for Windows ServerからNFS / NFSアプライアンスに接続する

さくらのVPS for Windows Server から「NFS」やさくらのクラウドのオプションサービスである「NFSアプライアンス」に 接続する設定手順についてご案内します。

「NFS」

「NFS」は、 さくらのVPSさくらのVPS for Windows Server にストレージを追加できるサービスです。
さくらのVPS のコントロールパネルからお客さまのプライベートなローカルネットワーク内に、NFS(Network File System)のプロトコルに対応した追加ストレージを作成できます。

前提条件・事前確認

  • さくらのVPS for Windows Server のV5のみ(2019年10月23日以降に申し込まれたサーバー)ご利用いただけます。

  • さくらのVPS for Windows Server で NFSを利用する場合、ローカルネットワークで接続するため「スイッチ」が必要です。

  • NFSとスイッチは、接続するサーバーと同一リージョンで作成してください。

  • お支払い方法に「クレジットカード」を選択した場合のみ、2週間のお試し期間をご利用いただけます。

  • 電話認証 を行われていない場合は、お申し込み前にお手続きください。

  • お試し期間中の機能制限はございません。お試し期間中に利用方法などのご確認をお勧めいたします。

事前準備

NFSの作成

新規でNFSをお申し込みの場合は、以下をご参考ください。

スイッチの作成

ご利用環境においてスイッチが未作成の場合は、以下をご参考ください。

サーバーとスイッチの接続

サーバーやNFSがスイッチと未接続の場合は、以下をご参考ください。

「NFSアプライアンス」

「NFSアプライアンス」はさくらのクラウドのオプションサービスです。
ご利用には さくらのVPS for Windows Server で「スイッチ」、さくらのクラウドで「NFSアプライアンス」、「ブリッジ接続」および「スイッチ」が必要です。

事前準備

NFSアプライアンス・スイッチ・ブリッジ接続の作成

さくらのクラウドのNFSアプライアンスや、スイッチ、ブリッジ接続の作成などについては以下をご参考ください。

スイッチの作成

ご利用環境においてさくらのVPSのスイッチが未作成の場合は、以下をご参考ください。

サーバーとスイッチの接続

サーバーがスイッチと未接続の場合は、以下をご参考ください。

NFS / NFSアプライアンスへの接続手順

本マニュアルでは Windows Server 2022 をクライアントとした場合の設定例で解説しています。 Windowsのバージョンやエディションによっては手順の相違、NFSクライアント機能が未サポートの場合があります。

本マニュアル内では「NFS」および「NFSアプライアンス」どちらもNFSサーバーと表記します。

手順

ここからは、 さくらのVPS for Windows Server へログインして作業を行います。
NFSサーバーへ接続するための「機能の有効化」と、実際にNFSサーバーに接続する「マウント作業」を以下の手順で行います。

NFSクライアント機能のインストール

管理者権限を持つユーザー(Administrator など)でログインし、スタートメニューから「サーバー マネージャー」を起動します。

「ダッシュボード」の「役割と機能の追加」をクリックします。

「役割と機能の追加ウィザード」が表示されます。「開始する前に」の内容を確認し、「次へ」をクリックします。

「インストールの種類の選択」で「役割ベースまたは機能ベースのインストール」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「対象サーバーの選択」で「サーバー プールからサーバーを選択」が選択され、下のリストで対象のサーバー(サーバーマネージャーで管理対象のサーバーを追加していない場合は操作対象の自サーバー)が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。

「サーバーの役割の選択」で左側の「機能」をクリックします。 右側のリストから「NFS クライアント」を選択し、チェックが入っている状態で「次へ」をクリックします。

「インストール オプションの確認」で右側のエリアに「NFS クライアント」が表示されていることを確認し、「インストール」をクリックします。

「インストールの進行状況」画面に遷移し、インストールが開始されます。

プログレスバーの下に「インストールが正常に完了しました。」と表示されたら、「閉じる」をクリックしてウィザードを完了します。

Windowsのユーザーとのマッピング

必要に応じて、Microsoft社の Windows Server 2012 以降の NFS 利用時のユーザーマッピングについて のページを参考にユーザーマッピングを行って下さい。
マッピングファイルは、接続するWindowsの端末すべてに作成して下さい。

NFSサーバーへの接続 mount編

スタートメニューから「Windows システム ツール」の「コマンド プロンプト」をクリックして起動します。

mount [NFSサーバーのIPアドレス]:/[共有名] [未使用のドライブラベル]: コマンドでマウントします。
例:IPアドレス 192.168.1.100 のNFSサーバーのマウントポイント /export を Fドライブ としてマウントします。
mount 192.168.1.100:/export F:

「エクスプローラー」でドライブがマウントされていることを確認します。

アンマウントする場合は、マウントされたドライブを右クリックして「切断」をクリックします。

NFSサーバーへの接続 エクスプローラー編

スタートメニューから「Windows システム ツール」の「エクスプローラー」をクリックして起動し、サイドメニューから「PC」を選択します。

「コンピューター」リボンから「ネットワーク ドライブの割り当て」を選択し、ウィザードを起動します。

「ネットワーク ドライブの割り当て」を選択

「フォルダー」の入力欄に、 \\NFSサーバーのIPアドレス\export の形式で入力します。

例:IPアドレス 192.168.1.100 のNFSサーバーのマウントポイント /export を Zドライブ としてマウントします。

必要事項を入力

「サインイン時に再接続する」にチェックを入れると、再起動後、改めてサインインした際に、自動的に再接続されます。

最後に「完了」をクリックすると、正常にマウントできた場合は、新しいエクスプローラーのウィンドウが立ち上がり、NFSサーバーのファイルが表示されます。