サーバー作成後の最初の手順(SSH接続から初期設定まで)

[更新:2026年10月16日]

さくらのVPSでサーバーを新規に追加した後、またはOSを再インストールした後に、最初に行う手順を記載します。
サーバーの状態の確認から、SSHでの初回接続、管理ユーザーの使い方、通信の許可、OSのアップデートまでを、順に説明します。
本文書は、標準OS(Linux)を対象としています。さくらのVPS for Windows Serverをご利用の場合は、 さくらのVPS for Windows Server利用開始チュートリアル をご参照ください。

事前情報

あらかじめ用意するもの

標準OSの初期状態

標準OSのUbuntu 24.04、Rocky Linux 10では、サーバー作成直後(OSのインストール直後)の状態は次のとおりです。ほかのOSでは異なる場合があります。

項目

初期状態

管理ユーザー

Ubuntuは ubuntu 、
Rocky Linuxは rocky

rootユーザーでのSSHログイン

できません
(パスワードでのログインは不可、
公開鍵も未登録のため)

sudoのパスワード

Ubuntuは必要です
Rocky Linuxは不要です

OS内のファイアウォール

有効になっていません
(ufw、firewalld)

Note

管理ユーザーのパスワードでのSSHログインが有効かどうかは、OSのインストール時の設定によって異なります。
パケットフィルターの設定も、OSのインストール時の設定によって異なります。コントロールパネルで確認してください( パケットフィルター )。

手順

Step1. サーバーの状態とIPアドレスを確認する

コントロールパネルの「サーバー」から対象のサーバーを選択し、電源の状態が「稼働中」になっていることを確認します。
「停止中」の場合は、電源操作で起動してください( 電源操作 )。
契約情報に表示されているIPアドレスを、控えておきます( IPアドレスに関するご質問 )。

Step2. SSHでサーバーに接続する

お手元のPCから、管理ユーザーでSSHの接続を行います。

公開鍵認証で接続する場合
$ ssh -i ~/.ssh/id_rsa ubuntu@XXX.XXX.XXX.XXX
パスワード認証で接続する場合
$ ssh ubuntu@XXX.XXX.XXX.XXX

ubuntu の部分は、ご利用のOSの管理ユーザー名に読み替えてください。 ~/.ssh/id_rsa の部分は、お使いの秘密鍵のパスに読み替えてください。

初回の接続時には、次のようにホストキーの確認が表示されます。

The authenticity of host 'XXX.XXX.XXX.XXX (XXX.XXX.XXX.XXX)' can't be established.
ED25519 key fingerprint is SHA256:XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX.
This key is not known by any other names.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?
これは、接続先のサーバーを初めて確認する際の表示です。 yes と入力すると接続が続行され、接続先の情報がお手元のPCに保存されます。
次回以降は、この確認は表示されません。

Note

表示されたフィンガープリントが、接続先のサーバーのものか確認する場合は、コントロールパネルのVNCコンソールでサーバーにログインし、次のコマンドを実行してください。表示された値が、一致していることを確認します。
VNCコンソールの使い方は コンソール をご参照ください。
$ ssh-keygen -lf /etc/ssh/ssh_host_ed25519_key.pub

OSの再インストール後に、同じIPアドレスへ接続すると、ホストキーが変わったという警告が表示されます。この場合は、お手元のPCに保存されている古い情報を削除してから、接続してください。

古いホストキーの情報を削除する場合
$ ssh-keygen -R XXX.XXX.XXX.XXX

接続できない場合は、 SSHでアクセス出来ない場合 をご参照ください。

Step3. 管理者権限が必要な操作を実行する

標準OSでは、rootユーザーでは直接ログインしません。管理ユーザーでログインし、管理者権限が必要な操作には、コマンドの前に sudo を付けて実行します。
例えば、Ubuntuでは次のようにします。
$ sudo apt update
sudo を実行したときに求められるパスワードは、ログインしている管理ユーザー自身のパスワードです(rootのパスワードではありません)。
Rocky Linux 10では、管理ユーザーは sudo をパスワードなしで実行できます。

パスワードが分からない場合は、 ログインできない・管理者パスワードが分からない場合の対応 をご参照ください。

Step4. 通信を許可する

初期状態では、SSH(22番ポート)以外の通信が許可されていない場合があります。Webサーバーなどを公開する場合は、必要なポートの通信を許可します。
パケットフィルターは、コントロールパネルで設定します( パケットフィルター )。標準OSのUbuntu 24.04、Rocky Linux 10では、OS内のファイアウォールは初期状態で有効になっていないため、パケットフィルターで許可すれば通信できます。
OS内のファイアウォールを有効にした場合は、そちらでも通信を許可してください。

両者の違いは コントロールパネルとOS内の設定の違い を、Webサイトが表示されない場合の確認手順は Webサイトが外部から表示されない場合の確認手順 をご参照ください。

Step5. OSをアップデートする

標準OSは、サーバーを作成した時点のパッケージバージョンで提供されています。最初に、OSのアップデートを実施してください。
手順は セキュリティアップデート をご参照ください。

Step6. 初期セキュリティ設定を行う

一般ユーザーの作成、SSH接続の設定、ファイアウォールの設定など、サーバー作成直後に設定しておくべき項目を、 サーバー作成直後に設定しておくべき初期セキュリティ設定 に記載しています。
公開鍵認証への変更は SSH接続の設定変更方法 を、公開鍵の登録は SSH公開鍵の追加 をご参照ください。

完了の確認

次の項目を確認してください。

  • 管理ユーザーで、SSHでログインできる

  • 管理者権限が必要なコマンドを、 sudo で実行できる

  • 公開するサービスのポートが、パケットフィルターで許可されている

  • OSのアップデートを実施した