Windows Serverのストレージとバックアップ(増設・メンテナンス前の確認)

[更新:2026年10月22日]

さくらのVPS for Windows Serverで、ストレージを増やす場合、スケールアップやOSの再インストールを行う場合に、確認しておきたい項目を記載します。
各作業の手順は、既存の記事に記載しています。本文書では、作業を選ぶための情報と、作業の前後に確認する項目をまとめます。

ストレージを増やす方法

さくらのVPS for Windows Serverで、ストレージを増やす方法は次のとおりです。

方法

利用可否

詳しい手順

スケールアップ
(上位プランへの変更)

可

増設後に、Windowsでの拡張作業が必要です

ストレージ変更オプション

不可

Windows Serverでは、利用できません

NFS(追加のストレージ)

可

Note

現在よりもディスク容量が少ないプランへの変更は、できません。

標準OSのディスク構成

Windows Server 2025の標準OSでは、1台の仮想ディスクが、次のようなパーティション構成になっています。

パーティション

容量(目安)

内容

1

100MB

システム

2

ディスクのほぼ全体

Cドライブ

3

約720MB

回復(Windows RE)

パーティションの構成を確認する場合
> Get-Partition | Format-Table PartitionNumber, DriveLetter, @{n="SizeMB";e={[math]::Round($_.Size/1MB)}}, Offset
回復パーティションは、Cドライブの後ろ(ディスクの後方)にあります。
「ディスクの管理」の「ボリュームの拡張」は、拡張するボリュームの直後に、未割り当て領域がある場合にのみ実行できます。増設した領域が、Cドライブの直後にない場合は、「ボリュームの拡張」を選択できません。その場合は、増設した領域に、新しいボリュームを作成してください( Windows Server )。

スケールアップの前後に確認すること

スケールアップができない場合

次の場合は、スケールアップができません( スケールアップ )。

  • お試し期間中のサーバー

  • 料金が未納になっているサーバー

  • サーバーを申し込んだ当日

  • 契約時に「Microsoft SQL Server (Web Edition)」をプリインストールしたサーバー

  • 契約時に「Microsoft SQL Server (Web Edition)」と「Microsoft Office」をプリインストールしたサーバー

  • 別のリージョン、別のゾーンへの変更

サーバーを追加した時期が、2019年10月23日より前の場合(V5より前のバージョン)も、スケールアップできません。

作業の前に

  • スケールアップは、サーバーを停止して行います。停止している間は、サーバー上のサービスが利用できません。業務時間外に、時間に余裕を持って実施してください

  • スケールアップ後も、サーバー内のデータと設定は維持されますが、念のため、事前にバックアップを取得してください

  • スケールアップ後も、IPアドレスは変わりません

作業の後に

  1. スケールアップの完了後に、コントロールパネルの電源操作で、サーバーを起動します

  2. リモートデスクトップまたはVNCコンソールでログオンします( リモートデスクトップで接続できない場合の確認手順(Windows Server) )

  3. 「ディスクの管理」で、増設した領域が「未割り当て」で表示されていることを確認します

  4. 増設した領域を、Windowsで拡張します( Windows Server )

  5. アプリケーションとサービスが、正常に動作していることを確認します

バックアップする対象の考え方

標準OSには、バックアップは設定されていません( Windows Serverの利用開始後に確認したい項目 )。バックアップする対象と、方法を決めておきます。

対象

考え方

OS

OSの再インストールで初期化されます
再インストール後に、アプリケーションを
再導入する手順を、控えておきます

アプリケーションの設定

設定ファイルや、エクスポートした設定を保存します

アプリケーションのデータ

保存先のフォルダーを、バックアップの対象にします

SQL Serverのデータベース

SQL Serverのバックアップ機能で、バックアップを取得します
データベースのファイルを、直接コピーする方法は避けてください

ファイル共有のデータ

共有しているフォルダーを、バックアップの対象にします

バックアップの方法には、次のものがあります。

方法

内容

Acronis Cyber Protect Cloud

さくらのVPSで利用できる、バックアップサービスです

NFS

バックアップの保存先として、ローカルネットワーク経由で

Windows Server Backup

Windows Serverの標準機能です
標準OSには、インストールされていません

Note

Acronis Cyber Protect Cloudのマニュアルは、OS領域を含まない論理ボリューム、ディレクトリ、ファイル単位のバックアップとリストアを対象としています。
Windowsなどの有償OSは、ライセンスの仕様により、バックアップしたOSを、ほかのサーバーへリストアできない場合があります。詳細は、上記のマニュアルをご参照ください。

OSの再インストールの前に確認すること

OSを再インストールすると、ディスクの内容は初期化されます( Windows OS再インストール )。

  • 保存したいデータを、ディスクの外(NFS、お手元のPCなど)にバックアップしました

  • アプリケーションとライセンスの再導入に必要な情報(インストーラー、ライセンスキーなど)を控えました

  • 再インストール時に設定する、管理ユーザーのパスワードを決めました( 管理ユーザーログイン )

  • 再インストール後に、Windows Update、Windows ファイアウォールなどを確認する項目を把握しました( Windows Serverの利用開始後に確認したい項目 )

別のサーバーへ移行する場合は、複数のサーバーをローカルネットワークで接続して、データを移動する方法があります( さくらのVPS と for Windows Server のローカル接続手順 )。

それでも解決しない場合

上記の手順で解決しない場合は、公式サポート窓口までご連絡ください。