オブジェクトストレージ よくある質問と回答
[更新日:2024年7月11日]
全般
Q. バケット名とフォルダ名に利用できる文字はどのような種類ですか?
バケット名とフォルダ名に利用できる文字は以下の通りです。
項目 |
バケット名 |
フォルダ名 |
---|---|---|
文字数 |
半角3〜63文字以内 |
半角2〜128文字以内 |
利用可能な文字種 |
英字(小文字) |
英字(大文字・小文字) |
利用可能な記号 |
|
|
名前の始まりに利用可能な文字種 |
英字(小文字) |
英字(大文字・小文字) |
名前の終わりに利用可能な文字種 |
英字(小文字) |
|
その他 |
一部の文字列に関しましてはブランド保護などの |
- |
Q. バケットの削除時に注意事項はありますか?
バケットの削除を行う場合には、お客様側でバケット内のすべてのオブジェクト、フォルダを削除いただく必要があります。これら全ての削除完了後にバケットの削除を実行できます。
Q. マルチパートアップロードに対応していますか?
対応しております。
Q. アクセスキーやシークレットアクセスキーを紛失または失念した場合、どうすればいいですか?
発行済みのアクセスキーやシークレットアクセスキーは、発行操作完了時以降に再度表示させることはできません。既存のアクセスキーを削除後、新たに発行されたアクセスキーとシークレットアクセスキーをご利用ください。
Q. アプリケーションのサポートなどは行っていただけますか?
オブジェクトストレージを利用するアプリケーションについてはサポートを行うことはできません。 お客様側で確認のうえご利用いただきますようお願いいたします。
Q. コントロールパネル上ですべてのオブジェクトは確認できますか?
コントロールパネル上はで最新100件のデータのみが表示されます。
Q. バケットの名前を間違えてしまいましたどうすればいいでしょうか?
バケットのリネーム機能は設けておりません。お手数ですが、誤って作成したバケットを削除し、新たにバケットの作成をお願いいたします。
Q. パーミッション作成時のアクセスキー/シークレットアクセスキーでS3 Browserが利用できない。aws cliではバケットリストが表示できないのですがどうすればいいでしょうか?
パーミッションで作成したキーではバケットリスト一覧取得が仕様上ご利用いただけません。そのためアクセス先バケットを明示的に指定する必要があります。
Q. Amazon S3 APIやサードパーティー性ツールの互換性はどの程度ありますか?
バケット操作など基本的な部分については弊社にて操作の互換性を確認していますが、全てのAmazon S3 APIについて動作を保証するものではありません。そのため、サードパーティー製のツールを使用した場合の操作についてもサポート対象外となります。あらかじめご了承ください。
Q. バケットを削除しようとしましたが「MultipartUploadsRemaining, Multipart uploads remain, delete them beforehand.」と表示され削除できません。どのように対処すればいいですか?
マルチパートアップロード時に作成された不要なファイルが残存しているためバケットが削除できない状態となっています。このファイルはAWS CLIにより以下の手順で削除することが可能です。
注釈
AWS CLIを使ったオブジェクトストレージの操作例については こちら を参照ください。
1. マルチパートアップロード時に作成された不要ファイルの確認
以下のコマンドを実行します。
$ aws s3api list-multipart-uploads --bucket 対象バケット名 --endpoint-url=https://s3.isk01.sakurastorage.jp --output json
マルチパートアップロード時に作成された不要ファイルが存在する場合、以下のように表示されます。
"UploadId": "****",
"Key": "file.dat",
2. 表示された UploadIdと Key を指定して不要ファイルを削除
1の操作で表示された UploadId
と Key
を指定し不要ファイルを削除します。
$ aws s3api abort-multipart-upload --bucket 対象バケット名 --upload-id "****" --key "file.dat" --endpoint-url=https://s3.isk01.sakurastorage.jp
全ての不要ファイル削除後、再度バケット削除操作をお試しください。
Q. バケットの削除後、同じ名前のバケットを作成することができません。どうすればいいですか?
サービスの仕様上、同一月内において、削除したバケットと同名のバケットを再作成することはできません。別のバケット名を使用する、もしくは翌月以降での作成をお試しください。
