールおよびAPIキーの作成方法についての詳細はそれぞれ以下のマニュアルをご参照ください。

本マニュアルの手順を実施する際は、会員IDでコントロールパネルにログインしてください。

ロールの作成

左メニューの「APIキー管理」をクリックします。

左メニューAPIキー管理

「ロールの追加」をクリックします。

「ロール」の追加ボタン

任意の「名前」および「説明」を入力します。本手順では名前に「IPアドレスログイン」と設定しています。

ロールの「名前」および「説明」の入力

「許可する権限を選択する」を選択し、サーバー内の以下の権限にチェックを入れます。

  • サーバー情報一覧を取得する

  • サーバー情報を取得する

  • サーバー情報を更新する

  • サーバーの電源状態を取得する

  • サーバーを起動する

  • サーバーをシャットダウンする

  • サーバーを強制再起動する

  • サーバーのipv4の逆引きホスト名を更新する

  • サーバーのipv6の逆引きホスト名を更新する

  • サーバーのビデオデバイスの設定を取得する

  • サーバーのビデオデバイスの設定を更新する

  • サーバーの制限情報を取得する

権限の設定

Note

本手順ではIPアドレスログイン時の操作権限と合わせるため上記を選択していますが、権限はご利用用途にあわせて適宜変更してください。

「対象となるリソースを選択する」を選択し、対象のサーバーにチェックを入れます。

サーバーの選択

「ロールを追加」をクリックします。

ロールを追加

以上でロールの作成は完了です。続けてAPIキーの追加を行います。

APIキーの追加

「APIキー」タブをクリックします。

「APIキー」タブ

「APIキーの追加」をクリックします。

「APIキー」の追加ボタン

「APIキーに利用するロール」から作成したロール(本手順では「IPアドレスログイン」)を選択し、「名前」に任意の名前を入力します。

APIキーの設定

「APIキーの追加」をクリックします。

APIキーの追加

表示されたAPIキーをサーバーの管理者へ共有します。

APIキーの追加

注意

APIキーは再表示できませんので、ご注意ください。

APIを利用したサーバーの操作

本手順では代表的な操作であるサーバーの起動について説明します。
サーバーの起動は以下の流れで実行します。

  1. サーバー一覧取得

  2. 電源状態取得

  3. サーバー起動

APIの詳細な利用方法については APIドキュメント をご確認ください。

手順内で使用するパラメータは以下の通りです。

パラメータ

説明

省略時のデフォルト値

SAMPLETOKENSAMPLETOKENSAMPLETOK

APIキーのアクセストークンです。

省略不可

server_id

操作対象サーバーのIDです。

省略不可

以下のAPIを実行し、サーバー一覧を取得します。

$ curl -X GET "https://secure.sakura.ad.jp/vps/api/v7/servers" -H "Authorization: Bearer SAMPLETOKENSAMPLETOKENSAMPLETOK"

APIサーバーからのレスポンスは以下のようになります。
レスポンスから操作対象サーバーの「id」を確認します。

{
   "count": 1,
   "next": null,
   "previous": null,
   "results": [
      {
         "id": "{server_id}",
         "name": "名前",
         "description": "説明",
         //(以下省略)
      }
   ]
}

以下のAPIを実行し、対象サーバーの電源を取得します。

$ curl  -X GET "https://secure.sakura.ad.jp/vps/api/v7/servers/{server_id}/power-status" -H "Authorization: Bearer SAMPLETOKENSAMPLETOKENSAMPLETOK"

APIサーバーからのレスポンスは以下のようになります。
「status」が「power_off」であることを確認します。

{
"status": "power_off"
}

以下のAPIを実行し、対象サーバーを起動します。

$ curl -X POST "https://secure.sakura.ad.jp/vps/api/v7/servers/{server_id}/power-on" -H "Authorization: Bearer SAMPLETOKENSAMPLETOKENSAMPLETOK"

再度、以下のAPIを実行し、対象サーバーの電源を取得します。

$ curl -X GET "https://secure.sakura.ad.jp/vps/api/v7/servers/{server_id}/power-status" -H "Authorization: Bearer SAMPLETOKENSAMPLETOKENSAMPLETOK"

「status」が「power_on」であることを確認します。

{
"status": "power_on"
}

以上でAPIを利用したサーバーの起動操作は完了です。
APIを利用することでサーバーの電源操作以外にも様々な操作が可能です。利用可能なAPIは APIドキュメント にて公開しておりますので、是非ご活用ください。