追加ストレージ(NFS)

[更新: 2021年9月7日]

「追加ストレージ(NFS)」は、さくらのVPSで作成された仮想サーバにストレージを追加できるサービスです。
さくらのVPSのコントロールパネルからお客様のプライベートなローカルネットワーク内に、NFS(Network File System)のプロトコルに対応した追加ストレージを作成できます。

前提条件・事前確認

追加ストレージ(NFS)は以下のサービスでご利用いただけます。

  • さくらのVPS のV3以降(2012年3月29日以降に申し込まれたサーバー)

  • さくらのVPS for Windows Server のV5のみ(2019年10月23日以降に申し込まれたサーバー)

追加ストレージ(NFS)はローカルネットワークで接続するため「スイッチ」が必要です。また、追加ストレージ(NFS)とスイッチは、接続するサーバーと同一リージョンで作成してください。

お支払い方法に「クレジットカード」を選択した場合のみ、2週間のお試し期間をご利用いただけます。
電話認証 を行われていない場合は、お申し込み前にお手続きください。

お試し期間中の機能制限はございません。お試し期間中に利用方法などのご確認をお勧めいたします。

事前準備

スイッチの作成

さくらのVPSのご利用環境においてスイッチが未作成の場合は、以下のマニュアルをご参考いただき作成ください。

サーバーとスイッチの接続

サーバーとスイッチが未接続の場合は、以下のマニュアルをご参考いただき接続を行なってください。

追加ストレージ(NFS)の作成

「ストレージ」を選択し、「ストレージ作成」をクリックします。

「ゾーン」を選択します。

「プラン」を選択し、「次へ」をクリックします。

「IPアドレス」を入力し「ネットマスク」を選択して「次へ」をクリックします。
※ 追加ストレージ(NFS)の「名前・説明」は任意入力です。

追加ストレージ(NFS)の名前

コントロールパネルで管理する際に分かりやすい名前を入力します。

追加ストレージ(NFS)の説明

コントロールパネルで管理する際に分かりやすい説明を入力します。

IPアドレス

ローカルネットワークのIPアドレスを入力します。

ネットマスク

ローカルネットワークのネットマスクを選択します。

「支払い方法」を選択します。
選択した支払い方法に関する情報を確認してください。
※ お試し期間は「クレジットカード」を選択した場合のみご利用可能です。
※ 「銀行振込」「請求書払い」をご選択の場合、弊社にて入金が確認でき次第、追加ストレージ(NFS)が利用可能となりますのでご注意ください。入金が確認できるまでは「準備中」のステータスとなります。

「約款の確認」をご確認いただき、内容に同意いただけましたら「同意する」にチェックを入れて「お支払い」をクリックします。

追加ストレージ(NFS)とスイッチの接続

Note

追加ストレージ(NFS)の状態を「停止中」にする必要があります。 「稼働中」の場合は「シャットダウン」等で停止してください。

「ストレージ」を選択してスイッチと接続する追加ストレージ(NFS)をクリックします。

「接続先を設定する」をクリックします。

「接続先」のタブからスイッチを選択して「接続先を設定」をクリックします。
※ 「接続先を設定した後に自動的に追加ストレージ(NFS)を起動します」にチェックを入れることで、設定後に状態が「稼働中」になります。

マウントするサーバーの設定

ネットワークインターフェースへのローカルIPアドレス設定

VNCコンソール等でサーバにログインし、コマンドによる編集や設定ファイルの編集・新規作成を行います。

【設定例】
ネットワークインターフェース(eth1/ens4)にローカルIPアドレス「192.0.2.1」とネットマスク「255.255.255.0」を設定した後、追加ストレージ(NFS)のローカルIPアドレス「192.0.2.2」へ疎通確認をする。
[CentOS 7]

NICの確認
$ nmcli device show eth1

GENERAL.DEVICE: eth1
GENERAL.TYPE: ethernet
GENERAL.HWADDR: XX:XX:XX:XX:XX:XX
GENERAL.MTU: 1500
GENERAL.STATE: 30 (disconnected) ←デバイスが切断された状態
GENERAL.CONNECTION: --
GENERAL.CON-PATH: --
WIRED-PROPERTIES.CARRIER: on

NICを接続する
$ nmcli connection add type ethernet ifname eth1 con-name eth1

NICにローカルIPアドレスを追加する
$ nmcli connection modify eth1 ipv4.method manual ipv4.addresses "192.0.2.1/24" ipv6.method "ignore"

追加後の確認方法
$ nmcli device show eth1

GENERAL.DEVICE: eth1
GENERAL.TYPE: ethernet
GENERAL.HWADDR: XX:XX:XX:XX:XX:XX
GENERAL.MTU: 1500
GENERAL.STATE: 100 (connected) ←デバイスが接続された状態
GENERAL.CONNECTION: eth1
GENERAL.CON-PATH: /org/freedesktop/NetworkManager/ActiveConnection/XX
WIRED-PROPERTIES.CARRIER: on
IP4.ADDRESS[1]: 192.0.2.1/24 ←ローカルIPアドレスが設定されている
IP4.GATEWAY: --
IP6.GATEWAY: --

