コンセプトと仕様
[更新: 2026年11月05日]
シンプル監視は、利用者のサーバーやWebサイトの稼働状況を定期的に監視し、異常を検知した際に通知するサービスです。PING監視、HTTP/HTTPSステータス監視、TCPポート監視といった死活監視に加え、さくらのクラウドの課金額に応じた料金アラートや、SSL証明書の有効期限アラートも設定できます。
- 監視サーバーの構築・管理が不要
利用者側での監視サーバーの構築・管理は不要です。コントロールパネルでの簡単な設定だけですぐに利用開始できます。
- サーバー作成時に監視もスタート
サーバーの作成に合わせてシンプル監視の設定もできるため、監視漏れを防ぐことが可能です。
このページでは、シンプル監視の仕様を説明します。
ネットワーク監視が対応しているプロトコル
監視対象への監視方法として設定可能なプロトコルと監視方法、設定オプション、レスポンスタイム記録機能の有無は以下の通りです。
注意
IPv6での監視には対応していません。監視先はIPv4アドレス、またはAレコードが登録されたFQDNで指定してください。なお、表中で(*)の項目は必須項目です。
プロトコル |
監視方法 |
設定オプション |
記録 |
|---|---|---|---|
PING |
指定した監視先にpingを送信し、ネットワーク疎通を確認します。 |
N/A |
〇 |
TCP |
指定した監視先の指定ポートに対しTCPでの接続性を確認します。 |
|
〇 |
HTTP |
指定した監視先/ポート番号の指定パスにHTTP接続し、レスポンスコードが期待したものであるかを検査します。 |
|
〇 |
HTTPS |
指定した監視先/ポート番号の指定パスにHTTPS接続し、レスポンスコードが期待したものであるかを検査します。 |
〇 |
|
DNS |
指定した監視先に、指定した「問合せFQDN」を問い合わせて、レスポンスが期待したものであるかを検査します。 |
|
〇 |
SSH |
指定した監視先/ポート番号にTCP接続し、SSHサーバーからのレスポンスがあることを確認します。 |
|
〇 |
SMTP |
指定した監視先/ポート番号にTCP接続し、SMTPコマンドの応答があるかどうかを確認します。 |
|
〇 |
POP3 |
指定した監視先/ポート番号にTCP接続し、POP3コマンドの応答があるかどうかを確認します。 |
|
〇 |
FTP(FTPS) |
指定した監視先/ポート番号にTCP接続し、FTPサーバーからのレスポンスがあるかどうかを確認します。TLS接続での応答確認にも対応しています。 |
|
〇 |
SNMP |
指定した監視先の161番ポートにUDP接続し、指定したコミュニティ名とOIDで問い合わせた際の応答が、期待したものと同じであるかどうかを検査します。 |
|
なし |
記録に対応している監視のグラフは、詳細画面の「アクティビティ」タブで確認できます。
参考
設定オプションの各項目については、マニュアルの「コントロールパネル:監視方法の設定項目」にまとめています。
ネットワークの監視間隔と送信する通知
ネットワーク監視は次のような間隔で試行され、ダウン検知の判断を行います。
ネットワーク監視のタイムアウトは、1秒から30秒の間で変更できます[4]
「チェック間隔」は、1分~60分まで1分刻みで設定可能です
一度監視に失敗すると、10秒間隔(再試行間隔)でネットワーク監視を再実行します
3回(再試行回数)連続して監視に失敗すると「ダウン検知」となります
ダウン検知された監視対象には「ダウン通知」が送信されます
PING監視だけはタイムアウトが3秒で、変更できません。
ダウン検知された監視対象は、次のタイミングで確認と再通知が実施されます。
ダウン検知された監視対象には、設定した「チェック間隔」で確認を継続します
正常な状態に復旧した場合には「復旧通知」が送信されます
状況が変化しない場合は「再通知間隔」で設定した間隔ごとに「ダウン通知」を継続します
なお「チェック間隔」「再試行間隔」「再試行回数」は、監視の追加や設定画面で変更が可能です。詳細は「コントロールパネル:監視方法の設定項目」を参照してください。「再通知間隔」の詳細は「コントロールパネル:通知の設定項目」を参照してください。
ダウン検知の通知方法
通知を実施するタイミングは、ダウン検知時およびダウンからの復旧後です。通知方法は以下に対応しています。
通知方法 |
説明 |
|---|---|
メール |
|
Webhook |
次のWebhook URLに対応します: Slack Discord IFTTT Zapier
|
通知文面の例は「操作:通知の例」ページで説明しています。
Webhookの通知に失敗する場合の注意点
Webhookでの通知は何らかの理由で失敗することがあります。通知に失敗した場合の挙動について説明します。
Webhookの通知先として設定されたURLへの通知が失敗した場合、自動的に通知が無効化されます。無効化される通知は以下の通りです。
通知方法として、Webhookとあわせてメールも設定されていれば、Webhookの通知のみを無効化します
通知方法にメールが設定されておらず、Webhookのみの場合には、監視自体を無効化します
無効化されたときには、失敗により通知されなかったアラート内容とともに、緊急連絡用メールアドレスまたは会員IDに登録のメールアドレス宛に連絡します。
また、同一のWebhookからあるサービスへの通知が短時間で数多く発生した場合に、通知先サービス側のAPI制限により、通知が遅延または届かない場合があります(これは上記の「無効化」には影響しません)。Webhookによる通知は、通知先サービスのメンテナンスや障害により受け取れない場合があります。メールによる通知もあわせて設定することをお勧めします。
監視を行うネットワーク
シンプル監視サービスは、以下のネットワークより監視を行います。
27.133.139.32/28
必要に応じて、監視対象までの経路で上記ネットワークからのアクセスを許可するように設定してください。設定例は、マニュアルの「Tips:監視対象サーバのiptablesで接続を許可する」ページを参照してください。