ウェブアクセラレータの利用手順

ウェブアクセラレータの利用を開始するにあたり、利用方法をご案内するページです。

提供方法の選択

ウェブアクセラレータでは大きく分けてオリジン種別の選択が2種類、利用ドメインの選択が3種類の利用方法が選べます。 利用ドメインの選択については、それぞれメリットとデメリットがありますので、このページで簡単にご説明します。

オリジン種別の選択

ウェブサーバ

お客様が利用中のウェブサーバをオリジンとして設定し、ウェブサーバで公開したコンテンツを配信します。

(独自ドメインでの設定)

画像ファイル

オブジェクトストレージ

オブジェクトストレージをオリジンとして設定し、オブジェクトストレージのバケットにアップロードした静的コンテンツを配信します。

(独自ドメインでの設定)

画像ファイル

利用ドメインの選択

独自ドメイン利用

お客様が利用中のドメインの設定を変更し、ウェブアクセラレータを経由するようにできます。 URLの変更が一切必要ありません。 現在画像ファイルだけを image.example.jp のようなURLで運用しており、このファイルをキャッシュ配信したい場合もこちらの利用方法になります。

例)www.example.jp

詳細なマニュアルはこちら(ウェブサーバ)
詳細なマニュアルはこちら(オブジェクトストレージ)

メリット

  • お客様の利用中のドメインでキャッシュ配信ができます。
  • サイトURLの変更なしにほとんどのファイルのキャッシュ配信が可能になります。

デメリット

  • 運用中のドメインに対してCNAME設定を行うため、ダウンタイムが発生する可能性があります。
  • Zone Apex(example.jpのようなサブドメインがない状態のURL)をCNAMEレコードが設定できない一部のネームサーバ(RFC 1912 の仕様に基づく)で運用中の場合については、この方式は利用できません。(※)

※ 但し、さくらのクラウドDNSのようなALIASレコード対応のネームサーバではZone Apexドメインでもウェブアクセラレータが利用可能です。 詳しい設定方法は こちら のドキュメントをご覧ください。

独自ドメインに新しくサブドメインを作成して利用

お客様が利用中のドメインに新しくサブドメインを作成し、そのサブドメインのみをウェブアクセラレータ経由に設定します。 キャッシュ対象ファイルのURLは変更が必要です。

例)サイトURL example.jp  キャッシュしたいファイルのURL image.example.jp(新規作成)

詳細なマニュアルはこちら

メリット

  • ダウンタイムなしにキャッシュ配信を利用できます。
  • サイトURLがZone Apexでも、画像などの一部のファイルだけをサブドメイン利用で配信することができます。

デメリット

  • URLの変更なしにサイトのコンテンツ全てをキャッシュ配信することはできません。

サブドメイン利用

ウェブアクセラレータで提供する ******.user.webaccel.jp のドメインを利用してウェブアクセラレータを利用します。 キャッシュ対象ファイルのURLは変更が必要です。

例)サイトURL example.jp キャッシュしたいファイルのURL (ランダム英数字).user.webaccel.jp/

詳細なマニュアルはこちら(ウェブサーバ)
詳細なマニュアルはこちら(オブジェクトストレージ)

メリット

  • ダウンタイムなしにキャッシュ配信を利用できます。

デメリット

  • サイトコンテンツ全てをキャッシュ配信しようとするとサイトのURLがサブドメインになるため、現実的ではありません。
  • キャッシュ対象ファイルのURLがお客様のサイトドメインとは異なるものになります。

運用中の便利な機能

運用するにあたり便利な機能をご紹介します。

  • サイト統計の見方
    設定したサイトのリクエスト数、転送量、キャッシュヒット率などの確認方法です。
  • サイトの設定
    設定したサイトにおけるウェブアクセラレータの有効/無効化などができます。
  • キャッシュの削除
    キャッシュを指定して削除することができます。
  • 独自ドメインSSLの設定
    お客様がお持ちの秘密鍵と証明書を登録することでウェブアクセラレータを独自ドメインSSLで提供することができます。