シングルサーバコントロールパネル

[更新:2018年3月28日]

サーバ1台単位で個別に操作できるシングルサーバコントロールパネルについての説明です。

1. 概要

シングルサーバコントロールパネルは、管理者がサーバ1台1台を個別に制御するだけの権限を持ったAPIキーを発行し、利用者がそのAPIキーを使用してログインすることで、対象のサーバ1台だけの操作を可能とする機能を持ったコントロールパネルです。

保守委託先の外部業者によるメンテナンス用、学校における学生への演習用など、ユーザ・アカウントをそれぞれ発行するよりも手軽に、コンソール画面操作や電源操作などサーバ1台を操作する上で最小限の機能と操作権限を備えたコントロールパネル環境を提供することが可能です。

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2. 仕様

シングルサーバコントロールパネルで操作可能な機能は以下のとおりです。

機能 許可される操作
リソース閲覧 ・サーバ情報(リソースID・名前・プランなど)の表示
・アクティビティグラフの表示
サーバ操作 ・電源操作
・リモートコンソール操作

参考

APIキーに設定可能なアクセスレベルも通常のAPIキーと異なり、一時的にログインや操作を無効化するための「アクセス不可」および上記機能が許可される「設定編集」の2段階のみとなります

3. APIキーの発行

注釈

ここではシングルサーバコントロールパネル用APIキーの新規作成手順を説明します。通常のリソース操作用APIキー作成手順、作成したAPIキーの編集や削除手順については APIキー を参照ください。

シングルサーバコントロール用APIは、通常のリソース操作APIキーと同様に管理者権限(さくらインターネット会員ID認証)が必要となるため、さくらインターネット会員IDでクラウドコントロールパネルにログインします。

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左のメニューより「APIキー」を選択します。作成済みのアカウントコード一覧が表示されるので、シングルサーバコントロールパネル機能で管理したいサーバを持つアカウントをクリックします。

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選択したアカウントに設定済みのAPIキー一覧が表示されます。シングルサーバコントロールパネル用APIキーの場合はリストの名前右側に「シングルサーバAPIキー」のマークが表示されます。新たに作成する場合はリスト上の「追加」ボタンをクリックします。

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APIキーの新規作成画面が表示されます。

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入力フォームには以下の通り入力します。

APIキーのタイプ(※) 「シングルサーバAPIキー」を選択
名前(※) APIキーの名前を入力
説明 APIキーの用途や目的など必要に応じて記載
アクセスレベル(※) ・アクセス不可: コントロールパネルのログインや操作が行えない状態
・電源操作: シングルサーバコントロールパネルで使用可能なすべての権限
紐付け先サーバ(※) ゾーンと対象となるサーバを選択

※印は必須項目となります

各フォームへの情報入力後、「作成」ボタンをクリックしてAPIキーを発行します。発行完了後の画面ではシングルサーバコントロールパネル画面のログインに必要なAPIキーのアクセストークン/アクセストークンシークレット、それら情報の記載されたQRコード表示ボタン、実際のシングルサーバコントロールパネル画面へのログインボタンなどが表示されます。

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4. シングルサーバコントロールパネルへのログイン

利用者は以下URLの シングルサーバコントロールパネル画面 にアクセスし、発行されたAPIキーのアクセストークン、アクセストークンシークレットの組を入力しログインします。

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ログイン後、該当の1台のサーバのみが操作可能なシングルサーバコントロールパネルが表示されます。

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5. 注意事項

  • APIキー紐付け先サーバの削除またはプラン変更を行った場合は、該当APIキーの削除や変更をお願いします。サーバ状況に応じた自動での無効化や削除、プラン変更後にサーバに付与される新たなリソースIDへの自動変更は行われません。
  • APIキー発行元のアカウントが削除されると、そのアカウントで発行されたすべてのAPIキーが同時に削除されます。