パスワードポリシーおよび認証条件設定
[更新: 2025年11月13日]
概要
「認証設定」画面における パスワードポリシー設定および認証条件設定について説明します。
これらの設定は、お客様のアカウントの安全性を高め、不正アクセス防止や運用ルールの遵守を目的としています。
パスワードポリシー設定
「パスワードポリシー」では、ユーザが設定可能なパスワードの強度や構成要件を定義します。
セキュリティレベルに応じて、文字数や文字種を組み合わせて設定することが可能です。
設定項目 |
説明 |
備考 |
|---|---|---|
最小文字数 |
パスワードの最小文字数を指定します |
8〜64文字の範囲で設定可能 |
大文字を含める(A〜Z) |
パスワードに大文字の英字を含めることを必須にします |
任意選択 |
小文字を含める(a〜z) |
パスワードに小文字の英字を含めることを必須にします |
任意選択 |
記号を含める |
記号を含めることを必須にします |
任意選択 |
※パスワードはデフォルトで「8-64文字で英数字必須」です。
認証条件設定
「認証条件」では、ユーザがどの環境から、どのような条件でログインできるかを制御します。
組織のセキュリティ方針に基づいて、送信元IPアドレス制限や2要素認証の有効化、ログイン可能期間の設定が行えます。
送信元IPアドレス制限
「送信元IPアドレスを制限する」にチェックを入れると、特定のネットワークからのアクセスのみを許可することができます。
設定項目 |
説明 |
入力例 |
|---|---|---|
許可する送信元IPアドレス |
アクセスを許可するネットワーク(IPv4のCIDRブロック)を指定します |
192.168.0.0/24 |
IPアドレスを追加する |
複数のネットワークを許可したい場合に使用します |
ボタンを押して入力欄を追加 |
2要素認証
「2要素認証を必須にする」を有効にすると、2要素認証が設定されていないユーザはログインできなくなります。
これにより、パスワード漏洩時でも第三者の不正ログインを防止できます。
2要素認証については、 2要素認証 のページをご参照ください。
ログイン可能期間の設定
「ログイン可能期間を設定する」を有効にすると、指定した期間内のみログインを許可することができます。
許可されていない期間は会員でしかログインできなくなり、ユーザは期間外はログインできなくなります。
設定項目 |
説明 |
入力例 |
|---|---|---|
ログイン可能開始日時 |
ログインが許可される開始日時を指定します |
2026-01-01 00:00 |
ログイン可能終了日時 |
ログインが許可される終了日時を指定します |
2026-01-02 23:59 |
※開始・終了日時は24時間形式で入力し、開始日時が終了日時より前である必要があります。
※開始日時または終了日時の片方のみ入力することもできます。