$ ping 192.0.2.2
pingの応答がない場合、eth1が追加ストレージ(NFS)と同じスイッチに接続されているか確認してください。
[Ubuntu 16.04]

NICに割り当てられたインターフェース名称を確認する
$ ip address show

1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1
 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
 inet 127.0.0.1/8 scope host lo
 valid_lft forever preferred_lft forever
2: ens3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:01:ad:c4 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
 inet XXX.XXX.XXX.XXX/23 brd 160.16.51.255 scope global ens3
 valid_lft forever preferred_lft forever
3: ens4: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:03:34:64 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
4: ens5: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:04:bb:04 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff

設定ファイルを編集する
$ sudo vi /etc/network/interfaces

auto ens4
iface ens4 inet static
        address 192.0.2.1
        netmask 255.255.255.0

設定を反映させる
$ sudo ifup ens4

反映後の確認方法
$ ip address show

1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1
 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
 inet 127.0.0.1/8 scope host lo
 valid_lft forever preferred_lft forever
2: ens3: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:01:ad:c4 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
 inet XXX.XXX.XXX.XXX/23 brd 160.16.51.255 scope global ens3
 valid_lft forever preferred_lft forever
3: ens4: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:03:34:64 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
 inet 192.0.2.1/24 brd 192.0.2.255 scope global ens4
 valid_lft forever preferred_lft forever
4: ens5: <BROADCAST,MULTICAST> mtu 1500 qdisc noop state DOWN group default qlen 1000
 link/ether 9c:a3:ba:04:bb:04 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff

$ ping 192.0.2.2
pingの応答がない場合、ens4が追加ストレージ(NFS)と同じスイッチに接続されているか確認してください。

サーバーに追加ストレージ(NFS)を認識させる

必要なアプリケーションをインストールし、追加ストレージ(NFS)をマウントします。
追加ストレージ(NFS)のエクスポートディレクトリは「/export」です。

【設定例】
追加ストレージ(NFS)のローカルIPアドレスが「192.0.2.2」で、/mnt ディレクトリにマウントする。
[CentOS 7]
$ yum -y install rpcbind nfs-utils
$ mount 192.0.2.2:/export /mnt
[Ubuntu 16.04]
$ sudo apt update
$ sudo apt -y install nfs-common
$ sudo mount -t nfs 192.0.2.2:/export /mnt

マウントの確認

マウントの状態は、dfコマンドやmountコマンドで確認できます。
「192.0.2.2:/export 〜」のように追加ストレージ(NFS)のローカルIPアドレスが表示されていればマウント完了です。
$ df

Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/vda3 18193828 1702472 15560492 10% /
tmpfs 250952 0 250952 0% /dev/shm
/dev/vda1 243823 66289 164734 29% /boot
192.0.2.2:/export 100762112 1727616 93909376 2% /mnt

$ mount

/dev/vda3 on / type ext4 (rw)
proc on /proc type proc (rw)
sysfs on /sys type sysfs (rw)
devpts on /dev/pts type devpts (rw,gid=5,mode=620)
tmpfs on /dev/shm type tmpfs (rw)
/dev/vda1 on /boot type ext4 (rw)
none on /proc/sys/fs/binfmt_misc type binfmt_misc (rw)
sunrpc on /var/lib/nfs/rpc_pipefs type rpc_pipefs (rw)
192.0.2.2:/export on /mnt type nfs (rw,vers=4,addr=192.0.2.2,clientaddr=192.0.2.1)

システム起動時に追加ストレージ(NFS)を認識させる

サーバーを再起動した際、追加ストレージ(NFS)を自動でマウントするように「/etc/fstab」ファイルを編集します。

[CentOS]
$ vi /etc/fstab

[Ubuntu]
$ sudo vi /etc/fstab

以下を追加する
192.0.2.2:/export /mnt nfs defaults 0 0

補足事項

追加ストレージ(NFS)に接続できなくなった場合

追加ストレージ(NFS)をハードマウントしている場合、追加ストレージ(NFS)が収容されているホストサーバー側にメンテナンスなどが発生した際、マウントしたサーバから接続できなくなることがあります。
この場合は一度マウント状態を解除した後、再度マウントしてください。
[CentOS]
$ umount -l /mnt/
$ service netfs restart
$ mount 192.0.2.2:/export /mnt

[Ubuntu]
$ sudo umount -l /mnt/
$ sudo mount -t nfs 192.0.2.2:/export /mnt

追加ストレージ(NFS)の解約方法

解約のお手続きを行っても、契約期間中は追加ストレージ(NFS)のご利用は可能です。
なお、契約期間が終了した場合は追加ストレージ(NFS)内に保存されているデータが削除されます。
契約期間の終了までに必要なデータをお客様にて取得してください。

「解約する」をクリックします。

会員メニューの「サービス解約」で「次へ」をクリックしてお手続きください。