リージョン間レプリケーション

[更新:2026年2月5日]

概要

リージョン間レプリケーション(CRR: Cross Region Replication)は、リージョン(石狩/東京)を跨いで、オブジェクトストレージのバケット間でオブジェクトを複製する機能です。
CRRは非同期方式で行われ、更新内容はCRRを設定した他サイトに即時反映されません。また、本機能は結果整合性モデルを採用しており、最終的に各サイトのデータは同一の状態に収束します。

注意

本機能は現在、石狩第1サイトから東京第1サイトへの片方向のレプリケーションのみに対応しています。

前提

ソースバケットとデスティネーションバケットは異なるサイトに作成する必要があります。
またソースバケット・デスティネーションバケットはいずれもバージョニング設定が必要です。未設定の場合は、CRR設定時に自動的にバージョニングが有効になります。
CRRは1バケットにつき1設定のみ可能であり、複数設定や複数のレプリケーション先を同時に指定することはできません。

料金

CRRは追加料金なしでご利用いただけますが、ソースバケット・デスティネーションバケットそれぞれに課金が発生します。
オブジェクトストレージの利用料金については サービスサイト を参照ください。

設定手順

オブジェクトストレージのCRR設定は コントロールパネル または さくらのオブジェクトストレージAPI で行えます。
バケット作成時にCRRの設定は行えません。作成済みバケットに対してCRRを設定してください。
CRRはソースバケットに対して設定を行います。

コントロールパネルでの設定方法

CRRの有効化手順

メニューの「バケット」をクリックします。

バケット選択

CRRを有効にするバケットを選択します。

対象バケット選択

「レプリケーション設定」タブをクリックします。

レプリケーション設定タブの選択

「有効化」をクリックします。

有効化

デスティネーションバケットとなるバケットを選択し、「有効化」をクリックします。

デスティネーションバケットの選択

重要

有効化以降にバケットに新しく保存されるオブジェクトのみが複製されます。既存オブジェクトは自動で複製されません。
CRR有効化時にソースバケット・デスティネーションバケットでバージョニング設定が自動的に有効になります。

CRRの無効化手順

メニューの「バケット」をクリックします。

バケット選択

CRR設定を無効にするバケットを選択します。

対象バケット選択

「レプリケーション設定」タブをクリックします。

レプリケーション設定タブの選択

「レプリケーションを無効化」をクリックします。

レプリケーションの無効化

ポップアップMSGの内容を確認し、「OK」をクリックします。

無効化の確認

重要

CRRを無効にしても、デスティネーションバケットのバケット・オブジェクトは削除されません。
また、ソースバケット・デスティネーションバケットのバージョニング設定は自動で無効化されません。

さくらのオブジェクトストレージAPIでの設定方法

APIでコントロールパネルと同様の操作が可能です。詳細は APIドキュメント をご参照ください。

操作

メソッド

パス

CRR設定の取得

GET

/buckets/{name}/replication

CRR 設定の作成

POST

/buckets/{name}/replication

CRR 設定の削除

DELETE

/buckets/{name}/replication

注意事項

  • ソースバケット・デスティネーションバケットはいずれもバージョニング設定が必要です。

  • ソースバケットまたはデスティネーションバケットでバージョニングを無効化すると CRR は停止します。バージョニング設定の変更時は注意してください。

  • CRR設定前のオブジェクトは複製されません。

  • CRR設定を無効化しても、デスティネーションバケットのバケットおよびオブジェクトは自動で削除されません。

  • CRR設定を無効化しても、ソースバケット・デスティネーションバケットのバージョニング設定は自動で無効化されません。

  • CRR設定が有効な場合、ソースバケット・デスティネーションバケットは削除できません。CRR設定を無効化後にバケットを削除してください。