Q. バケットを削除しようとしましたが「Resource(including versioning) have remained, delete them beforehand.」と表示され実行が完了しません。原因はなんですか?
対象のバケット内にオブジェクト(ファイルまたはフォルダ)か古いバージョンのオブジェクトが残存していることが原因です。
バケット内のオブジェクトを全て削除後にバケットの削除操作をお試しください。
また、対象のバケットでバージョニング機能が有効となっている場合、コントロールパネル上にオブジェクトが表示されていなくても、ファイルが更新されるたびに作成される古いバージョンのオブジェクトが残存していることがあります。
オブジェクト削除時にバージョンIDを指定して削除するなど、バージョニング機能で生成された累積的なファイル更新情報を全て削除してからバケットの削除をお試しください。
バージョニングされたオブジェクトの削除方法は バケットバージョニング機能の利用 をご参照ください。
Q. 突然APIでの操作ができなくなり、エラーが返ってくるようになりました。どうすればいいですか。
オブジェクトストレージのリソース上限を超過した場合や、ご登録のクレジットカードの有効期限切れなどにより、操作に制限がかかることがございます。 以下の点を参考にお客様のご利用状況をご確認ください。
ご登録のクレジットカード情報に誤りがないか
バケットの容量が10TiBを超過していないか
1バケットに格納しているオブジェクト数が1,000万オブジェクトを超過していないか
バケットの容量やオブジェクト数が制限値を超過した場合、コントロールパネル上部に警告が表示されます。

具体的な使用量はAWS CLIを利用して確認することができます。利用例については こちらの手順 をご参照ください。
Q. バケットの容量やオブジェクト数が制限値を超過し、APIで操作できなくなりました。どうすればいいですか。
以下のいずれかの対応をお願いいたします。
1. バケット内のオブジェクトを削除
バケットの容量および1バケット内のオブジェクト数が制限値を超えないよう、対象バケット内のオブジェクトを削除してください。
オブジェクトの削除については、コントロールパネルの操作による削除、S3 APIの「DELETE Object」およびAWS CLIの「rm」コマンドがご利用いただけます。
※削除により制限値を下回った場合でも、制限が解除され操作が可能となるまでしばらく時間がかかります。
2. 制限値の緩和
1バケットあたりの最大容量および最大オブジェクト数の制限は緩和可能です。
緩和をご希望される場合は、ご利用用途および緩和後の希望値を添えて、 弊社サポート までご連絡ください。
※サービス状況、お客様のご利用状況を鑑みて緩和の判断をさせていただくため、ご要望に添えない場合がございます。
Q. APIでの操作時に応答されるエラーメッセージとその意味を教えてください。
APIで応答するエラーメッセージは以下の通りです。
ステータスコード |
Message |
説明 |
対応方法 |
---|---|---|---|
429 |
too many request |
1秒あたりの最大リクエスト数を100に制限しており、これを超えた場合に本エラーコードが応答されます。 |
頻出する場合はお客様側のプログラムをご確認いただき、この制限値を超えるリクエストが発生する可能性があるかどうかの検証と、 |
403 |
Access Denied |
オブジェクトストレージへのアクセスが拒否された場合に本エラーコードが応答されます。 |
各種パーミッションの設定やAPIキーの指定に誤りがないかご確認ください。 |
403 |
Usage Limit |
リソース制限を超過している場合やご登録のクレジットカードがエラーになっているなどの理由でサービス利用に制限がかかってる場合に本エラーコードが応答されます。 |
バケットの容量およびバケット当たりのオブジェクト数が上限を超過していないことをご確認ください。 |
Q. コントロールパネル画面でオブジェクトの一覧を表示させた時に「オブジェクト一覧の取得に失敗しました」と表示されました。原因はなんですか?
オブジェクト名に使用できない文字が含まれていることが原因の可能性があります(使用可能な文字種は 仕様表 をご確認ください)。Amazon S3プロトコルでアップロードした場合は該当のファイルを削除、もしくは名前の変更を行なってください。
バージョニング機能
Q. バージョニング可能なオブジェクトに制限はありますか?
ありません。バージョニングが有効にされたバケット内のオブジェクトの種類やサイズに関わらず、すべてのオブジェクトが対象となります。
Q. バージョニングの保持期間に制限はありますか?
バージョニング数(世代数)、保持期間に制限はありません。バージョニングされたオブジェクトはそれぞれのバージョンが削除されるまで保持されます。
Q. バージョニングされたオブジェクトはストレージ使用量に影響がありますか?
はい。ストレージ使用量はすべてのバージョンを含むオブジェクトサイズの合計となります。
お問い合わせ先
その他、オブジェクトストレージに関するお問い合わせについては下記カスタマーセンターまでご連絡ください。